日本軍の教訓
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ユーズド:¥ 229より »
出版:PHP研究所
カテゴリ:単行本
ページ:197頁
JAN:9784569644240
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で229847位
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レビュー
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失敗したものからちゃんと学ぶこと Date:2006-08-12 おすすめ度 ![]() 日下さんの本がどれも分かりやすい。 この本は特に分かりやすい 章立てがいい 1.組織と「建制」 2.「参謀本部」という問題 3.「将師=トップマネジメント」の条件 4.「大将の器」を検証する 5.いま「日本軍」を読み直す理由 今の会社組織にそのままあてはまります。 帯にもありますが、日本軍は日本人が作った最大の組織であり、そこから学ぶことが沢山できる。 会社などはなくなると、記録ものともなくなるが、軍はなくなっても記録がたどれる。 大いに活用するのが望ましい。 まあ、でも、ほんとに人の優秀さって地位や階級じゃないことを痛感します。 大器を育てることの重要さを感じるし、日本人1人1人のスバラシさをまた感じる |
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「現実」を生きてきた著者が説く組織論・国家論は一読の価値 Date:2006-04-18 おすすめ度 ![]() 日本人が陥りやすい至近の組織優先(村)によるマクロ的観点からの戦略思考・長期的展望の欠如が及ぼす より大きな不利益を日本軍という日本人が創り上げた「組織」を通して提起した本書の内容には得心がいく。 近代日本の分水嶺は官僚組織の隆盛を迎えて顕著になり、国家としての統制がとれないまま戦争に突入してしまった。 現在の日本も戦争の様な直接的な惨事に至っていないだけで所謂「エリート」は同じ轍を踏んでいる。 著者が説く組織論に伴う参謀論、リーダー論も正鵠を射ており、制度上の問題と 日本人の本質・根源に連なる容易に解決できない問題を投げかけるが、一方で道を照らしてもいる。 また日本を取り巻く現況に対しての提言も如何にも著者らしく非常に面白い。 冷静且つ機知に富み現実を的確に見据えた上での柔軟な発想と時間軸を踏まえた思考展開が可能な著者は希有な人物だと思う。 学者の戯言ではなく、現実を生きてきた著者が説く組織論・国家論は一読の価値がある。 |
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意外と面白い Date:2006-01-04 おすすめ度 ![]() 実はあまり期待もせずに読み始めたのですが結構面白かった、というのが率直な感想です。理由は、まず、わかりやすい。それと日本がなぜ戦争で失敗したのか、という原因の分析が(かなり概括的ですが)それなりにまとまっている、という二点に求められると思います。後者については、戦後六十年、研究が進み、敗因の分析にも成熟した評価が定まってきた、ということが背景にあるように思われます。やや、「ひと」の問題に議論が集中しすぎるきらいはあるものの、現実を正確に把握せず(できないままに)、大きなグランドデザインを描ききれないままに局所的な思考にとらわれた日本軍の機能不全は、さまざま指摘されてきているところでしょう。 しかし、このことをもって現代の日中関係まで論じる姿勢にはやや議論の飛躍を感じることも事実。主張があることは大事なことだとは思いますが、国際情勢を論じたいのであれば、敗因を当時の日本の国際情勢の認識の甘さなり、国際的な枠組みに対するアプローチの戦略の欠陥に求めないと論理的には納得しがたいものが残ってしまいます。 全体的にもう少し、冷静で抑制されたものがあれば(好みの問題もありますが)、逆に説得力が増したことが期待されたのではないでしょうか。 |
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軍事戦略は国家戦略と表裏一体 Date:2005-12-23 おすすめ度 ![]() 本書は、日本軍の組織論を通じて参謀論、リーダー論、国家戦略論を展開します。 日本軍は日本人が自ら組織し、行動をした。 この成功と失敗を通して参考にすべき教 訓が山ほど隠されているといいます。 戦後の軍事を語ること自体がタブー視されてし まった昨今、 本書は、今後の日本の成功と失敗とを分ける意味で多いに教訓になる と思いました。 本書の主題に関連して、著者は、中国で胡錦濤政権がスタートした当時、政権ブレ ーンが著者の元を訪れ、これ以上日本が台湾に接近するなら中国の原子爆弾を覚悟 しなさいと言ったエピソードを紹介しています。事実だとすると、驚くべきことです。それ でも著者が毅然とした態度を崩さないでいると、 今度は北京に招待するという柔和的 な提案を持ち出してきたそうです。中国が、国家戦略を実現するための一つのアクショ ンであることは間違いないと思います。 将に軍事戦略は国家戦略と表裏一体であることを強く認識しました。 |
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個別最適の結果の全体不整合が敗因の主要因 Date:2005-11-07 おすすめ度 ![]() 本書は、戦争に対する一切の善悪論や感情論を排除し、戦争という勝負事の成功 要因と失敗要因を冷静に分析します。この点で他の戦争論の書籍と一線を画します。 総論としては、陸軍・海軍、さらに各個別部隊単位で各々が個別最適を目指した結果、 日本軍は全体としての整合性を失い敗北へと繋がった著者はいいます。 本書には成功を含みつつも、多くの失敗事例が紹介されます。失敗事例としては、 ・日本陸軍は、指揮官・将校・兵士が馴染む間も無く、度を越えて編成を変え、組織 のモチベーションを低下させてしまった。 ・軍の参謀が上官に勝つ見込みが無いと冷静に意見具申をすると、 激戦地に左遷 されると云われていた。 このため戦況が絶望的でっても、現実にそぐわない威勢 の良い命令を出し続ける参謀のみが中央に残り続けるという異常事態を招いた。 ・相手に見あぶられた作戦を使いつづけ、戦力を浪費させてしまった。すなわち、失 敗から学ぶという謙虚な姿勢が弱かった。 ・戦争に反対する英米留学組より、三国同盟や対米開戦を強硬に主張したドイツ留 学組が、多数波勢力を占め、彼らの意見が主流になっていった。 ・ハルノートによって無理難題を突き付けられた日本の苦しい立場を国際社会に訴 える外交努力をなしに、開戦に踏み切ってしまった。 などなど、数々の事例が豊富に紹介されています。 古今東西を問わず、ある程度の規模の組織では、その各部門の最適化(求心力) |



