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血涙(上) (PHP文庫)

価格:¥ 680 (税込)
出版:PHP研究所
カテゴリ:文庫
ページ:381頁
JAN:9784569671932
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で20708位
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 『血涙』(上下)を読んだ [ All About 身辺雑事 ] at 2009-06-21 19:21:51
血涙(上) 血涙(下)北方 謙三 / PHP研究所スコア:北方 謙三 / PHP研究所 以前紹介した『楊家将』の続編。宋の文官たちの裏切りにあい、壊滅的な打撃を受けた楊家の生き残り六郎と七郎が再び力を蓄え、遼軍と対峙する姿を描きます。 相変わらず、北方氏の描く戦いはリアルです。実際の戦闘の場面よりもむしろ戦いの準備段階として、兵を鍛えたり、兵站を整備したり、食糧や武器を調達したりといった場面が丹念に描かれます。実際の戦い、特に集団での戦いは、個人的武力よりも、いかに軍をうまくあやつれるかが勝負の分かれ目となる。そしてその分かれ目を左右するのは日ごろの準備なのだという北方...
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レビュー
楊家将の続編はパワーアップ! Date:2009-07-21
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宋の英雄、楊業やその息子たちを主人公とした『楊家将』の続編。
楊業の死後、散りじりになった楊軍の再建から話が始まる。

生き残った兄弟、六郎、七郎と石幻果との因縁の戦いが始まる。

そして、水滸伝にも出てきた吹毛剣の由来も明らかに。

上巻の最後は、過去の記憶を失っていた石幻果が本当の自分を知るところで終わる。

宋と遼の戦いにどのように影響していくのだろうか。
美しく切ない物語 Date:2009-05-10
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「楊家将」(上下巻)に続く楊家の大河ストーリーの続編、「水滸伝」、「楊令伝」にさかのぼる楊家の物語です。
前作「楊家将」は楊業とその息子達(全員ではありませんが)の非業の死をもって終わりました。
悲劇ではあっても戦いに活きた男のストーリーは清々しくもあったのですが、本作はあまりに複雑に人間関係が錯綜します。
石幻果と耶律休哥。
楊家の生き残りである六郎と七郎。
単純に宋対遼という国家の下で戦うシンプルな構図にはなりません。
突出した戦闘力を持つ軍団を指揮する武将達の複雑な構図が美しく、切なく描かれています。

楊令伝の後半もだんだんと爽快感が薄れていきますが、リアルな現実を描き始めればそれは当然のこと。
本作もいわゆる名将の戦記ものからは程遠く、登場人物たちの苦悩はまさに「血涙」というタイトルが示している通りです。
北方歴史小説の中では若干異質な位置付けの作品だと思いました。
やっぱり北方作品は凄いです Date:2009-05-07
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「楊家将」という中国屈指の戦記物を北方謙三がアレンジした前作「楊家将」の後日談というか、正式続編。今回も上下二巻組です。 
 前作もそうですが、戦記物ですから当然のごとく戦争と軍事、武将達のマッチョな戦いのお話なんですが、「誇り」「プライド」「意地」「最強への強き想い」がものすごいウェイトで全ページ展開されるので、そういうのが苦手な人は絶対に厳しい仕上がりです。でも、こういうのが好きな人にとってはたまらないお話です。
 特にこのシリーズの主人公達の「楊家」の人々は政治体制がどうとか国の行方というものよりも武人としての自分たちがどうなのか、最強なのか、どれだけ極められるかが大事なので、戦記物ながら野望や権謀術作にまみれない主人公たちが読めるのもよいのではないでしょうか。
 戦国無双とかなみの、まさに超雲や関羽なみの一騎当千の武将達が兄弟でいて、しかもそれらが全員熱い。こういう作品も珍しいと思います。さて、本筋紹介に戻って、この「血涙」では前作のラスト(結果的に前作のネタバレになってしまいますが)からあと、つまりは楊家軍が宋の重鎮の裏切りで全滅して一族がちりぢりになってしまった後の、復活と戦いの物語です。
 あいかわらずも延々と続く、宋と遼の戦い。
 その戦いの中で、いつも一番厳しい局面で投入される楊家軍。
 復活したあともそれは全く変わりません。しかも、最大の敵である遼の独立部隊の「耶律休哥軍」にいる客将的な「石幻果」という強敵は、どうやら記憶を失った楊兄弟の四男であるらしい。敵味方に別れて戦うことになった両者の苦悩と、その四男・四郎と遼の皇帝の叔母との悲恋。なかなかに読ませます。
 面白くて上巻一気読みです。
評価の分かれる一冊では? Date:2009-04-02
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水滸伝を読んで感動し、楊家将、血涙と手を伸ばしたのですが、読み終えて少し複雑な気持ちです。というのも、楊家将では楊業という偉大なキャラクターが中心に座っていて、水滸伝とはまた違った楽しみを見出せたのですが、血涙ではその子供たちのキャラクターが父ほどには魅力的に感じられなかったことに加えて、軍の描写にも(やはり騎馬の対決が多いので)少し飽きがきてしまった感じがします。ストーリーもまさに題名どおり、楊家にとっては悲劇的な結末が待っていて、とても虚しい気持ちになります。楊家に感情を入れて読んでいる人は、なんとも悔しい?ようなやりきれない思いをもつのではないでしょうか?
ストーリーはしっかり仕上がっているため、作品としての完成度は高いと思うので、あとは読む方次第・・・・といったところではないでしょうか?
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