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森と氷河と鯨―ワタリガラスの伝説を求めて (ほたるの本)

価格:¥ 1,890 (税込)
出版:世界文化社
カテゴリ:単行本
ページ:201頁
JAN:9784418065226
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で52685位
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 ワタリガラスと旅した男〜星野道夫の世界 [ こころ ほつまなる はなさくみよ ] at 2007-08-05 15:27:56
軽井沢から帰ってきました。 あの東北のような針葉樹の緑の中にいて、このコンクリートジャングルに帰ってきて、少し気が変になりそうでした。 ちょっとまいっています。。。 森と氷河と鯨―ワタリガラスの伝説を求めて 星野 道夫 / 世界文化社  ISBN : 4418065229 ←心奪われる、文章と写真の数々でした。これは、再刊で装丁が変わったバージョン。 私が2年以上、平日の午前、息子を学校へ送る車内で聴き、右欄でもリンクしている、FM J-WAVE 81.3 BOOMTOWN.。 そのDJ、クリス智子さんは、星野道夫氏のファン、ということなのです!  FM J-...
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レビュー
自然と人間の共生の有るべき姿とは? Date:2009-07-16
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 とても印象的なエッセイ+写真集であった。写真の素晴らしさに加え、その奥にある撮影者の思いを知ることで、もっと深い感動を味わうことが出来た。原住民(インデアン)の創世神話ともいうべきワタリガラスの伝説を追い、朽ち果てていくトーテムポールに人間の文化と自然がとけ合うことの意味を感じ、鯨の骨の墓標を前に思いにふける。
 特に心惹かれたのは、星野さんがクイーンシャーロット島の今朽ち果てようとする古いトーテムポールを見にいったエピソードである。このトーテムポールはインディアン・ハイダ族のものだった。19世紀終わり頃にヨーロッパ人が持ち込んだ天然痘で7割の住人が死に、生き残った人々は村を捨てて別の場所に移り住んだという。だからその島には百年以上も前のハイダ族の村の跡がそのまま残っている。その古いトーテムポールがある神聖な場所をハイダ族の子孫は朽ち果ててゆくままにさせておきたいとし、強国の博物館が人類史にとって貴重なトーテムポールを収集し保存してゆこうとする圧力から、守ってきたというのである。
 私は、この話にとても不思議な感動を覚えた。民博等で展示物を見るとき、抱いてきた違和感を説明してくれたように思ったからである。星野道夫さんは、撮影という行為を通して、自然と人間の共生の有るべき姿を追求していたのだろうか。もっと彼の本を読んでみたくなった。
もうひとつの時間 Date:2009-01-14
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南東アラスカを旅する中で、いつからか著者の心をとらえるようになったワタリガラスの伝説。
はなれた土地で生きる別の部族の人びとが、なぜよく似たワタリガラスの神話を語り伝えているのか。
さらに言えばわれわれはどこから来て、どこへ行こうとしているのか。
その大きな問いをひとつの軸に、印象的な写真ととぎすまされた文章でアラスカを切り取ってゆく、息をのむような美しい本。

「森と氷河と鯨」は1995年から「家庭画報」に連載され、予定回数をあと3回のこしたところで、突然の事件によって終了を余儀なくされた。
1996年8月8日、取材のために出かけたカムチャッカ半島で、就寝中のテントをヒグマに襲われ、星野道夫さんはその生涯を閉じる。
だからこの本は、アラスカの自然に魅了され、そこに住む人々を愛しつづけた著者の、最後の旅の記録でもある。

星野道夫さんの本をひらくと、いつも「もうひとつの世界」の気配をはっきりと感じる。
天国とか地獄とか、死後の世界ということとは少しちがう。
今、自分が呼吸して、足を着けて歩いているこの地面のつづきに、海をへだてて、鮭がのぼってくる川や、それを食べにやってくる大きなクマや、地鳴りのように移動するカリブーの巨大な群れがあるのだということ。
「時間」というものは何種類もあって、日常の自分はそのほんの一種類を生きているにすぎないのだと思うと、気持ちが空へ向かってひらけてゆくのを感じる。
どこへでも行けるし、何にでもなれる。心からのぞめば動物にだって、森の木にだって。だから自分はひとりではない。世界に抱かれている。そんなことを思う。
自然の壮大さ、神秘に感動 Date:2007-01-16
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写真家の星野さんが、その尊い命をかけて、いろんな人との出会いを通じて、ワタリガラスの伝説を求めて旅をするお話。

森には、魂が、不思議な力が宿っています。

「ボブは、現実の世界では見えにくい、不可解な世界の扉を少しずつぼくに開いていた。それは"ビジョン"と呼ばれる体験、すなわち霊的世界の存在だった。偶然の一致に意味を見出すか、それとも一笑に付すか、それは人間存在のもつ大切な何かに関わっていた。その大切な何かが、たましいというものだった。」

星野さんが撮られた数々の写真は、生命の素晴らしさを力強くそして静かに教えてくれます。
この本を読みながら、私も貴重な旅の体験をさせていただいたように思いました。
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