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青が散る (文春文庫 (348‐2))

青が散る (文春文庫 (348‐2))
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ユーズド:¥ 1より »
出版:文芸春秋
カテゴリ:文庫
ページ:478頁
JAN:9784167348021
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で123461位
おすすめ度:

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レビュー
青春の儚い夢 Date:2009-04-14
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 受付窓口で出会ったかわいい女の子、夏子につられるようにして、もともとたいして入りたくもなかった新設大学に入学した主人公、遼平。最初は大学に入ったところで何の目的もなかった遼平だが、次第にテニスにのめり込んでいく。テニスと恋愛、さまざまな個性的な人との出会いを通して遼平が成長していくさまが描かれています。

 文庫本の解説にも書かれていましたが、登場人物たちはみんなエネルギーにあふれていながらもどこか醒めた目を持っているし、皆それぞれの挫折を大なり小なり経験して卒業していきます。そのような人たちの生き様がたくみに描かれています。

 大学の新入生なんかが読んでも楽しいでしょうし、あるいは大学時代が遠い過去になった方々が読んでも、懐かしくちょっと切ない気持ちになるんじゃないでしょうか。私も折に触れて読み返してしまう小説です。
名作 Date:2009-02-09
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僕は、ちょうど燎平や夏子と同じく卒業間近の大学生ですが、いま読むとこの作品の素晴らしさが分かります。
あるよな-、そういうのって何度も思いましたし、普通の大学生がまっとうに生きている姿が描かれていて、非常に、本当にリアルです。リアルというのは、現実と同じく苦しさや哀しみが描かれているからというわけではなく、作者の人間を見る目というか、宮本輝さんの才能なのでしょう。
読むと確実に、何かを得られる作品だと思います。
人間の駱駝(らくだ) Date:2008-09-21
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青春小説で何かオススメない?と聞かれたら真っ先にこれをお薦めすると思う。恋愛の悩み、将来への不安と希望、友情、さまざまな青春の要素がこの物語には詰まっている。

若干言い回しに時代を感じるが、読み進めていけば作品の世界にどっぷりつかり気にならなくなるでしょう。読み終わった後の余韻がすごくて、僕は読み終えて半月くらいずっとこの作品の場面が頭をぐるぐるしていました。

話の中に、フォークシンガーになる友人(ガリバー)が歌う「人間の駱駝」という歌があるのだが、これがすごくいい。80年代にドラマ化された時に、ガリバーを演じた大塚ガリバーという俳優が歌を出したので聞いてみて下さい。この歌詞がまた作品を一層深い物にしているので。
2008年の今読んでも全く違和感がない Date:2008-08-08
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1982年に発行されたのだが、2008年の今読んでも全く違和感がなく、まさに青春小説だった。特に燎平の夏子に対する気持ちは読んでいて切なかった。夏子が大好きなのだが、自分が夏子を幸せにできる自信がないまま告白することもできず、ずっと夏子を見守っていた。そんな夏子が別の男と関係をもっても、強引に自分のものにしようとせず、夏子のことを見守り続けた。最後に夏子の気持ちが自分に向いたときには、これで燎平の苦労も報われると思ったのだが、どこまでも自分に正直な燎平は祐子と関係を持ったことを言えず、夏子と結ばれることなく終わってしまったのは本当に切なかった。また、テニスに関しても本当に一生懸命打ち込んでいる様子が丁寧に描かれており、燎平とポンクの試合は現実のテニスの試合を思わせるほどしっかりと描かれていて手に汗握った。
こんな小説は、他に殆どないです。 Date:2006-12-02
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本嫌いの人にお勧め。
よくあるイケメン&美女ばかりの割には内容がショボイ日本ドラマや、
ピンチになりながらも結局上手く行くマンガに嫌気が差した方にもオススメ。

小説がいかに面白く夢中になれるものかがわかり、分厚いページ数が減っていく悲しさを実感できる小説です。
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