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家族の言い訳 (双葉文庫)

価格:¥ 630 (税込)
出版:双葉社
カテゴリ:文庫
ページ:301頁
JAN:9784575512465
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で101705位
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レビュー
じーんと… Date:2010-02-07
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心温まる作品と思います。私は涙腺ゆるい女ですが、今まで読んだ小説の中でも一番涙しました。それは今の年齢や状況に関係なくはないと思いますが
優しい気持ちになります。たくさんの方が読んでくれると良いです。
一番むづかしくて、それでも一番あたたかな関係 Date:2010-01-10
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家族の関係は、複雑です。
近くて、遠くて...
わかり合えているようで、すれちがって...
こんなはずじゃ、がたくさんあって。

いろいろな形の家族をみせてくれます。
いろいろな感情を感じさせてくれます。

どの短編も、じわぁと心に沁みます。
読んでみて、自分の感情をじっくり味わってください。

良書です。
評価が割れる作品集 Date:2009-11-03
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 無条件に褒めるには難がある。読者の精神状態によって、評価が分かれる作品集。閉塞感を感じる傾向にあるときは、主人公にシンクロして泣けるのではないか。逆に高揚感を感じているときは、損した気分になりそう。

 家族をテーマにした短編8編から成る。全体的に暗い雰囲気が漂う。主人公の追い詰められた状況設定に、読んでいて気が滅入る。結末も然程(さほど)明るいとは感じられず、主人公ほどには救われない。

 しかし、見逃せない描写も多数見受けられる。母親が主人公に「本当に賢い女」について語る台詞(カレーの匂い)、主人公が煙草に火を点けられないくだり(おかあちゃんの口紅)、幼い息子が具合の悪くなる度に主人公に向けて放つ一言(ホタルの熱)などなど……

 8作品の中では、最後の2編「イブのクレヨン」と「粉雪のキャッチボール」が好みに合いました。ありがちな結末ではありますが、しかし他のラストシーンや展開では、話が収まらないでしょう。

 結論としては、辛いときや気持ちに余裕のないときに読むと良いかも知れません。
電車では読まない方がよいでしょう Date:2009-09-23
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軽いエスプリの利いた短編から涙を誘うものまで、素晴らしい短編集です。
作詞の才能のある方は、人の心の捕え方がお上手です。
特に後ろの3編、口紅、クレヨン、キャッチボールでは涙がこぼれそうになりました。特に「口紅」は電車の中だったので困りました。是非ご自宅でお読みください。
作詞家ならでは。 Date:2009-07-22
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心に残るフレーズを生み出すヒットメーカーが書いた小説だけに、読んでいて時々琴線に触れる一文、情景に出くわす。
小説のストーリー自体はさして練られた物とはいえないのだが、そこに込めている思いが直球で入ってくるのだ。
働き盛りに突然くも膜下出血で命を落とした夫。生前、仕事一本やりで家庭を顧みない夫ゆえに喧嘩が絶えなかった夫婦だったが、死後、訪れた先輩社員の口から語られた知られざる夫の姿。
「よく夫婦を戦友に例える人がいるでしょう。僕はちょっと違う意見なんだな。妻は一緒に戦ってくれなくてもいいんです。戦いは僕がしますから。だからその代わりにせめて味方でいてほしいんですよ。それも絶対的な味方です。」(「乾いた声でも」)
小学校時代に、全く化粧っけのない母に参観日にはつけてよ、と小遣いをためて買った口紅。
いま、「死」を目の前にした母が、自分の嫁に「この口紅は参観日に使ったきり、もったいなくて使えなかった。あたしが死んだときには死に化粧にこの口紅を使って。」
と頼むシーン。(「おかあちゃんの口紅」)

かる〜く読んでいるうちに、突然やってくる涙、そんな本でした。
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