大人の写真。子供の写真。 (エイ文庫)
価格:¥ 683 (税込)
出版:エイ出版社
カテゴリ:文庫
JAN:9784777905584
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で73719位
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レビュー
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ものの見方、見え方を見る Date:2007-06-23 おすすめ度 ![]() 職業写真家と、その友人令嬢(当時6歳)のそれぞれが、一眼レフをもって「同じものを撮ったらどう撮れるか」の実験を楽しくやってみた、という楽しい本です。 後書きにもあるように、誰にでもできる、あるいみ単純な実験ではあるし、結果には大体想像がつかなくもないですけれども、やはり、その過程と作品から見えてくるものは重層的です。まず、技術的には、フィルムにはレンズを通した被写体が写るに決まってる、としても、実際に残るのは被写体と撮影者の関係性である、ということが歴然として確認できます。つぎに、撮れた写真を通して、ものを見ている「私」が人生のどの地点(しがらみ、とか)に立っているのか、ということも(かなりの程度)読めてしまうことがわかります。そして、どの地点であれ、その地点にある現在を大切に思うべきだ、ということもわかります。 さらに、私自身に引き当てて思うに、学校に入る前の子供にSLRを持たせてみる、というのは、実際(壊したら困る、とか、おもには金銭的に)かなりの冒険であって、これをやるからには、相当な愛情をもって著者たちがその子に接しているに違いないはずで、十ウン年前の自分にはそれはちょっとできなかった、という点において、だいぶ反省しないといかん、ということが今更ながら分かる、という寸法です。 最近は安価なデジタルカメラが沢山ありますから、そこまで肩肘はることもないでしょうよ、とも言われそうですが、ここは、フィルムSLR、50mm/F1.4 でつっぱってみたいではないですか。 以上のようなわけで、カメラ好き、根暗気味の若い父親各位には、本書の例に従って、対等の立場を子供につくってあげて、少しは一緒に遊んでみることを強く推奨したいと思います。それが手遅れの中年以上の父親も、本書を追体験することで、踏み外しかけた?人生の本道を歩みなおす よすが にできる、かもしれません。そういう問題とは無縁な写真好きな読者にも、もちろん、読み取れることは色々あるでしょう。 |
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カメラを持つ人へも、持たない人へも Date:2007-01-19 おすすめ度 ![]() 私は半年前ほどにデジタル一眼レフを手にしてから、初めて作品として写真を撮る興味に取り憑かれましたが、そんな初心者の私には色々と参考になる本でした。逆に自分で写真を撮らない人であっても、写真と短い文章でリズミカルにストーリーが組み立てられていて、楽しみながらページをめくっていける、絵本のような楽しみ方が出来る本だと感じました。 |
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当たり前のことが、新鮮! Date:2006-06-13 おすすめ度 ![]() 大人の視線と子供の視線を並べて観る。 企画としては、とってもシンプルで誰かがやってそうだけど、 誰もやっていなかったんですね。 万造さんの写真だけを観ていても なかなかその良さは素人にはわかりづらいと 思うけど、 素人、しかも子供の写真と並べると 確かに「プロ」の腕の違いがわかりやすい。 (こんなことプロの先生に言うのは申し訳ないけど) そして、自分達「素人」写真は 燦ちゃんに近いと思った。 それでも、子供のパワーは、 自分より勝る、とも感じる。 つまりは、素人カメラは プロはもちろん、子供にも負けるってこと。 燦ちゃんが、将来の夢のモデルになって 被写体としてのパワーを持つのが楽しみです。 |
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コンセプト良し、写真良し、文章良し。 Date:2006-06-05 おすすめ度 ![]() プロカメラマンと子供、同じものを撮ったらどう違う?という面白い試みの本。 試みといってもハウツー本ではなく、ちゃんとストーリー性もあって読み物としても面白いです。 カメラマンの新倉さんと、コピーライターの中田さん、そして中田さんの娘の燦ちゃんの共著になるんでしょうか。燦ちゃんが新倉さんと一緒に写真を撮ります。 大人の写真はさすが。鮮明で綺麗で、見ているだけで癒されます。 動物や人間には躍動感や表情があります。写真に飽きて遊び始めちゃった燦ちゃんの写真もちらほら(笑) 一方、燦ちゃんの写真は、走り回って興味の赴くままに撮った、はしゃぎまわっている姿が目に浮かぶようなもの。 写真だけを見てイメージが湧くのが大人の写真ですが、そこにコピーライター中田さんの一文が加わるだけで、子供の写真がものすごく面白いものに見えてきます。 燦ちゃんの元気さ、やんちゃさ、気まぐれさがよく伝わってくる文章は、さすが親子だなぁって思います。 私は趣味で写真を撮ってますが、大人の写真の壁にぶち当たってしまい、この本を買いました。 燦ちゃんの写真と中田さんの文章を見ていると、被写体に興味を持つ事がまず一番の原点だなって再確認できました。 読み物としても面白い試みで、写真に絶妙にマッチした文章がいい味を出してます。文章に無駄が無く端的でコミカルなので、本全体が実によくまとまってます。紙芝居や絵本に近いかもしれません。文章や写真のレイアウトもワンパターンでなくて楽しいです。 綺麗な写真が好きな人、撮る時に堅くなってしまって何かヒントを得たい人にもいいと思います。 写真に興味のあるお父さん、お母さんにもお勧めです。子供と一緒に撮りに行きたくなりますよ! 誰かを撮るのもいいけれど、誰かと一緒に撮るのもいいなぁ・・・ 本当に色々な刺激をくれた本です。 |
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子供の記憶に残るといいな Date:2006-05-09 おすすめ度 ![]() 幼稚園・年長さんの女の子に一眼レフカメラ (50mmレンズ装着) を渡して、一緒にあちこち行きながら一緒に写真を撮って並べてみた本。というか写真集。 我が家ではわりとそういうのが日常なんだが、こうやってまとまってるといい感じだ。なにより、コピーがよい。コピーライターは女の子のお父さんらしい。このコピーがあるのとないのとでは、印象がずいぶん違っていたと思う。 子供は正直なので、好きな人と同じことをしたがるし、好きなことをものすごい勢いでやる。そして、多分ものすごい勢いで忘れる。こうやって写真集という形になることで、この女の子は、大好きなカメラマンのおっちゃんと写真を撮りにあちこち遊びにいったことを、きっと忘れないだろう。 ともあれ、写真が好きな人は、ぜひどうぞ。安いし。 |
