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サヨナライツカ (幻冬舎文庫)

価格:¥ 520 (税込)
出版:幻冬舎
カテゴリ:文庫
ページ:267頁
JAN:9784344402577
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で71位
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レビュー
悩ましいですねー。 Date:2010-02-10
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もともとは、映画を観てから原作が読みたくなって一気に読んでしまいました。映画の終わりかたもどうかと思いましたが、原作については もっとどうかと思いました。。。映画を観ずにこの本を読んでいたらまた感想が違っていたのかもしれませんが、恋愛というよりただ過去の懐かしい日々に寄りすがっている時の止まった二人ですかねー。映画は、なんとなくお互いフェアなんじゃないかな?まーこれでも良いか的に許せましたが 原作にいたっては本当にただ ただずるい男というかすべての設定が可哀想な感じで 同情も出来ないし こんな主人公もイヤだし、女もイヤだし、奥サンも可愛そう。。。とか言いながら泣いちゃいましたけどもね。手紙のやりとりでもなんて未練ありありなのぉー嬉しくないし〜と(勝手な感想ですが。)後半になればなるほど鮮明に書かれていたぶん色あせていくというか 本当に悩ましい作品でした。前半でも半ばでも本にのめり込めましたが、後半から客観的になってしまい えー。。。と言いながら読み終えてしまいました。
感動 Date:2010-02-10
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 映画に興味があり、その前に読もうと購入しました。25年後に再会したあたりから涙がとまりませんでした。

 あまりみなさんは良い評価をしていないようですが、私はこんなに号泣したのは初めてです。

 人は人生の中でたくさんの恋愛をするとは思いますが、本当に愛した人、忘れられない恋愛はあると思います。
私にも一緒になりたかった人とは一緒になれなかった経験があり、主人公の気持ちがわかります。本当に愛していればこそ忘れられないものだと思います。また、いい思い出として残るものです。

 恋愛について良い、悪いはあるとは思いますが、現実的に読むと共感できないのではないでしょうか。もし、この主人公なら、と思いながら読めば共感できるかと・・・。

 恋愛をたくさんしている方、思い出のある方が読めばきっと涙が止まりません。

 
電車の中では読まないほうがいい Date:2010-02-09
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先に映画を観てしまった自分。
人物関係や登場人物の行動の動機など、どうにも腑に落ちず、
「こんなに冗長でワケのわからない映画の原作って、一体どんなのなんだ?」
と、逆に興味を持って読んでみた。

驚いた。
すごい切なくて泣ける話だった。
原作を読んでから映画館に行けば、かなり感動したような気がする。
映画、大雑把すぎるよ。ここでいう話じゃないけど。

自分の一生をかけて愛する人を見つけられた喜びと、
しかし、その愛が決してかなわないことがわかっている絶望的な悲しさ。
生が終わる瞬間まで、2人が一緒に過ごした4ヶ月間の記憶とともに生き、
豊を愛し続けた沓子の人生の意味を考えると、愛の残酷さを思わずに
いられない。

辻仁成特有のナルシシズムにあふれた文章が鼻につくが、
まあ、それはそれ。
ていうか、今回はあの文章が全体を盛り上げてる感もあるしね。

最後にアドバイス。
歳をとって涙もろくなった中年男女の皆さんは、電車の中では
読まない方がいいと思います。
忘れられない人 Date:2010-02-07
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映画を見て 5年ぶりに原作を読み返しました。
以前読んだ時も号泣したのですが、やはり今回も涙が止まりませんでした。

今回読んでいて思ったのは、「マディソン郡の橋」と主題が同じではないか・・という事です。

著者の文学的才能をうんぬん言えるほど、私には文才がありませんが、
私は 著者の言葉の選び方が好きです。

人は自分が経験したことのないことは理解するのが難しいということを
他の皆さんのレビューを読んで感じました。

人生経験、恋愛経験は十人十色ですが、
精神的にも性的にもピッタリと隙間なく合う、
本当の意味で相性の良い相手に巡り合ったことのある人なら
この小説の深みを読み取ることができるのではないでしょうか?
これ以上の相手はいないとわかっていながらも 
状況が許さずに、結ばれない恋を経験した人には
表現の一つ一つに共感できるところがあると思います。

人生は一度きり いつの瞬間にも選択を迫られ
否応なしに選択をしつつ生きている
選択できなかったからといって それが本物の愛ではなかったとは言い切れない。
忘れられない人がいながら 別の人と家庭を築いていたとしても、
それが 嘘の人生であるとも言えない。

選択しなかった人生を 時には悔やみつつも
自分の選択が正しかったと納得できるように、もがき努力するのが人かもしれない。

若く美しかった頃 お互いを貪るように夢中になって狂おしいほどに愛し合った日々の思い出を持つ人は
何もない人生を送る人よりは 
苦しいながらも幸せなのではないでしょうか。


でもその半面で、
この小説を酷評している人は、愛する人と結ばれて 
幸せな生活を送っている人なのではないか・・・と少し羨ましくも思えました。

諦めなければならなかった大切な人との思い出を胸に生きている人が多いからこそ
この作品や マディソン郡の橋が ヒットするんじゃないでしょうか・・・
一定年齢以上でないと理解不能かな・・・・ Date:2010-02-07
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主人公の豊が、なぜ婚約者がいながら、沓子との愛に溺れるのか・・・。
そして、なぜ沓子こそ最愛の人なのかもしれないと気付きながら、自分のそうした気持に封印して、婚約者と人生を歩むことを選んだのか・・・。
人生に「もしも」はつきものですが、結局「最愛の人」をあきらめ、安定した穏やかな人生を選択し、社会的にも相応に認められる立場(エアライン会社の副社長)まで辿りつきながら、壮年を迎えてなぜか心のどこかに空虚を感じる。
この小説の主題は人生におけるもっとも大事なものは何か、恋愛と結婚は別なのか、・・・といったことなのかもしれません。そしてこの問いへの答えは人それぞれですし、おそらく若い世代の人はそうしたことに疑問を感じること自体に嫌悪感を抱くかもしれません(やはり、一定年齢以上にならないと共感はしないかもしれませんね)。

今回、韓国人の監督が本作を映画化しましたが、主人公の複雑な心中を理解できなかったのか、あるいは映像化できないと悟ったのか、豊が沓子との愛を選びかけた時、フィアンセが沓子に豊の前から消えるように告げるという、きわめてわかりやすい、ありきたりのストーリーになってます(原作中の婚約者は一途に豊を信じているし、沓子の存在を知らない)。

しかし、辻仁成の文章はあまり上手ではありませんね。ミュージシャンが片手間に書いた感じです(さだまさし同様)。教養がないからか、言葉の使い方に??の個所もいくつかあったし、おそらくもう彼の作品を手に取ることはないと思います。

本当は同じ主題をもう少し力のある作家に書いて欲しかったですね。
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