大聖堂 (下) (SB文庫)
翻訳 矢野 浩三郎
価格:¥ 900 (税込)
出版:ソフトバンク クリエイティブ
カテゴリ:文庫
ページ:632頁
JAN:9784797332582
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で56902位
おすすめ度:
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レビュー
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大聖堂建築を軸とした12世紀イングランドの波乱万丈の人間ドラマ Date:2009-09-18 おすすめ度 ![]() 全世界で1500万部のベストセラーとなった、ケン・フォレットの大巨編。なにしろ本書は文庫にして上・中・下巻1800ページにもなる上に、続編の『大聖堂−果てしなき世界』の文庫上・中・下巻も合わせるとなんと合計4000ページになんなんとするボリュームを誇っている。なお本書『大聖堂』は’92年、「このミステリーがすごい!」海外編第15位にランクインしている。 物語は1120年のエピグラフ、1123年のプロローグ、そして本編は1135年から1174年までと、まさに12世紀のイングランドを舞台にした壮大なものである。 いつかこの手で大聖堂を建てたい−というトムの夢は、キングスブリッジでかなうことに。そしてトムから継子のジャックへとその夢は引き継がれる。この大聖堂建築という大事業を軸に、当時の複雑な、正当なる王位継承をめぐっての戦乱や、王権対教会の権威といったものを歴史的背景にしながらも、実際この物語は、人々の野望と貪欲、欲望と怨恨と復讐のありさまをいかんなく綴ってゆく。 二転三転するストーリー展開にハラハラしながらも、命の危険が現代よりも遥かに高かった時代の、幾多の逆境に堪えて、それでも目的を達成させようとする登場人物たちの波乱万丈の生きかたからは、勇気をもらえるし、力強い命の息吹が感じられる。 さすがは数々のスパイ小説で名を馳せたケン・フォレットだけに、この長い長い小説でも読ませどころは充分心得ており、読んでいるうちに知らない間に自然とページが進んでいるという体験を味わうことができた。本書は、ともかく物語の面白さというものを再認識させる「夢中巨編」である。続編『大聖堂−果てしなき世界』への期待がいやがうえにも高まる。 |
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大聖堂大正解 よかったね Date:2009-05-29 おすすめ度 ![]() 西暦1120年11月25日のバルフルール沖でのホワイト・シップ号の沈没事故から1174年のイングランド国王ヘンリー2世の笞打ち刑までを史実も加えつつ描き切ったエンターテインメント大作。この小説の主人公は、大聖堂の設計者とか建築者でもなければ、ビショップ坊主でもなく、はたまた国王とか、彼の取り巻き連中でもなく、騎士でもなければうれし恥ずかし売春婦のお姉ちゃんでもなく、牛でもなければ、馬でもない。それは何かと尋ねれば、大聖堂そのものが、息をし、うごめき、こわれ、何をし、あれをし、これをしているのだ。そう、大聖堂が主人公なのだ。 腰巻に書かれた批評は少々どころか相当甘すぎる。 「大聖堂」を読めば、イギリスが理解でき、歴史が理解でき、人が理解できる」わけがないし、「何度読んでも滅法面白い「夢中本」の最高の宝」というが、一度読めば十分だ。 変な話、アリエナとジャックの出番になると、必ずといっていいほどこの作者は、濡れ場を想像して書きまくる。そしていくとこまでイッてしまうのだ。アリエナが毛深いこと、本人もそのことを気にしている事など、ここまで書くこともないと思うけど・・・・・。 また登場人物が多すぎるので、作者もそれぞれの人物の次の出番を忘れてしまうのはご愛嬌。トムの長男ジョナサン、結構長い間、忘れられていた。 作者は映像化されることを想定して書いたようで、画面が臨場感をもって目の前に迫る雰囲気はとてもよく出ているように思う。エンターテインメントとしては充分成功していると思う。 |
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いっきに下巻まで Date:2006-02-06 おすすめ度 ![]() 約600ページある文庫が上、中、下と三巻つづくのですが、どんどん読んでしまいます。 物語はどんどん壮大になっていって、ちゃんと満足感たっぷりのラストへ導いてくれます☆ 単なるエンタテイメントとしてだけでなく、12世紀の香りたっぷりに、人間たちの生きる姿を生き生きと感じさせてくれる小説。おすすめです |

