通貨外交

価格:¥ 8,872 (税込)
出版:東洋経済新報社
カテゴリ:単行本
ページ:255頁
JAN:9784492681190
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で987462位

[ Amazonの詳細ページへ ]
この商品は購入可能です
Amazon.co.jpのカートに入れる
発送可能時期:通常6~10営業日以内に発送
エディターレビュー
   1999年7月から2003年1月までの3年6か月の間、財務官の職にあった著者が、 在職中の為替政策に関する出来事をまとめたものである。公表されているデータや文書をもとに、経済状況や政策動向を簡潔に説明し、また、著者がさまざまなシンポジウムやコンファレンスなどで発表したペーパーが収録されている。

   著者によると、国際通貨になる条件は、簡単にいうことはできないが、現状においてはドルの国際通貨としての圧倒的地位は当分揺らぎそうになく、ユーロはもちろん、ユーロよりもかなり下位にある円の国際経済における重要性はまだ限られているという。

   その中にあっても、日本の貿易がドル建てによるものが多いことや、貿易サービス収支が大幅な黒字であること、円ドルレートが米国の経済情勢や政策対応によって左右されやすいということから、日本人は円ドルの為替変動に過剰反応せざるを得ないという。それゆえ、日本の為替政策は為替レートが経済のファンダメンタルズに沿って安定的に推移することを目標とし、そのために、G7を主な舞台とした通貨外交が重要であるという。

   本書ではその通貨外交で著者がどのように判断し活動したかについて、シンポジウムやコンファレンスなどで発表した内容がふんだんに掲載され、状況に応じた通貨外交の概要が理解できる。ただ、公表されている情報のみで構成されているために、実際の交渉に伴う生々しいやりとりはなく、為替外交の臨場感に乏しい部分が感じられるのは残念である。(木村昭二)

Amazonレビュー
amazon検索