森に眠る魚
価格:¥ 1,575 (税込)
出版:双葉社
カテゴリ:単行本
ページ:365頁
JAN:9784575236491
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で53985位
おすすめ度:
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レビュー
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わかりすぎて辛い Date:2010-01-18 おすすめ度 ![]() 「対岸の彼女」「八日目の蝉」で角田光代は女性心理を描かせたら一流だと思ったが、 今回は本当に怖いくらい「この人には全部わかってる」と思わされた。 都心で子育て中の主婦たちがふとしたことで「仲良しグループ」になる。家も近く、親子 で行き来したり、話題のお店に繰り出したり。そんな新しい仲間ができた喜びにひたる彼女 たちだが、ある日女性ジャーナリストから「お受験」への考え方を取材されたことがきっかけ で関係に歪みが生じ始める。「自分達は無関係」と言っていたお受験の戦いになんのかんのと 理由づけして自ら巻き込まれて行く母親たち。疑心暗鬼になり静かに蝕まれていく心、家庭崩 壊の予感。母親たちのキャラクターも決してベタではないのだが「いるんだよな、こういう人」 と思わせる人物設定がちゃんとできており、うそ臭さが無い。 いま現在「ママ友」とのおつきあいに悩んでいる大勢の人たちに読んでもらいたい、と思った。 |
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人間が一番怖い。 Date:2010-01-11 おすすめ度 ![]() 久しぶりに小説読みました。 年末の京都旅行に行く新幹線の駅で買った雑誌に書評が載っていて、「実在の事件をモチーフにした」というところに惹かれてジュンク堂京都店で購入。 10年ほど前に文京区で起こった「お受験殺人」と呼ばれた事件で、記憶している人も多いかと思います。 2歳の子供が行方不明になり、その後殺害された事件です。 犯人は子供ともその母親とも顔見知り。いわゆるママ友だったそうです。 本作に登場する5人の母の名前を覚えるのは大変ですが、この5人の心理描写が生々しく恐ろしい。目を背けたくなるようなリアルさもあります。ちょうど子供が生まれる頃に妻と読んだのですが、人間は怖いなと思いました。 |
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狭い人間関係 Date:2010-01-09 おすすめ度 ![]() よく似たお母さん同士の人間関係はどこにでもある風景で 多くの小さい子供を持った母親は子供中心の生活をしています。 ストレス解消や情報交換などの楽しいだけの場であれば無問題ですが つまらないことで誤解したり疑心暗鬼になっていく人間関係や課程が とてもリアルに描写されていて怖いくらいです。 今、まさに子育て中のお母さん達が読めばギクッとなる事がたくさんあり 読み終えることでママ友以外で視野を広げようという気持ちになるかも知れません。 |
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ぐいぐいと引き込まれるような迫力のある、ありふれた日常 Date:2009-12-05 おすすめ度 ![]() 主人公である専業主婦の女性5人ともが、性格がいいとは言えず、身近にいて決して友だちになりたいと思えるようなタイプではないのに、読んでいるうちに共感し、この人はどうなってしまうのだろうと気になり出します。タイプが違う5人の5人ともにこういう感情を持てるということじたいが凄いと思います。そして、実際にあった事件をもとにしているということで、この中のだれが殺人を犯すのだろうと邪推したりもしたのですが、だれでもないんですね。でも、5人ともが殺人を犯しても不思議はない。そこまで精神的に追い込まれていく。元を正せば、子供の小学校進学という、それだけのことで。まさかそんなはずは、と思っていても、読めば、もしかしたら自分も、と思ってしまいます。そういった怖さのある小説でした。 |
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面白かったです! Date:2009-09-25 おすすめ度 ![]() この小説はノンフィクションではないかと言うくらい、リアルでした。 登場人物は自分の周りにも、うじゃうじゃいる様な人ばかりです。 全く空気を読めずお金や物をむしり取る事ばかり望む人、いつも人の動向ばかり気にして足を引っ張ろうと企む人、 私が今までに出会った最悪の人3人にあまりにもそっくりで、びっくりした程です。 私は、今ある幸せを日々感じながら生きて行きたいとつくづく思いました。 それにしても今回の角田光代さんの人物描写は凄まじい物がありました。 タイトルが小説の内容を象徴していて素晴らしい。 |


