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大東亜戦争の謎を解く―第二次大戦の基礎知識・常識

価格:¥ 1,680 (税込)
出版:光人社
カテゴリ:単行本
ページ:208頁
JAN:9784769812951
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で284878位
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レビュー
軍事が苦手な人向けの解説書 Date:2009-05-09
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 陸自勤務の経験と文献をあさることから軍事について精通している兵頭氏と19世紀以降の戦史研究家である別宮氏が、冷静に第二次大戦の用語を解説している。
 各用語には3段階の難易度が付けられているので、軍事関係は初めてという方は(易)の印の用語だけ抜き出して読んではいかがだろうか。

 特に気付かされたのは2点。日本軍は、陸軍の影が薄いという指摘。日清・日露・太平洋戦争とすべて海軍が戦争の主導権を発揮している。日本は陸軍参謀本部と海軍軍令部が別々に動くため、統一が取り難かったということだ。海洋国家の米英でさえ戦時には陸軍が海軍に優先するという。
 また、超平等主義の弊害として、召集した大卒までも二等兵にしたことを問題視している。幹部教育をして少尉に任官する制度があれば、旧体質の上層部に民間の知恵が入ったはずである。日本軍だけを見ていると気づかない指摘だった。
歴史好きの方にお勧め。これまでの歴史観が覆される。 Date:2006-07-23
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「兵頭二十八の放送形式」というブログなどで、靖国問題や、ミサイル問題に対し、テレビ出演しているような著名な軍事・歴史評論家よりもはるかに鋭く説得的な分析を行う兵頭氏と、「第一次世界大戦」という歴史研究サイト運営者の別宮氏による合作。

はっきりいって、左右とかそういうレベルをはるかに凌駕し、本当にこれまでの歴史観・常識が覆されます。

また、ニュースなどでよく見聞きする用語の本当の意味を知ってるつもりになっていたことがよく分かります。

本書は多様な読み方ができるよう、工夫が凝らされています。
通読してもいいし、テーマごとに読むことも出来るので、興味のあるところから読み始めるのもよいと思います。
また、レベルを3段階に分けてあるので、歴史が苦手な人も少しずつなじんでいく読み方も出来るので、安心です。

靖国問題について考えてみたい方、歴史が好きと自負される方、イデオロギーにとらわれず、感情的でない真の歴史を学びたい方に、お勧めします。賛同できるかどうかはともかく、大戦期の歴史に対する複眼的な視野は身につくと思います。

それにしても、本当に戦争関係について考えるためには、「軍」の組織制度・文化、兵器の技術力、(戦時)国際法・国際慣習など幅広い知識が不可欠であると痛感しました。
実に奥が深く、簡単に結論を出せない分野と再認識しました。
何が謎なのかを教えてくれます Date:2006-05-06
おすすめ度
明治から昭和の歴史に詳しくないからかもしれませんが、とても興味深く
読みました。

 特に靖国神社が無名兵士の御霊を祀る事ができないことになっていること
には驚きました。
 A級戦犯うんぬんの話以前に、国の為に死んだ名もなき兵士を祀る正式な
国立墓地もこの国にはないなんて。そして、それに反対しているのが靖国神
社と遺族会というんだからやりきれない。

 もう一点の驚きは本書の主(謎)でもあるのですが、日米開戦の実行者た
る海軍関係者が、東京裁判で追求を免れていたということです。

 そう言われればそうだな、悪役は陸軍人ばかりだけど、真珠湾に奇襲攻撃
したのは海軍人だよなぁ、なのにA級戦犯になった有名人に海軍人はいない
なあと当り前のことに気づかせてくれました。

 まあ謎は謎のままなんですけど、それを気づかせてくれただけでも読んで
よかったです。
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