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ヴィーナス・プラスX (未来の文学)

原著 Theodore Sturgeon , 翻訳 大久保 譲
価格:¥ 2,310 (税込)
出版:国書刊行会
カテゴリ:単行本
ページ:305頁
JAN:9784336045683
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で193705位
おすすめ度:

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レビュー
面白いですよ。 Date:2009-10-08
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男女の性差が無くなった社会に突然放り込まれた男の驚きを描いたユートピア/ディストピア小説です。
3回転くらい捻った小説ですので、楽しく読むことができました。
が、後半主人公に性差の違いは社会的教育による洗脳に過ぎないとする書簡が登場しますが、
なんか読んでいてつまんなかったです。もっと上手く物語の中に表現することはできなかったのでしょうか。
ともあれ面白いので読んで損は無いです。
夕食のあとの暇な時間に読むのにちょうど良いです。
傑作プラス? Date:2009-01-18
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 他の人のレビューを見てもすこぶる評判のいい作品で、確かに文句なしにおもしろく、ラスト・シーンも抒情的でよかったのだが、あちこち読み返してみて、考え込んでしまった。
 というのは、スタージョンは、こういう結末にするつもりで書き始めたのではなく、より意外な結末を狙って、途中で思いついたアイディアに変えてしまったのではないか、という気がするのだ。なお、ここで言っているのはフィロスの秘密のことではない。特に、レダムがいつ造られたのかという点については矛盾が出てくると思うし、その他にも、ミステリ的な伏線の観点からすると、不自然でアンフェアな記述が散見される。
 ミステリ的といえば、レダムの章と交互に置かれている50年代アメリカの家族のパートが、小説のテーマをより際立たせるためだけでなく、このオチに対するミスディレクションの役割を果たしていると言えるかもしれない。
タイトルがおかしいような Date:2007-08-17
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ヴィーナスにXを足してもX染色体が3つになるだけでは・・・?
などと屁理屈をこねつつも絶賛してしまった小説です。
愚鈍なる私は一つとして展開を先読み出来ませんでした。

ジェンダーやユートピアに流行り廃りがあるとすれば
今は少し流行から外れた時期と言えるかもしれません。
この小説はそうした「時代」に左右されることなく、
確実に「未来」の文学と言えるだけのアドバンテージがあると思います。

非常に面白い。装丁も素晴らしい。できればもう少し廉価に。
スタージョンの作品を買いつくすのは財布に厳しいのです。
面白い! Date:2005-08-20
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この本を手にするまで知らなかったのですが、国書刊行会から「未来の文学」と題された五冊が出版されていて、そのうちの一冊が、このスタージョンのヴィーナス・プラスXだったんです。
まさに突然見知らぬ世界にトランポートされた男のお話ですが、我が身に置き換えて想像して見て下さい。ある日目覚めると知らない世界に居て、しかもそこは両性具有の世界だったなんて、貴方(貴女)ならどうしますか!
シオドア・スタージョン作品の中では比較的読みやすい(理解しやすい)方だと思います、是非スタージョンの世界をご堪能下さい。はまりますよ!
スタージョンの温かい視線。 Date:2005-06-04
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難解といわれるスタージョンの長編の中では、至極まともで読み易い。レダム世界とアメリカの何気ない日常を交互に語って、男女の性差の問題を問いかけるという手法も、冗長になりがちな展開に変化を与えて秀逸。二つのエピソードはラストにいたるまで一度もリンクしないのだが、描かれている事柄はお互いを補いあうような形で相乗効果をあげている。生物学的な見地から、日常の言葉遣いから、社会の立場から、子供とのふれあいから、スタージョンは様々な男女の性差の垣根の低さをアピールしていく。いま読んでも、なるほどと納得してしまう。スタージョンの視線は、どことなく温かく、それが強く伝わってくる。本書を読んで、さらに彼のことが好きになってしまった。孤高だ、難解だ、といわれるスタージョンはやはり『愛』においてとても甘い作家なんだなあ。
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