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日本「半導体」敗戦 (光文社ペーパーバックス)

価格:¥ 1,000 (税込)
出版:光文社
カテゴリ:単行本(ソフトカバー)
ページ:249頁
JAN:9784334934699
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レビュー
国内でのイノベーションのジレンマの好例 Date:2010-01-12
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大戦中のゼロ戦から見られるように、日本は職人的技術力はあるのだが、長期的展望とコスト意識の欠如、組織的弊害などから結局は量産型の諸外国に遅れをとる例を半導体で示している。

本文内で下記の記述が日本の状況を的確に簡潔に表していように思えた−
日本が得意とする極限性能を追求する要素技術や高品質DRAMを生産する技術と違って、コスト低減を目指した技術というのは地味で泥臭いイメージがある。日本はこのような技術を「低級な技術」とみなしたのである。しかしこれも1つの重要な高度な技術である。例えば米国のマイクロンテクノロジーが日本の半分のマスク枚数でDRAMを生産したと聞いて、これに挑戦した日本半導体メーカーもあったからだ。しかし、「やってみたができなかった」のである。

著者の主張はわかるのだが、パワーポイントとそのレジュメを書き下したかのような本文の構成と、本書で必要とは思えない半導体の比較的詳しい製造過程の説明や、筆者の旅行記のために厚さの割に内容は薄く感じられる。
技術を知って初めて書ける、本当の経営分析本 Date:2009-12-19
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よく経済学者が日本の技術、メーカーについて論じますが、
いまいちモヤッと感が残っていました。

この本を読んでそれが何故か分かりました。
経済学者って本当の技術現場を知らないのでどうしても
表面的な議論になっているんですね。

著者はもともとバリバリの技術者で、日本の半導体産業がなぜ衰退したかを
技術に踏み込んで書いており、凄まじいほどの説得力がありました。

また、図表など随所に分かりやすくする工夫が散りばめられており、
読みやすく、理解しやすい本でした。

文系、理系どちらの方にもお勧めの一冊です。
基本的には正しいと思うが Date:2009-12-18
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「日本の半導体業界は、過剰技術、過剰品質の病にかかっている」というのが、著者の意見。
正しいと思う。

途中、筆者の世界旅行の自慢?が入ったりするなど、ビジネス書としてはいまいちだが、
半導体業界にいるものは一度読んでおいたほうがいい。
同様の問題は日本中の産業がかかえている Date:2009-12-06
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文字が大きく、平易な表現で、図表を多く交えてあるので短時間で読みきることができます。
本書で行われている問題提起は、専門家として半導体分野に限定した控えめな表現となっていますが、同様の問題は今や日本中の産業がかかえていると思います。本書最後の「BRICs諸国での日本の存在感がいかに薄いか」という問題提起は、今や日本中で取り組まなくてはならない最優先課題だと思いました。
すばらしい本です Date:2009-11-28
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この本は、半導体を通して、日本の組織あるいは日本人が一度成功するとバカバカしいほど硬直化することが語られています。技術の変遷と国際的な企業間競争のことしか書かれていませんが、見事に日本文明論になっています。自動車、鉄鋼、カメラ等の世界の最先端を走っていると自認する企業人は読まれたほうが良いでしょう。自己改革ができない企業風土では必ずこうなるという教科書ともいえます。「坂の上の雲」のあと日本陸軍、海軍が同じ道を歩んでいたと思います。
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