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彗星物語 (文春文庫)

価格:¥ 660 (税込)
出版:文藝春秋
カテゴリ:文庫
ページ:427頁
JAN:9784167348137
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で90054位
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レビュー
さあ、これからだ Date:2009-12-17
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 太宰好きの私は、「惜別」を思い起こしながら読んだ。
 太宰「惜別」の<周さん>(若き日の魯迅)と同級生たちとの別れの場面は、
どこか、湿っぽい空気を感じる。けれども、この作品の別れの場面からは、湿
っぽさをまったく感じない。
 作中、<突如、彗星の如く>という言い回しが何度か繰り返される。人みな、
――そして、犬も――彗星が形を変えた、かりそめの姿だとすれば、一度めぐ
り合った以上、また、いつか必ず、めぐり合える。そんな思いが、作中の空気
として、充填されているからだろうか。別れを惜しむのではなく、再び、会え
ることに対する期待、楽しみが、別れの場面には、ある。

 <さあ、これからだ>。この言葉が、作中、どのように登場するか。気になっ
た方は、手にとって、ご確認のほどを。
 
13人と1匹のちょっとリアルなホームドラマ Date:2008-12-21
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大きな金木犀のある家に集まった、13人と1匹のちょっとリアルなホームドラマを描いた小説。小学6年生と50代主婦の視点から語られ、ジャストに読みそうな年代の主観をあえて(?)はずしていることで、あくまで客観的にそれぞれのキャラクターに感情移入できそうで、そんなところがおもしろい。おじいちゃんが読んでも、お父さんが読んでも、若者が読んでも、外国の方が読んでも、もう犬が読んだって、それぞれの楽しみ方ができる名作である。

突如、彗星の如く。ハンガリーから留学生のボラージュが城田家にやってくる。親子の、夫婦の、家族の、兄弟の、友達の、恋の模様を、葛藤を、対立を、交流を描きながら、留学生ボラージュは、そしてそれぞれ自身は、いったいなにを得、なにを家族に残していくんかなぁ。。という物語。

家族のありとあらゆる事象が詰まっていて、感慨深くもなるシーンも多々ある。そしてなにより、じいちゃんのかっこよさにほれてしまう。まさに、「ほれてまうやろー!」のごとくである。
家族ってなんだろう Date:2008-11-06
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外国人留学生ポラージュが来た事によって、様々な事件が巻き起こる。家族ってなんだろうと考えさせられる作品だった。

すぐに他所の犬に手を出してしまう愛犬フック。フックアップ(hook up)は英語でナンパするって意味なんだけど、作者はこの名前を意図的に付けたのだろうか?
ちょっと時代の古さを感じさせるような・・・ Date:2008-10-26
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人間味のあるストーリー、大家族の泣き笑い、それぞれの登場人物が個性的で豊かに様々なエピソードを形作っていく。ほろっとさせるような人情話でよかったが、若干、描かれている時期が古い感じがした。初出平成4年とのこと。感覚的には20年前くらいの日本を見ているようだった。
これがホントの家族の姿なんだろうなあ Date:2008-02-29
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素晴らしい読後感を与えてくれた本でした。家族が多ければいろんな事がおこるけど、笑顔もそれだけたくさんあるのよね、私にこの本を勧めてくれた方の言葉です。最近は、何が正しい家族の在り方か、教育かと子を持つ親には肩身の狭い議論が盛んですが、家族の在り方に正解はない…その時その時最善と思えることを精一杯やっている、家族のその姿こそが大切なのだ…そう思えました。この本に出会えたことに感謝します。
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