ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
翻訳 三本木 亮
価格:¥ 1,680 (税込)
出版:ダイヤモンド社
カテゴリ:ペーパーバック
ページ:552頁
JAN:9784478420409
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で551位
おすすめ度:
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エディターレビュー
機械メーカーの工場長である主人公のアレックス・ロゴを中心に繰り広げられる工場の業務改善プロセスを主題にした小説。通常、アメリカでベストセラーとなったビジネス書は、すぐに日本語に翻訳されるものだが、本書は世界で250万部売れたにもかかわらず、17年もの間日本での出版だけが認められなかった。いわば「幻の名著」である。
長引く経営の悪化、工場閉鎖までたった3か月の猶予期間、多忙な日々のなかないがしろにしてきた妻との離婚の危機…。アレックスは、あまりの危機的状況にすっかり意気消沈していた。その前に、モデルは著者と目される恩師、ジョナが現れ、彼にアドバイスを与える。工場を救うために業務改善に挑む登場人物の苦悩や目標達成の興奮が伝わってきて、ビジネスの醍醐味を感じさせるストーリーだ。
本書は小説ではあるが、その内容は恐ろしいほど実践的で、会計情報の正しい見方や落とし穴、「効率化」の陰に隠された諸問題を浮き彫りにする。魅力的なストーリーの中に複雑な業務改善のノウハウがわかりやすい形で盛り込まれており、ビジネスパーソンやマネジャー必読の内容である。
また本書は、問題解決にあたってはゴールを共有し、信念を貫くことが重要であること、数字の陰に隠された実態を見抜くことの重要性、情報共有化の意義など、経営において重要な示唆も与えてくれる。
本書が長い間日本で出版されなかった理由については、「解説」で著者エリヤフ・ゴールドラットのコメントが引用されている。それによると、「日本人は、部分最適の改善にかけては世界で超一級だ。その日本人に『ザ・ゴール』に書いたような全体最適化の手法を教えてしまったら、貿易摩擦が再燃して世界経済が大混乱に陥る」というのが出版を拒否し続けた理由らしい。
本気か冗談か知らないが、いずれにしろ、アメリカが出し惜しみするほどの名著を日本語でも読めるというのは非常に喜ばしいことである。(土井英司)
レビュー
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良い本 Date:2010-01-27 おすすめ度 ![]() ひと言で言うと本当に良い本。 このシリーズは全部購入した。 製造業における問題解決方法が書かれているが製造業でなくても役立つ内容。 このシリーズはビジネスパーソンとして必読。 特に承認が遅い上司に読ませたい本かな。 |
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日本企業のすべてに導入してほしい本 Date:2010-01-27 おすすめ度 ![]() 本当に参考になりました。 自分の今後の仕事のやり方を根本的に変えるキッカケになった本。 1人でも多くの人がこの本を読み理解することで 会社の売上は絶対に上がると思う。 本当に多くの人に読んでもらいたい良書 |
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深い内容がわかりやすく解説されてる名著 Date:2009-11-28 おすすめ度 ![]() 本自体が若干昔に書かれたこともあり、話の舞台に古い感じはうけますが内容は今でも十分参考になる内容です。 主題となる内容は工場の全体最適化に関してですが、実際実務を担当する人なら誰でも意識すべき内容であると感じます。 若干小説風なのは人によって好き好きだと思いますが、読みやすくなっているのは確かです。 |
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ためになる。 Date:2009-10-24 おすすめ度 ![]() 私はこのようなビジネス小説を今まで読んだことがなかったが、とても面白く読めた。 内容は、TOCの理論と効果が製造現場を舞台に書かれている。素人には少し難しいとは思ったが、それよりもこのような考え方があるのかと感心した。私は工場に勤めてはないが、今の仕事で何か役に立たないかと考えてしまう。 また、物語にすることで、ハラハラしスリリングで、より理論を理解することが出来たと思う。もともと小説は好きだが、小説とビジネス書を同時に読めた感じがして、得した気分である。そこら辺の小説を読むよりよっぽどこちらの方がマシである。 今後もゴールドラットの本を読んでみようと思う。 |
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この理論を自分自身にあてはめるとどうなるか。そこがこの本の最も魅力的なところ Date:2009-10-21 おすすめ度 ![]() 原書は1992年にリリースされている。あとがき『ザ・ゴール誕生の背景とその後』に書かれているが、難産の誕生だったのが分かる。1982年に自身が開発した生産スケジューリング・ソフトの浸透のために、『小説を通じて、マニュファクチャリング(製造)とは何なのか』を伝えたいと思い、13ヶ月かけて書き上げたのが本作だったようだ。その上、当初は日本人には読ませたくなかったようで、邦訳が成ったのは2001年5月17日とずっと後のことになる。当初知り合いへの贈り物として配られた100冊から始まったこの本は全米だけで250万部を突破している。 作者のエリヤフ・ゴールドラットは物理学者であるのだが、この本の何処にも物理学者らしさは感じられない。むしろ現場での緊張感をずっと味わってきたたたき上げの工場長が作者ではないかと思ってしまう。しかしながら、それはぼくが『物理学者』というものを真の意味で理解していないからだ、と途中で気がついた。 この本は基本的に『チームワークでプロダクトを創り出す人たちのためのセオリー』について書かれている、と思える。しかしながら、『チームワークでプロダクトを創り出す』のは単に製造業だけではない、と読んでいて気がつく。全ての職業は何らかの意味で『チームワークでプロダクトを創り出す』ことをしているからだ。真理を求めてチーム全体が成長していく姿は感動的だ。『何を変える』、『何に変える』、『どうやって変える』を彼等は常に自問自答する。その姿は毎日の自分自身である気がする。 もう一つ印象深かったのは後半に主人公夫婦が図書館の古典を読むくだりだ。そこでは科学者の課題対するアプローチ(つまり思考プロセス)について触れられている。科学者は最初は余りデータの収集はしない。反対にまず何らかの現象を取り上げ、それに仮説を立てる、というものだ。つまり、『If・・・・then・・・』が基本形なのだ。ヒントに満ちた名著である。 |


