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経営はロマンだ! 私の履歴書・小倉昌男 (日経ビジネス人文庫)

価格:¥ 630 (税込)
出版:日本経済新聞社
カテゴリ:文庫
ページ:224頁
JAN:9784532191627
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レビュー
宅急便を生み出し、障害者福祉に私材を投じた方 Date:2010-02-28
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この方の功績は挙げればきりがない。今当たり前のように生活の一部としてある
宅急便は、小倉氏がいなければ今はなかった。官僚との闘いや若い頃4年ほど病気を
患っていたことなど、いくつもの苦難を乗り越え、宅急便を生み出した。
また、引退後は私財を投じて社会福祉に情熱を燃やし、障害者が健常者と大差ない
仕事により、正当な報酬を受け取れる世の中を目指しておられた。

これだけでも尊敬に値するが、特にすごいと感じたのは、自分の父親を反面教師として
自らは会長引退後、ヤマト運輸の経営に従事しなかったことや「安全第一」と書くのでは
なく、「安全第一、能率第二」と書かなければ、意味がないという言葉などである。

本書は、このような小倉氏の生い立ちからヤマトを離れた後の福祉活動までの人生が
綴られている。著者の有名な著書として、『小倉昌男 経営論』があり、それには
生い立ちや父とのふれあいの記述が少ないが、本書はその点について詳しく述べてあるので
併せて読むと小倉氏のことが良く分かると思う。
時代は変わる。 Date:2009-07-14
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戦前、一流企業を造り上げた、カリスマ経営者の父親。ところが、戦後の時代の変化について行けず、どんどん経営が悪化して行く。そんな中で、まわり中の反対を押し切って、今で言う、いわゆる《宅急便》を始めたのが、この本の著者《小倉昌男》氏である。時代は、常に変化して行く。たとえば、戦後の《高度成長期》に通用した方法が、《バブル崩壊》後、20年近く経った現在に通用するとは限らない、ということである。この難しい時代状況の中で、自分はどうやって勝ち残って行くのか?読みながら、真剣に考えてしまいました。
スジを通した経営者 Date:2009-02-04
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日本で宅急便を始めて導入したヤマト運輸元社長である筆者の自伝的な内容です。
先代のやり方にこだわらずに自分が正しいと思った方向に進めていった様子が伝わってきます。
「失敗したらまたやり直せばいい」という精神で挑み続けてきたのだと感じました。
筆者の自伝的書物なので経営に関しての詳細は書かれていませんが、経営者としてのあるべき姿の1つが分かったように思えます。
なんとロマンチックな人生 Date:2009-01-25
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昔は不治の病であった結核を煩い、先の見えない闘病と失恋との絶望の中で、「神に生かされている自分」に目が開かれてクリスチャンとなった小倉氏が、危機におちいった会社を救うために「宅急便」という新たなビジネスを開発・推進し、運輸省や郵政省の妨害と闘いながら、次々と新たなビジネスモデルを開発し、日本全国に宅急便のネットワークを広げていった経緯を語っている。「利益とは目的ではなく、収入から経費を引いた結果である。宅急便もそうだった。一生懸命いい仕事をしてその結果、ご褒美として利益が出る。利益が出ることで事業が長続きする。利益の確保は事業を永続させるための手段でもある。目的と手段を取り違えてはいけない。p.190」と語る著者は、障害者が働ける社会を目指して、私財を投じて福祉財団を立ち上げ、障害者の共同作業所の経営改善の指導から障害者が働けるビジネスモデルの立ち上げまで取り組んでいる。ビジネスを行うのは志を持った人であり、その目的も利益ではなく人の幸福なのだということを身をもって示した著者の人生は感動的。お金を稼いで生きることの意味を全ての人に教えてくれる素晴らしい本である。おススメ。
自らの倫理観と信念で生きたクリスチャン経営者 小倉昌男さんの感動の人生。 Date:2009-01-11
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著者は「経営には、倫理が必要だ」という。20代に、結核を患い長年入院生活を強いられ、愛する人からの別離を告げられたという経験が、クリスチャンである著者の倫理の基盤になっているのではなかろうか。

自分の倫理と信念に基づき、おかしいと思ったら、官庁相手にも自らの主張を譲らない。一方では、働く障害者の実情を知り、「今の日本で、月給1万円というのは許せない」と、自分の持ち株すべてを寄付し、自らの強みである「経営がわかること」を武器に、「障害者が月10万円稼げるための仕組み作り」という他では果たせない難しい課題に果敢に挑んでいく。
 
 小倉さんには、「自分の損得」という概念よりも、人を愛し、真の意味で世の中のために生きているのではなかろうか。

 小倉さんの生き様から、「人として大切なこと」を気づかせてくれる貴重な本である。

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