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おおきな木

原著 Shel Silverstein , 翻訳 ほんだ きんいちろう
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ユーズド:¥ 1,579より »
出版:篠崎書林
カテゴリ:-
JAN:9784784101481
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で9928位
おすすめ度:

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エディターレビュー
この特別なリンゴの木を「Giving Tree(寛大な木)」としか呼ばないのはいささか控えめすぎる。簡潔な表現とシンプルな線描画で人気のシェル・シルヴァスタインによるこの作品では、1本の木がまず、1人のやんちゃな少年に緑あふれる遊び場を与える存在になり、やがて心地よい木陰やおいしいリンゴを与える様子を描いていく。少年を喜ばせることがこの木の喜びだったが、少年の願いをかなえるためにこの木が払う代償はしだいに大きくなっていく。少年が「お金が欲しい」と言えば、寛大な木は自分のリンゴを売ってはどうかと提案し、「家が欲しい」と言えば、材木として自分の枝を切ってはどうかと提案する。やがて成長した少年は、木と遊ぶには大きくなりすぎたから代わりにボートが欲しい、とねだる。寛大な木は、自分を根元から切り倒せばその幹でボートを作ることができるだろう、と提案する。そして少年は無分別にもこの木を切り倒してしまう。ここで本書はページ見開きで、痛ましい、孤独な姿の切り株を、少年がかつて「M.E. + T(ぼくと木)」と刻んだ根元までばっさりと切られた切り株を、ぽつんと描いている。…「そして木はしあわせだった…でもそれはほんとかな?」
このようにして寛大な木はすべてを捧げ尽くしたが、やがてかつての少年は老人となって、腰を下ろして休める静かな場所を求めて戻ってくる。木はやはり自分の精一杯でもてなそうと、自分の上に腰掛けて休むように促す。老人は自分がかつて切り倒した切り株の上に腰掛ける…「そして、木はしあわせだった」
本書のメッセージは明確にされていない。「もらえるものはもらい尽くせ」だろうか?「捧げられるものは捧げ尽くせ」なのか?はたまた「完全なる自己犠牲は素晴らしい精神だ」か?あるいは、「完全なる自己犠牲ほど哀れなものはない」だろうか?…シルヴァスタインは「寛大にも」読者の手にあえて、解釈をゆだねてくれたとみえる。
レビュー
教訓はあるのか、ないのか。 Date:2009-12-31
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絵本に教訓ってものはあるのでしょうか。

良い教え。

人生訓。

この「おおきな木」という絵本は、捉え方によって、様々な教訓に富んでいると思いますが、さて、では、この絵本が言おうとしていることは何なのか。

何を伝えようとしているのか。


与える愛なのか。

都合のよい女のような生き方なのか。

全てを受け入れる心なのか。


絵本に教訓があるのか、ないのか、っていうのは、私はあまり問題ではないと思います。

というか、それは、常に大人が考えてしまう大人の思考であって、子供には関係はなく。

教訓、人生訓なんてあってもなくてもいいと思いますし、そこに何か人生の教え等があってもなくてもどっちでもいいと思ってます。

もちろん、絵本の作者さんは、あれを伝えたい、これを伝えたい、これを描ききりたい、と、さまざまな思いを込めて全身全霊で書いているのでしょうが、それが本になり、誰かの手に渡った時点で、子供の許に渡った時点で、それはもうその人のもの。

その子供のもの。

どう感じるか、どう読むか、何を得るかも、その人、その個人のもの。


要は、目の前の絵本が面白いか、面白くないか。

それに尽きると思います。

教訓なんてなくたって、「絵がキレイ!!」ならそれでいいし、

教訓なんてなくたって、「おもしろい!!」ならそれでいい。


そう考えるとこの絵本は、シンプルな絵にのったシンプルな話ですが、私にとっては「おもしろい!」ですし、そこから何かを考えずにはいられません。

でも、そんな小難しい何かを考えなくてもいいのかもしれませんね。

おもしろければ。

おもしろい、ってのは、偉大なことです。

大嫌いな絵本 Date:2009-12-11
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私が世界一嫌いな絵本。12年付き合ってるカレシ。この本は12年前、彼が好きだといった絵本。
私はその時、100万回生きた猫が好きと言った。それから12年たった、彼はこの絵本の主人公そのもの。私は木そのもの。
絵本の世界ではないから暴力や金銭問題、切り株で生きていかなくてはいけないこれからの人生。私は、この本を好きだという
人の中に『自己犠牲こそ愛だ』という安易な思い込みが作られないことを望む。私もかれもそう思い込んだ馬鹿で、彼は奪う側だった。
わが子だとしても、切り株になった自分に座るような子に実際育ってしまったら、座りながら、『あっちの木はあんなにたくさん実をつけてるのに役立たず』なんて言うような子に育ってしまったら、
この本は、感動の涙を流して終わらしてほしくない。
愛ってなに? Date:2009-11-29
おすすめ度
読みながら、なんとなくだが親子愛に似たものを感じた。
そして恋愛にもー。

あまり詳しく述べる事は出来ないが、私の解釈で1つ言うとすれば、この物語の鍵は「1つの愛のカタチ」ー。

立ち読みでもいいと思う。「愛ってなに?」を考えるきっかけとして...
宇宙の木 Date:2009-09-18
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泣けます。

物語の大きな木はひたすら相手に与えつくす。

与えて、与えて、与えて、見返りは何もない。

大きな木はおそらく神や宇宙のメタファーなのでしょう。

「無償の愛」と言ってしまえば、それだけのことかもしれないし、
愛を描いた物語は古今東西にごまんと存在するのだけれど、
この本は崇高な波動のようなものを読み手に感じさせてくれます。

「読む瞑想」とでも表現すればいいでしょうか?

物語に結論のようなものは示されていません。
あくまでも読者が自由に様々な視点で解釈できますので、
生涯かけて、読むたびに受け止め方も変わるのでしょう。

とにかく一家に一冊の宝物です。
深い! Date:2009-08-31
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深い…深すぎる。中盤以降色々と考えさせられながら読んだ。絵本の中では名作の部類に入ると思う。おおきな木の献身的で健気な愛と、人間の一生を切なく表現した作品。
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