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我らが隣人の犯罪 (文春文庫)

価格:¥ 510 (税込)
出版:文藝春秋
カテゴリ:文庫
ページ:253頁
JAN:9784167549015
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で58825位
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レビュー
お勧めの一冊 Date:2010-01-16
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短編が5つ集まったとても読みやすい殺人事件を含むサスペンス。巧いこと考えるなぁって感じ話です。一番良いのは、「祝・殺人」っていう4つ目ですね。
さわやか〜黒くない Date:2007-08-02
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この本は宮部みゆきが書いたショートストーリーがまとめられた作品です。
内容は主人公が小学生、さえない刑事、平凡な作家などと多種多様な一癖ある人物たちで、共通する部分はミステリでしょうか。全部が事件の謎解きというわけではなく、目の前の問題を普通じゃない奇抜な考えと行動で乗り越えていく、といったところです。
短いわりには読みごたえもあり、内容も重くないので、ちょっとした時間に読めてしまいます。

ちなみに、自分は登校中電車に揺られて読みました。
ほのぼのとしたミステリ Date:2007-03-21
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 ミステリ、と言えば必ず死体が出て来るもの。そう思ったら大間違い。犯罪が起きなくてもミステリは存在するのです。宮部作品は、長編はもちろん読み応えもあるし、時代物もおもしろい。でも私は、こういった短編集が結構好き。短い話で読者を満足させるのって、結構大変なことだと思うからです。

 この中で一番好きなのは、『サボテンの花』。小学生の子どもたちが卒業研究にサボテンの超能力を証明する、という課題を選びます。担任教師は猛反対。しかし、本来研究課題は自由であるはず、と退職間近の教頭先生は子どもたちの味方になります。この教頭先生、一部の教師や親からは反感を買っている”教師らしくない教師”なのです。つまり、子どもたちの味方。子どもをきちんと”人間”として扱っている立派な大人。だからこそ、「校長」にはなれないらしい。
 子どもたちがどうしてそんな研究課題を選んだのか。それが卒業式のあとわかるのですが・・・ちょっと泣けます。学校にこんな先生がもっといたら。親がこんな風に子どもを見つめていたら。子どもたちにとって世の中はもっと楽しいところになるはずです。

 とても短い小説なのに、すごく心に残ります。「火車」とか「理由」とか、分厚い長編もいいんですが、こういう子どもたちの気持ちが丁寧に書かれている作品も大好きなのです。そういえば、『サボテンの花』が舞台になるんですよね。それも見てみたい気がします。
のちの作品の原点ともいえる短編集 Date:2006-12-29
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のちの宮部作品に大きく影響を与えたであろう5つの短編から構成されています。
一番のお気に入りは「祝・殺人」です。「長い長い殺人」や「模倣犯」といった作品の原点ともいえる短編です。表題作の「我らが隣人の犯罪」や「サボテンの花」からは、のちの「今夜が眠れない」や「夢にも思わない」といった少年を主人公としたユーモアを交えた作品を思い起こします。
ただ最近の秀作を知っているだけに、それらと比べるとやや物足りなさを感じるのは私だけでしょうか。宮部作品にはどうしても強く期待してしまいますので。
出発点という印象 Date:2006-12-29
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作者は本作以前にもサスペンス風の長編を発表していたが、お世辞にも良い出来とは言えなかった。本作もミステリとして読むとガッカリするが、登場人物たちの人間模様をほのぼのタッチで描いた人情物として読めば良い出来だ。

中でもタイトル作が秀逸で、ストーリー展開と最後のオチがうまく融和している。作者の風貌からか、こうした人間の機微を描く作風が合っているのだと思う。個人的には、本作を作者の飛躍のベースとなる出発点と評価している。
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