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万物理論 (創元SF文庫)

翻訳 山岸 真
価格:¥ 1,365 (税込)
出版:東京創元社
カテゴリ:文庫
ページ:616頁
JAN:9784488711023
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で73358位
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レビュー
神は存在しないって言っても(^^) Date:2008-03-08
おすすめ度
 出だしからグワッと惹きつけられ、後は一気にエンディングまで突き進みます。途中でイーガンっぽい「登場人物が説明的に議論する」場面も抑えられ、長編小説としての完成度も高いと思いました。
 登場人物に「人は逃れられないものを神聖視する」と言わせ、最後は神の存在を否定しても、あの感動的なエンディングに“神の存在”があると感じたのは私だけでは無いと思います。
 
脳内麻薬 Date:2007-05-18
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 グレッグ・イーガン著「万物理論」を読んだ。万物統一理論が完成され変容していく現実が、科学ジャーナリストの目を通して描かれる。究極のハードSF、らしい。
 「ディアスポラ」もそうだったが、万物理論ネタを中心に、物理、数学、化学、などの様々のガジェットがごった煮状態である。その目がくらむような読書感は、イーガンの持ち味か。
 万物理論統一後の変容した世界、草木や太陽の光、空気の一粒一粒、世界の全てが情報に満ち溢れて、それをリアルに体感できてしまうという様。このくだりに、僕は共感した。昔ある事で徹夜続きで酷く疲れた時に、散歩をしていて、かような状況を体感した事があるからだ。脳内麻薬がドバドバ出ていたのかもだ。
大胆な理論に圧倒させられる Date:2007-04-21
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主に自然科学、さらには、人文科学の、大胆かつ細緻な理論が随所に盛り込まれている。
特に、現代の人類が未だ手に入れていない、宇宙全体を包括する理論(TOE)が目玉だ。
このTOEを中心に、論理と物語が展開されるが、その大胆さに圧倒される。

著者の、この方面に対する造詣の深さには感嘆させられる。
本文中で、アーサー・C・クラークといった、他のSF作家の言葉まで引用し、さらに論述している。

ただ、著者は学者ではなく、作家だ。
本書は学術書ではなく、SF小説、つまりフィクションだ。
そうである以上、学術的な正確さよりも、大胆な面白さが求められる。

本書を読了するのには、少し時間を要したが、大胆な面白さは十分にある。
その上で、作家という立場から、TOEに挑んだ意欲作だ。

感覚的ではなく、ロジカルな思考をする方には、特に面白いと思う。
ただし、一般的なSFとは、趣が異なる。
ちょっと違うゾ Date:2006-09-01
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イーガンは数学を専門にしていたからでしょうか、小生の主観では「ディアスポラ」「順列都市」は星5つです。でも物理はわかってないように思う。物理屋は、彼らが求めている究極の理論(「万物理論」と呼ぶべきものかもしれないけれど)が、すべての事象を説明できるとは思っていない。単に事象の「原理」を与えるだけである。自然はもっと複雑で、「万物理論」的に人間の手に負えるものではない。でも、ハードSFとしては星4つかな。
ドッグフード Date:2005-09-24
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イーガン氏の他の作品を読んでいないので非常に無責任な感想だと思います
が『高級レストランに行って、最高級の食材を使ったドッグフードを出された』
というのが正直な感想。
物語の背景・前提となる世界の描写はとても面白いのに、『人間宇宙論』があまりにも
ばかばかしく、現実味がなく、読むのが苦痛になってくる。

この点を除けば(一番大事な部分ですが)SFとしてはとても面白い。
イーガン氏のほかの作品、特に『宇宙消失』を読んでみたくなりました。

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