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明るい部屋―写真についての覚書

原著 Roland Barthes , 翻訳 花輪 光
価格:¥ 2,940 (税込)
出版:みすず書房
カテゴリ:単行本
ページ:157頁
JAN:9784622049050
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で81772位
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 本日の一枚 [ Whisper or monologue ] at 2009-11-27 22:22:11
明るい部屋―写真についての覚書 | エキサイト商品情報 「かつて そこに あった」 バルトは写真の本質をそういった。 この本はバルトの「失われた時を求めて」だといわれている。哲学書ともエッセイとも言い難いテクストであるが、虚心を捨ててあるがままに読み進めると何ともすがすがしい気持ちになるのではないだろうか。バルトが詠んだ少々長い俳句ともいえるかもしれない。 さて、武田花さんの写真はまさにそういう写真だ。写っているネコ達はすでに死んでいるだろう。しかし、そうであるからこそそれを見る我々の中で生き続けるんじゃないだろうか。 一方岩合さんのネコ達はまるでそこにいるかのように「...
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レビュー
写真の本質とは? Date:2006-11-04
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昔、大好きだった人。離れていった人。まだ若い頃の父と母。生まれたばかりの自分。失われた時間、風景、感情...。

時々、僕らがそっと手にとってみる写真のイメージは、なぜこれほどまでに僕らの心を深く捉えるのだろう。

「それは、かつて、あった」。

写真の本質的な意味を、バルトはそう表現する。失われたものとは、かつて確かに存在したものに他ならず、その事実こそが、時として僕らをこれほどまでに切ない気持ちにさせる。フィルムに固定されたイメージへの思索を通して、緩やかに記憶を遡行していくような感覚を与えてくれる希有な一冊。
バルトがその母に捧げた『鎮魂歌』 Date:2002-06-06
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 バルトにとって唯一「存在している」写真は、彼の死んだ母の幼い頃の写真であった。彼はその幼い少女の純真無垢な態度に、彼の母が生涯維持してきた姿勢を見出したのである。

 バルトは、「一般関心」「文化コード」に左右されずに、野生のままで写真を見る事を望んだ。母の幼い頃の写真は、バルトが唯一野生のままに、認識した写真だったのではないかと、私は考える。ゆえにバルトはその母の写真を公開していない、それはバルト本人にしか価値のない写真であるからである。

 本書はジャンル分けする事が難解のように思われる。『写真論』であり『哲学書』であり『エッセイ』のようでもある。ただもしどこかの本棚に収めなければならないとしたら、私は『鎮魂歌』の本棚に大切に収めることだろう。 
 

写真を読む快楽 Date:2002-02-12
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バルトの遺作,写真論。『テクストの快楽』の写真版といってもよい。「写真については素人ですらない」といいきるバルトは写真の細部を観ることに楽を感じる。そして自らのエクリチュールすら楽しんでいる。
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