ポケモン・ストーリー

価格: (税込)
出版:日経BP社
カテゴリ:単行本
ページ:544頁
JAN:9784822241995
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エディターレビュー
1996年の誕生から始まるポケモンの驚異的なブームは、依然として衰えを見せず、日本、北米、アジアを中心に世界的規模で広がり続けている。このままポケモンはディズニーを凌駕し、「ピカチュウ」はミッキーマウスに取って代わるのか…。こんな推測が飛び出すほどのブームである。
本書は、任天堂の携帯用ゲーム機ゲームボーイのソフトから生まれたポケットモンスター(通称ポケモン)が、コミック、カードゲーム、テレビアニメ、映画、キャラクター商品の各分野で大ブレイクしていくストーリーと、わずか数年で全世界を市場とした「キャラクタービジネス」を確立する背景を、デザイナーやプロデューサーなど当事者への取材によって明らかにしたものである。
そのビジネスの成功ぶりはすさまじい。2000年6月末時点の国内外を合わせた累計販売本数は、ゲームソフトが6435万本、カードが42億枚。映画は、国内での配給収入が77億円(第1、2作の合計)、海外での興行収入が1億7600万ドル。テレビアニメは51の国や地域に販売、放送され、キャラクター商品の市場規模も国内だけで数千億円に上る。この商業的成功とキャラクターの世界的な伝播について、著者は「宗教や言語や人種や価値観や文化的背景などの違いを超越」した、「人類にとって未曾有の体験だった」と言う。
その魅力については、次の2つのキーワードが印象深い。友達同士でキャラクターを交換できる「価値あるデータの交換」、プレイし終わった後でも楽しさを足していける「閉じられていないこと」。ポケモン成功の秘密は、制作初期のこうした着想や指向性を、どんなにビジネスが拡大しても貫いたところにある。そして、21世紀のポケモン・ビジネスが明快に語られている。「ドラえもんは、テレビ朝日のアニメ番組の中で生きている。ミッキーは、ディズニーランドにいくと、一緒に写真が撮れる。(中略)じゃあ、ポケモンはどこにいるんだ?その問いに答えられる世界を築き上げることが、僕たちの仕事だと思っています」。こうしたビッグビジネスの奥義が随所に読み取れるのも、本書の特徴である。(棚上 勉)
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