”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)
イラスト 竹岡 美穂
価格:¥ 630 (税込)
出版:エンターブレイン
カテゴリ:文庫
ページ:318頁
JAN:9784757729155
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で69543位
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レビュー
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遠子が可愛らしかった Date:2009-11-24 おすすめ度 ![]() 今回は遠子の弟とか、新しいキャラクターがでます それに遠子の意外な弱点も判明します。 いつもどおり、遠子の突飛の無い発想と行動で心葉は振り回されますが そこに仕掛けられた悪戯に憤激した遠子が、犯人を捕まえようと息巻いてくれました しかし遠子は珍しく大敗してしまう。 この巻は、エミリー・ブロンテの「嵐ヶ丘」を題材に描かれています しかし切ない恋を表現しようとしたにしては、登場人物の心情が今ひとつ共感できません。 基本的に遠子が主人公で、彼女中心に物語が進むという、作品の特性上、仕方がないかも知れませんが 今回の物語の核心となる、黒崎や蛍についても、もっと言及があった方がより楽しめたと思います ただ、作品で目に付いたのは、天真爛漫の遠子の振る舞いと 彼女の可愛らしい弱点です。 それはほほえましく思えました |
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切ないお話でした。 Date:2009-10-01 おすすめ度 ![]() ネタバレなしで、簡単に述べてみたい思います。 まず、読み始めてすぐに何を題材にしているかわかりました。 超有名な○○○です。 雰囲気もゴシック調だったので、まず間違いないと確信し、それをどう扱っているか考えながら読みました。 第2の○○○か、○○○の続編としても読めるかと思います。 キーワードは愛憎です。 この二律背反をどう処理しているかが見ものです。 愛憎の愛が強ければ強いほど、その反対の憎もまた、愛の対象を喪失することで強まります。それはしかし、単なる反動的な心理だけではありません。 中心となる女の子が登場しますが、周囲の人物の働きかけがすべて失敗に終わってしまいます。その働きかけを拒否あるいは否定することで、この女の子の愛憎という感情が誰にも踏み込めない純度の高いものだと認識され、さらには、愛と憎しみが制御できずに荒れ狂ってしまう激しい感情なのだと思わせられました。 登場人物たちの性格や役割がそれぞれ対になっていて、その展開のさせかたが非常にうまいです。語り手である心葉に対して、ななせの反応も今回のテーマに結びついています。 第1作のほうでも、二律背反を扱っていましたが、内に込めた感情を表向きには偽ること、それを心葉の心情とリンクさせて、千愛と心葉がお互いに救われる面があり、ハッピーエンドに終わりましたが、今回は悲劇でした。 ずいぶん前に読んだネタ元の○○○をまた読んでみたくなりました。 |
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素晴らしい Date:2009-09-05 おすすめ度 ![]() 最後の遠子先輩が暗号を食べるシーンが切なすぎる。 蛍の父親への愛憎がこれでもかというほど伝わってきて涙が出ました。 読んで、損はありません。絶対に。 |
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文学少女2 Date:2009-06-21 おすすめ度 ![]() 今回は嵐が丘です。 なぜ嵐が丘をチョイスしたのかがわからなかった。 しかし琴吹さんがかわいいのでそれだけで素晴らしいです。 |
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これはとても苦いお話です。 Date:2009-05-10 おすすめ度 ![]() “謎の美少女作家”だった井上心葉(このは・♂)と、自称“本を食べちゃう程すべての物語を深く愛している「文学少女」”の天野遠子をメインに、文学作品を彷彿とさせる事件を描いた作品の第2巻です。 ある日文芸部設置のポストに謎の紙片が入っていた事から、「私はもう死んでいるの」と語る少女・蛍と遠子のバックアップとして活躍する姫倉麻貴の二人を中心に「嵐が丘」の様な事件が展開されて行きます。 これは、荒れ狂う嵐のような激しい「愛情」と表裏一体の「憎しみ」、そして「後悔」に彩られた悲しい物語です。 「失われた時間は新たに歩んで取り返せる」と語り事件の全容を“想像した”遠子先輩。 「時間がない、戻すことも取り返すことも出来ない」事に気付いてしまった心葉。 激しい感情を剥き出しにして、想いを告白する蛍。 すべてを知った上で、記録し物語を紡ごうとした麻貴。 この一連のシーンは非常に衝撃を受けます。 そしてすべてが終わった後のラストシーン。事件の発端となった紙片を味わう遠子先輩が一番印象的。恐怖、悲しみ、切なさ、希望、愛が綴られた紙片がどんな味だったのかは書かれておりませんが、最後の挿絵がすべてを物語っています。 一読の価値がある、とても熱くて苦いお話です。 |


