ゴドーを待ちながら (ベスト・オブ・ベケット)
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ユーズド:¥ 1,105より »
出版:白水社
カテゴリ:単行本
ページ:196頁
JAN:9784560034965
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で62487位
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レビュー
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人間性を直接に描いていないに人間とは何かを考えさせられる Date:2009-05-01 おすすめ度 ![]() 登場人物は主人公二人と通りすがりの二人、それから各幕の最後に登場する少年一人だけ。 主人公二人はひたすらゴドーを待ちますが、ゴドーが何者か、どうしてゴドーを待っているのか、彼ら自身もわかっていません。 なにやら終末観や閉塞感を感じさせる空気が全体的に流れますが、運命や必然を感じさせる事件が起きるわけでもなく、かといって何か物語の因果関係というものも存在しません。 かつてこの作品を幾つかの劇団が演じたのを観ましたが、どれも人間性を直接に描いていないにもかかわらず、逆に人間とは何かを考えさせられる、そんな心に残る物語です。 |
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芸術の不可能性 Date:2007-07-13 おすすめ度 ![]() ランボーの『地獄の季節』がいい例だが、ある時点から、少なくとも芸術に対して誠実であろうとする者にとっては、もはや何も創作するができないという事態が生じた。 『ゴドー』はその逼迫した状況に勇敢にも挑戦し、小さな、しかし偉大な風穴を開けることに成功している。 「どうにもならん」というエストラゴンのセリフから始まるこの劇は、芸術の不可能性を認識した上で、その不可能性と戯れている。 一方では、軽快でナンセンスな喜劇であり、他方では、終末の予感(芸術の死、人間性の死)に満ちた悲劇である。 いずれにしても、芸術を志す者にとっては避けて通ることのできない道である。 本書は現代に生きるわれわれの導きの糸となってくれるだろう。 |
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『象徴的』という意味を深く実感。 Date:2003-10-31 おすすめ度 ![]() 例えば、生きる事の意味をとことん考えて見る。「意味」「価値」etc....。二人の何者が分からない男が延々とはぐらかした無駄話を続ける。「ゴドー」という何者かを待ちながら。戯曲とは「読むための文学」として完結する事が存在理由なのではない。芝居に昇華されるための「アウトライン」として、「開かれて」いるべきものだ。そしてこの戯曲ほどあらゆる解釈と演技を成立させる、『開かれた戯曲』はまず、ない。演出家と役者の解釈と実力によってあらゆるカラーを見せ、とてつもなく面白い芝居にもなり、最低のつまんない芝居にもなる。(日本では10年程前に、蜷川幸雄氏が男版・女版として、2バーションを演出した、男「西村晃・江守徹」女「市原悦子・緑魔子」が凄かった。アメリカでは「スティーブ・マーチン」と「ロビン・ウイリアムス」がNYで演じている。凄いキャスト。ぜひ見たかった!)だからこそ本作は演劇の可能性を高らかに歌い上げている。読んで面白い、という作品ではないが、『象徴的』という形容がこれ以上的確にあてはまる作品はなく、それを生みだした、ベケットの着想の凄さに敬意を表して★5つ。 |
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我々は何かを待っているのであろうか? Date:2002-09-06 おすすめ度 ![]() とにかく考えさせられる劇である。ゴドーを待つ二人を中心に劇は進むが、ゴドーは誰なのか?何故待っているのか?等などの疑問が次々を浮かぶ。 読み終わって、あたりを見渡し考える。我々は何かを待っているのであろうか?何を期待し今日を過ごしているのであろうか? 混沌としている世の中を読み解く鍵としても一読をお薦めする。 |
