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行方不明者 (文春文庫)

価格:¥ 700 (税込)
出版:文藝春秋
カテゴリ:文庫
ページ:376頁
JAN:9784167451103
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で23835位
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レビュー
なにかもの足りない Date:2009-10-06
おすすめ度
朝食の途中でこつ然と姿を消した四人家族とその事件を
追うルポライター。
電車での痴漢騒ぎをきっかけに通り魔殺人犯を監視する
ことになる売れない若手作家。
更に今回の四人家族の失踪事件の数年前に発生した同じく
四人家族の惨殺殺人事件。
これらの事件が一体どこでどのように結合するのか?

最後に明かされる犯人の実像とその動機には大きな?を
抱かざるを得ない。

予想外の結末であったが、複雑なプロットの構成に懲りすぎて、
犯人の動機や心理状態の描写が少ないことから共感を得る部分
が少なかった。
「〜者」の中では一番出来が悪い Date:2009-10-03
おすすめ度
断っておくが私は折原ファンである。
しかし、今作品は「ちょっとなぁ」という感じである。
話に無理が多いような気がしてならない。
詳しくはネタばれになるので書くのは控える。
まぁ、読んで損はしないと思うが、
折原一の水準は保っていない。
レビューのタイトルどおり「〜者」シリーズの中では最悪の出来だろう。
コアな愛読者以外にはおすすめしない。
間違っても折原一の未読者は最初に手にとられないように。
一気に読み切ってください! Date:2009-10-03
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一家失踪事件と連続通り魔事件という一見関係のない二つの事件が並行して語られていき、最後はひとつに繋がっていくというミステリー作品。

いわゆる、叙述トリックを使った作品は好きですが、この作品に関しては、複雑すぎて途中でわからなくなってしまいました。
たぶん、通勤途中に、少しずつ読み進めていったのが原因・・・この手の作品は、一気読みした方が面白さが増すと思います。
そういう意味では、結末に向けて、読者を引っ張っていく力がある作品なので、まとまった時間が取れる時に、読み始めることをお勧めします。

最後の結末は、少し唐突で、強引な気がします。
悪い人ばかり・・・?
そんなところも加味して★3つ。
今度は、一気に読み切りたいと思います!
エンターテインメントに徹した、独特の“折原マジック”を堪能する Date:2009-09-06
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本書は、“叙述ミステリーの第一人者”“語りの魔術師”、と呼ばれる折原一42作目の作品の文庫化であり、お馴染みの<・・・者>シリーズの書下ろしである。

埼玉県蓮田市で、一家4人が忽然と姿を消した。朝食を食卓にのせたまま・・・。ライターの‘私’こと五十嵐みどりは、取材を通じて、家族の“闇”を浮き彫りにしてゆく。同じ頃、売れない推理作家の‘僕’は、謎の通り魔事件に遭遇して・・・。

折原作品の特長は、過去から現在へとつながる一連の事件をばらばらのピースに分解して、さも「同時進行の別々の事件・エピソード」のように“見せかけ”てストーリーを進行させてゆくところにある。

それらは一般のミステリーで言うところの「伏線」とは異なり、まさに“叙述・語りのミステリー”の体裁をとっている。そしてラストで「過去」と「現在」が激しく交錯して、それぞれのピースがひとつの時間軸のなかで見事にはめ込まれ、真相へとなだれ込むのである。

読者はそれぞれの物語の関連と、落ち着く先が最後まで分からない。知らないうちにサスペンスフルなストーリー展開に没頭してしまい、最後の最後に騙されていたことに気づくのである。

本書も、その例外にもれず、一家失踪事件とそれに先立つ一家4人惨殺事件、そして通り魔事件という、一見して別々の同時進行に見える事件が、どうつながってくるかというのが最大の読みどころになっている。

本書で読者は、エンターテインメントに徹した、一般のミステリーとは一線を画した、独特の“折原マジック”を堪能することができる。
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