ファンタジア
原著 Bruno Munari
, 翻訳 萱野 有美
価格:¥ 2,520 (税込)
出版:みすず書房
カテゴリ:単行本
ページ:221頁
JAN:9784622072096
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で105365位
おすすめ度:
[ Amazonの詳細ページへ ]
出版:みすず書房
カテゴリ:単行本
ページ:221頁
JAN:9784622072096
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で105365位
おすすめ度:

[ Amazonの詳細ページへ ]
この書籍を買った人はこんな書籍も買っています
レビュー
|
シンプルで的確な「想像力」の教科書 Date:2007-02-20 おすすめ度 ![]() ファンタジア:これまでに存在しないものすべて。実現不可能でもいい。 発明:これまでに存在しないものすべて。ただし、きわめて実用的で美的問題は含まない。 創造力:これまでに存在しないものすべて。ただし、本質的且つ世界共通の方法で実現可能なもの。 想像力:ファンタジア、発明、創造力は考えるもの。想像力は視るもの。 この冒頭の定義はとても的確に思える。「ファンタジア」「発明」「創造力」の微妙な差異もわかるし、「想像力」だけが、ちょっと位相の異なる概念であることもわかる。 どうなんだろ、この中で今の世の中に欠けてるのは「ファンタジア」と「想像力」だろうか。“実現不可能でもいい”って度量が今の世の中には無いし、人様の考えたものを、広く、深く“視る”余裕ってのも無い。 “子供は壮大なファンタジアの持ち主である”ってのを否定するくだりで著者の言説に信頼感を持つ。そう、子供が考えなしに口にする突飛な言葉の数々は、ファンタジアなんかじゃなく、“自分の知っている世界の投影”だ。いい大人が、無知や無垢を、ファンタジアだアートだと言い繕うことを周りは看破しなきゃダメ。スピリチュアルとかもな。「想像力」を深めることが「ファンタジア」を生むっていう循環。 本書ではファンタジアを「対比」「反復」「類似」「交換」「融合」といった技法に分類していて、それはそれで納得なんだけど、あくまでこれはファンタジアの分析であって、思考の整理にはなっても、分析がファンタジアを直接生み出すわけではない。そう、まさに基礎知識っつーか教科書だよね。読んだからって、そこにファンタジアが降臨するかどうかは、また別の話であって。 結論。この本、「ファンタジア」を生み出せるかどうかは保証できないけど(そんな本あるはずがない)、「想像力」、つまり“視るチカラ”を鍛えるのには確実に役立つ。シンプルで的確な「想像力」の教科書だ。 |
|
ムナーリのプレゼント Date:2006-07-19 おすすめ度 ![]() デザイン論と思って手にした「ファンタジア」は、私に「貴方の今の世界をもっともっとクリエイティブな自由で楽しい広がりに変えていけるのよ!」と囁き、沢山の具体的モデル、ヒント、示唆を提示してくれるものだから、「そーか! 同じ事象も視点を変えて観れば...」と乏しき想像力も痛く刺激され、その気にさせられる。ふんだんなイラスト、写真も嬉しい。 成長過程の子ども達に関わる方、アートに携わる人には勿論、我々年輩層にとっても創造的思考と内なる「ファンタジア」への認識と可能性を指し示すメッセージといえよう。柔軟で優しい訳文は、理論的部分も含め、快く読め理解を助ける。 (定年退職どうしょう!世代) |


