明和電機 魚コードのできるまで

定価:
マーケットプレイス価格:¥ 46,655 (税込)

出版:NTT出版
カテゴリ:単行本
ページ:175頁
JAN:9784757150331
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エディターレビュー
   帯には「小学生からビジネスマンまで」とあり、裏表紙には「年」「組」「なまえ」。マンガを多用し、漢字にはすべてルビ、全ページの端には「まめちしき」という構成は、まるで学研の「ひみつシリーズ」を思い起こさせる。一見子どもでも楽しめそうな装丁だが、これがなかなか曲者である。同著者による『明和電機 魚器図鑑』が「製品」(一般に言う「作品」)の解説なら、本書は明和電機のアイデアの産み方を解き明かした1冊である。

   アートユニット、明和電機の「製品」は大別して「ツクバシリーズ」(楽器)、「魚器シリーズ」(魚をモチーフとした作品群)、「エーデルワイスシリーズ」(花をモチーフとした作品群)に分かれる。本書ではそれぞれの作品について、製品として完成するまでのプロセス、つまり発想から現実にアジャストさせていくまでの流れを丁寧に解説していく。

   驚かされるのは、それぞれの「製品」やシリーズのベースとなる物語の豊かさである。特に新シリーズ「エーデルワイス」の壮大な物語は、女性に対する憧憬と不安が夢に表れたような、不思議な雰囲気を持っている。性を即物的に捉えることによって、逆にロマンチックで悲しい世界を構築しているのには驚かされる。さらにそれが「製品」自体のヤンチャぶりと見事なコントラストを描き出し、明和電機の存在を際立たせているのだ。

   技術は技術自体のためにあるのではなく、発想を実現させるためのツールにすぎない。読者を童心に戻すことでこのことを再認識させてくれる本書は、やはり曲者である。(大脇太一)

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