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赤朽葉家の伝説

価格:¥ 1,785 (税込)
出版:東京創元社
カテゴリ:単行本
ページ:320頁
JAN:9784488023935
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で44640位
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 泪、毛毬、鞄、孤独 [ 地下鉄風 ] at 2008-01-16 23:50:31
赤朽葉家の伝説 | Excite エキサイト ブックス > 書籍情報 桜庭一樹「赤朽葉家の伝説」読了。 戦後60年を旧家の女三代の物語で辿る。 昭和の歴史と風俗があからさまに書かれるのはちょっと興ざめだが、波乱万丈の物語は読ませる。終盤になってミステリとなる展開も意表をつかれる。 ミステリとしては弱いが、いろんな要素をいっぱいつめこんだエンターテイメントの秀作である。直木賞の「私の男」と比べるとまとまりに欠けるが、どっちかというとこっちの方が面白い。
 たまの読書日記☆赤朽葉家の伝説 [ 主婦26人 ライター物語 ] at 2007-10-10 10:23:54
 今日は『赤朽葉家の伝説』です。  直木賞候補作にもなっていたこの作品、ずっと読...
 赤朽葉家の伝説 [ さ・え・ら ] at 2007-07-03 10:28:12
(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます) 自分自身には語るべき物語をもたない、現代を生きる〈わたし〉赤朽葉瞳 子を語り手に、製鉄一族(あのひとたち じゃありません)の 60年を描き だした桜庭一樹さん渾身の作品です。 終戦後の山陰地方、「山の民」に置き去りにされた幼子は、村の若い夫婦 に引き取られ、長じて、製鉄業で財を成した鳥取の旧家・赤朽葉家の女主 人に望まれて輿入れ。かのじょは、未来を見とおすことができるふしぎな 能力をもっていたことから「千里眼奥様」とよばれるように… それが語り手の祖母・赤朽葉万葉。 やがて生まれた娘・毛毬は、猛...
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レビュー
桜庭流昭和文化論。こういうのもありかと思った。 Date:2009-10-05
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桜庭作品の中では、推理作家賞をとったということで、直木賞受賞作とともに有名な作品。ミステリかとおもいきや、山陰地方につたわるサンカという謎の人々をモチーフに、主人公が自分のルーツをかたるというスタイルをとっている.祖母・母・主人公の時代背景は戦中戦後から復興、高度成長期、バブル期そしてその崩壊後、斜陽化してゆく現在の日本へと流れていゆく。その中で変わりゆく人々の、特に若者の価値観、人生観を考察した論文のような作品。もちろん、推理小説でもミステリでもなく、伝説というより、歴史程度だろう。サンカの末裔である万葉の千里眼、未来予知能力で激動の昭和をのりきってゆく赤朽葉家だが、千里眼の視点が作者の都合のいいように設定されていて、違和感を感じた.どの未来視もどこの誰の視点で見たのかわからないもので、だれも見ていないものがなんでも見えるのであれば、何でもありになってしまう.その時点で話は論理破綻をきたして嘘、作り話になる.主人公の彼氏が言うように、結局は万葉の作話だと言われても反論できない.昭和の人間なので、ああこういうこともあったなとおもいながら読めたが、初期の作品に比べるとレベルが落ちていると思う.
舞台、設定は魅力的なのだが… Date:2009-09-03
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始まりは神秘的。
山陰の山中という舞台を生かした、謎めいたオープニングにはとてもそそられた。
…のだが。
神秘のベールは、すぐ破れる。
その後の展開は何と言うか…、別に漫画家になる話が出てくるからというのは関係なく、少女マンガっぽいと思ったのは私だけだろうか?
文章能力自体は水準以上のものがあると思うのに、人物の内面の描写が、文学という媒体じゃないと表現出来ないというものになっていない。
徹底して心理描写を排することで、逆に読み手の想像力を掻きたてる手法もあるが、それを狙っている訳ではなさそう。
世相やニュースを織り込み、時代の空気感を巧みに再現する筆力を前に、「それでなぜこういう話なのだろう?」と残念に思えてならなかった。
恐らく作者が書こうとしたものは、書けていると思う。
書こうとするものに、筆力が及ばないのではない。
もっと書くに値するものを、書いて欲しい。
話自体、読んでて退屈はしないが、一番強く感じたのはそのことだ。
非常におもしろかったです。 Date:2009-08-21
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読んでみて、非常におもしかったです。赤朽葉家の三世代に渡る親子(女性三人)のストーリーですが、時代背景の描写といい、主人公の描写といい、非常に上手に描かれています。読んでみるまで作者(桜庭一樹)のことは知らなかったのですが、読んだ後で興味を持ち、ウィキペディアで調べたところ、とても読書をしている方だと分かりました。私の好きな作家として留めておきたいと思います。次なる作品に期待致します。
物語の希薄さ Date:2009-08-06
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すごいと思いました。
すごい小説です。

桜庭さんの作品の中では、
間違いなくベストだと思います。
裏ベストは『私の男』です。

すでに物語になってしまった、
時代と、せかいと、人と、
そして物語になりえない、
現在。

だから、
世代が進むにつれて加速しながらも、
希薄になっていく物語の密度は、
計算されたものなのだろうと思います。

祖母、母、二代の物語を共に味わうことで、
鮮烈に現れる”わたし”と私の「現在」。
それを受け入れたとき、
この小説とせかいのかたちが見えてきた気がしました。
読ませる小説 Date:2009-05-14
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超能力者の祖母、漫画家の母、現代っ子の自分という3代の女性のお話。
続きが気になって一気に読んでしまった。

おそらく意識的に、年号の記述を少なくしている。
1年2年の違いは問題ではなく、
それぞれの時代を描きたかったということだろうか。

祖母と母の話はいろいろとあり得ない設定になっているが、
現代の瞳子になって急に現実味を帯びている。
その理由は瞳子が平凡であるということに帰着しているのだが、
現代まで現実離れした伝説を読みたかったようにも思う。
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