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ヘッジホッグ―アブない金融錬金術師たち

原著 Barton Biggs , 翻訳 望月 衛
価格:¥ 2,625 (税込)
出版:日本経済新聞出版社
カテゴリ:単行本
ページ:422頁
JAN:9784532352400
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レビュー
投資の基本が学べます(ブログ:慶応卒大家) Date:2010-01-04
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アイビーリーグを卒業し、一流の投資顧問会社で運用経験を積み、ヘッジファンドを立ち上げる。何百坪の豪邸に住んでパーティ三昧。。。。。そして絵に描いたように失敗し、破綻する人が後を絶たない。逆に全く実績がない営業マンでも投資ファンドを立ち上げ、マイペースで続けている人もいる。この2人の差はなんなのか? 前者は人からお金を預かっていることであり、後者は自分の手金を運用しているのである。だから1ヶ月毎に運用成績を問われることもなく、自由にやれる。そんなエピソードも織り交ぜながらも株の銘柄選定の方針や、筆者自分自身の失敗談もかなり笑える。読み終わって師匠!!と呼びたくなりました。
金融業界の解説書 Date:2008-12-29
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バートン・ビッグスはモルガン・スタンレーにストラテジストとして30年間勤め,モルガン・スタンレー退職後はヘッジファンド「トラクシス・パートナーズ」を設立した金融業界のベテランだ.本書では,彼の経験をもとに金融業界の実情やそこで生きる人間の実態を描いている.しかし本書は,多々ある類書(業界暴露作品)とは異なり,30年以上の業界経験に基づき金融業界の光と影を冷静に分析し解説していることが特徴的である.400ページ以上ある大著だが,ウィットに富んだ文体で,最初から最後まで楽しく読み通すことができる.
ヘッジファンド屋さんたちのことを書いた真面目な本 Date:2008-08-26
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ベテランで現役のプレイヤーで、モルガンスタンレーでエライ人もやった著者の、ヘッジファンド屋さんたちの人間味あふれる姿。金融関係に限らないかもしれないけど、自分で勝負している人以外の話は聞く価値はないと思う。
表紙やタイトルは、なんかいかがわしいけど、内容はとても真剣だし、学ぶところが多い。
この手の話は、適当に外から見た上っ面だけをさも当事者かのうように書いてたりするけど、その手の本とは別格で読むに値します。

訳者の望月衛さんの訳書は、いかがわしいタイトルになってるになってるのが多いけど、内容はどれも真剣で読み応えのあるものばかりです。
なんでもうちょっと内容を連想させるようなタイトルが付けられないんだろう。これだって、全然アブない錬金術師たちの話ではないです。アブない話が好きな悪い子ブリッ子に売りたかったのかもしれないけど、もっと大きくて届けるべき読者層に届きにくくなってると思う。もったいない。
投資で失敗したあなたへ、もちろんわたしにも Date:2008-04-18
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著者はモルガンスタンレーで長年ストラテジストとして活躍した後、齢70にしてヘッジファンドを立ち上げたという異色の経歴の持ち主。

当然のことながら、著者は膨大な知見を持っており、歴史上の人物(ケインズ、チャーチル、バルーク、リバモア)はもちろん、同僚同士の投資家(いま話題のブラックスワン、まぐれ、のタレブも登場)の投機を巡るさまざまな逸話が展開される。

読めばわかるが、過去から現在に至るまで、投資家は失敗を繰り返しているのだ。だからといって、彼らは戦うことはやめないのだ。

終章のケインズのくだりが、意外性があり面白い。
自由を謳歌する市場の内幕を描く Date:2008-04-11
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 生き馬の目を抜くウオール・ストリートは今や「ロケット・サイエンティスト」と俗称されるハイテク頭脳が流入する合戦場と化しその舞台も世界のあらゆる市場に広がっている。その間にも常に耳新しい新規商品が創出され、なかでも株式ばかりでなく債券や通貨や商品などを組み入れた「ヘッジ・ファンド」が注目を集めている。そのヘッジ・ファンドも一様ではなく、著者によれば市場商品の組み合わせと投資手法によって大きく七種に分類される。そしてその上にまたこれらのファンドを投資対象とする「ファンド・オブ・ファンズ」があり、市場全般に目配りを利かせ、リスクの分散にも適しているところから目下のところこれが花形商品の座にあるらしい。
 「ヘッジ」という言葉に騙されてはいけない。それは往々にしてレバレッジを利かせ、かつそれぞれの市場のあらゆる取引手法を駆使するリスク商品である。当然の帰結としてそれらのリスクをどのようにコントロールするか(リスク管理)が至上命令となる。またこれらのあわただしい動きをするファンドのために、融資を行い、売買を執行し、財務諸表を作成し、資産の保管を行う「プライマリー・ブローカー」という業務分野も派生している。
 ここまでの説明を読んでどれだけの人が本書を読む気になるだろうか。この世界はあまりにも複雑である。すでにノーベル経済学賞受賞者たちが運用する巨大ヘッジ・ファンド(LTCM)が壊滅し、今またサブプライム・ローン関連の金融商品市場が崩壊してアメリカ発の世界恐慌が懸念されている。ウオール・ストリートで展開される「貪欲と恐怖」のせめぎ合いはやがては市井一般の人々も巻き添えにする。著者はこれらの現象をあからさまに批判することはしないし、本書にはこれという結論もない。しかし行間に読み取るべき示唆は数多い。一つだけ日本人にとっても見逃すことのできないコメントを紹介しないではいられない。「平均的なアメリカ人に、自分の社会保障基金口座を運用させ、資産配分を自ら積極的に行わせるというネオコンのアイデアは狂気の沙汰以外の何物でもない。」悲劇の芽は早々に刈り取らなければならない。
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