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イニシエーション・ラブ (文春文庫)

価格:¥ 600 (税込)
出版:文藝春秋
カテゴリ:文庫
ページ:272頁
JAN:9784167732011
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で2498位
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 『イニシエーション・ラブ』に驚く [ Mの日記@古本T「たまにはストレート・ノー・チェイサー」 ] at 2009-03-11 08:56:14
だいぶ前に書評家の北上次郎がえらく驚いていたのを読んで、気になっていたんだけど、門前仲町の「ブ」105円コーナーで手に入れたので、先日読んでみた。 『イニシエーション・ラブ』乾くるみ(文春文庫) 学生時代だった80年代、携帯電話を持つようになるなんて想像もつかなかったけど(アパートの自室に電話も無かったし...)、この小説はそんな頃の話し。 その当時(80年代後半か)の風景がよみがえってくるようなTV番組やバブルへと向かうころの世相などがあちこちに出てくる。どうということのない、言ってしまえばベタな青春小説なんだけど、なんだかページをめくってしまうのだ、これが。不思議と読ま...
 イニシエーション・ラブ [ グッドクール総研別棟書架 ] at 2007-04-24 12:13:06
注意! 文中に作品の本質に触れる書き込みがあります。未読の方は要注意。 驚愕のラ
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レビュー
読む前と後では物語の顔が変わります。 Date:2010-02-07
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読んでいて違和感を感じながら、
最後に落とし前をつけてくれました。
小説だから成立する仕掛けは読んでいて楽しい。
驚きは恋愛小説だっていうところで、
読んだ後、本当に全く違う小説に生まれ変わります。
きもちよくだまされました Date:2010-02-03
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ラスト数行で…が気になり読み始めました。
まさにその通り、また読み返して楽しみました。
ぜひ、お勧めします。
オチの妙というより構成の妙が光る小説 Date:2010-01-30
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個人的にオチ自体は驚愕というほどでもないと感じました。
その代わり、「ということは・・・」と物語を改めて振り返ってみると、細部に亘って非常に緻密に構成されている小説だと感じました。

一読すると、平凡ともいえる描写やエピソードの多くが、オチを知った後で読めば「このエピソードはこういうことだったのか・・・」と、再解釈した時にある種の快感が得られました。奇妙なラブストーリーではないだけに、再解釈による面白さが増すのかもしれません。また、時代設定も重要な仕掛けだと言えるでしょう。

作者の構成力がキラリと光るラブストーリーです。
ちょっと例を見ない傑作 Date:2010-01-23
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分厚いミステリーが全盛の昨今で、これはまた頼りないほど薄い、でも堂々とした傑作。
それこそLPレコードのAB面や音楽テープを聴く47分程度で一気に読み終えることができる。
またそうして読むべき本だ。間を空けて読むことはすすめられない。
「ミステリー」のカテゴリーの本であるとか「最後から2行目で全く違った物語に変貌する」といううたい文句とかの予備知識なしで読んだら、まず10人が10人この本の仕掛けに気がつかないだろう。
ただの生あったかくてくすぐったくてほろ苦い初体験物語を読んだとしか思わずじまいなはず。ところどころやや違和感を感じたとしても。
この違和感も、まったく感じないように書くこともできたはずなんだ。これは作者のフェアプレイ精神に感服する部分。
どんでん返しも、読んだ瞬間あっとのけぞるようなものではなく、じわじわ来る。
このじわじわ来るのがまた怖い。
うたい文句を知っていて読んだにもかかわらず、読後すぐの僕の頭には「?」がいくつも飛び回り、ややしてから「あ、そういうことね」と気付く。そこから記憶をたどっていくうちついに、ちゅどーん!真相につきあたる。
説明してくれる探偵役はいない。読者が自分で気づく。
巧妙だ。
ミステリーでありながら、だれも死なない。不幸になるものはひとりもいない。
だれかが不幸にならなくてもミステリーは成立するということを証明しただけでも偉大な作品だ。
「『2度読みたくなる』と言っても、2度目に読むのはただトリックの確認作業としてだけじゃないか」と言っているレビュアーもいるけど、ぜんぜん違う。
2度目は、ハッピーエンドのお話として読みたくなるんだよ(●^o^●)。
僕は2度どころか3度読み返したけど、やっぱりマユはいじらしくてかわいい女の子だと思ってしまうんだ。
男ってバカだねー。
コマシャ―ルというもの Date:2010-01-18
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わたしはこの本と出合うまで乾くるみさんという作家やこの本がそんなに大ヒットしたことなど知らずに
この本を読むことになったのは表裏表紙や帯等に書かれた「必ず二回読みたくなる」、絶賛、傑作ミステリー、仰天作、人生で初めて薦めた本です、鬼才乾くるみ、驚愕作!等の宣伝の言葉でついつい購入そして読んでしまいました。確かにこの小説でのLOVEは現代の少年少女の恋愛とはかけ離れたものかもしれないし作品中に究極の喜怒哀楽や戦慄や幸福論的な哲学などはなかったかも知れないですし少女趣味のおじさんの作品と見れば複雑な気分になるかもしれませんが、私はほどよく楽しめたような感じがします。
逆に眉間にーをよせながら読むミステリーや究極の恋愛小説などは時にはいいですが、毎日読むのは冬でもあつくるしいと感じてしまうせいかもしれません。言葉を選び難解な解釈を要する小説とは対をなすこの作品はフレーズフレーズが音となってその場限りで消えていくような軽快さと安心感のなかでのときめきやおどろきが心地よいリズムとなってきます。2時間ドラマで20才前後の美男美女が演じると似合いそうな設定。
読者の心の中に何かが残すとかまたは人生をかえるようとするような強い主張もないですが、のんびりとしたゆるーい作品だからよかったと思います。実はこういう私も別のゆるーい作品では数々の嫌悪で本を投げ出したり無駄な時間を使ってしまったという自己嫌悪感などを経験しているので、この本も全ての人には受けいられないと思います。でもほんのひとときでも安心感のあるときめきとスリルを味逢えたこの小説に出会うきっかけとなったコマーシャルの数々の言葉は私にとってよかったです。
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