若者を喰い物にし続ける社会 (新書y)
価格:¥ 819 (税込)
出版:洋泉社
カテゴリ:新書
ページ:250頁
JAN:9784862481566
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で191721位
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レビュー
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若者にエールを贈ります Date:2009-06-07 おすすめ度 ![]() 他の書籍で紹介されていたので、 ようやく知りました。 2007年6月初版の為、『景気が回復しつつある』 という記述が痛々しい… 若者寄りに立ち、応援している 著者の思いやりに感動している。 一点、懸案事項… できちゃった婚に一律に補助金を支給してはいかがか? という著者の提案があったが、 最近のできちゃった婚は ・男女とも収入が低い ・その上、出産後は夫の収入のみが頼り ・さらに育児がハードで虐待のおそれあり ・そのまたさらに、夫の浮気が心配 と、元々生活設計なりの 計画性があったわけではないし、極めてリスキーだ… 遅かれ早かれ生活破綻の危険性が高いので、 一時効果で終ってしまうのではないかと… であれば、著者もうひとつの提案で、 20代の結婚に補助金を支給の方が、 健全でしっくりくるので賛成。(予算云々は別として) 保育園、幼稚園は無料で、 不妊治療は青天井で無料も良い。(予算云々は別として) 後半で『お年寄りは時間+お金の2倍リッチ』で、 若者はどちらもナシは確かに良く分かる… 自分もじじい達の(失礼)言動、搾取には 散々苦労してきたので、興味深く読めた。 『逃げ切りにマッタ』しましょう。 『ジャクシャ(若者)』、『年増園』、 『牛久族』など、数々の当て字に関しては、 苦笑いしながらも面白かった。 若者寄りに偏った書籍ではあるが、 今更ながらにエールを贈りたい。 |
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若者の立場を擁護する貴重な文献 Date:2009-05-08 おすすめ度 ![]() マスコミにより弱者とされている高齢者によって本当の弱者である若者が搾取されているとのこと。 高齢者は弱者などではなく,社会保障によって手厚く保護されている強者であるんので日本は早々に社会保障を見直して,より多くの資産を若者に分配しなければならないと主張している。 多くの場面で批難されてきた若者を擁護する立場で書かれた貴重な一冊。 ただし,今の若者の苦境の原因をすべて年寄りに帰しているが,少々感情的になりすぎている感がある。 また数々の政策を提案しているが,あまり深く考えて提案しておらず,それらが有効に機能するかどうかは大いに疑問である。若者の現状をよりよくしたいという思いばかりが強すぎて,深く政策について思案しているようには感じられない。全体を通しても議論の深さが足りない。 もちろん今の社会保障は見直さなければならないが,一方的に高齢者を悪者にすれば解決するわけでもない。 両者の立場から議論を重ね,歩み寄る必要がある。 本書では世代間の対立を一層煽るだけで何の解決ももたらさないだろう。 |
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世代間の不公平のするどい批判は貴重だが視野がせまい Date:2008-12-01 おすすめ度 ![]() 日本の政策は高齢者や団塊世代に有利であり高齢者対策は手厚かったが,若者対策は貧弱だった.この本はこうした世代間の配分の不公平をするどく指摘している.「世代間戦争」がはじまっていると著者はいう.若者批判の本がおおいなかで,こういう視点から書かれた本は貴重だといえるだろう. しかし,こういう現実を打破するためのさまざまな政策のアイデアがしめされているが,その実現性や効果は疑問である.また,若者問題以外の問題はとるにたらないという書きぶりだ (「平和か戦争か,右か左か,靖国参拝か謝罪かといった問題は,合理的に検討を加えれば容易に方向が定まる問題なのだ」と書いている).このように視野狭窄していては,若者問題の解決の方向もみいだせないだろう. |
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食い物にされ「続ける」社会に切り替わる Date:2008-10-13 おすすめ度 ![]() 三十歳の声を聞く世代、所謂就職氷河期を通過した人間なら頷ける一冊 本書では、「弱者となった若者」と繰り返し述べているが、ここは「弱者であり続ける・強いられる若者」と読み直すべき部分があり、そこが食い物にし"続ける"というタイトルに繋がっているのだろう。 年功序列社会の言葉に表させるように、終身雇用制度は年次昇給とセットであり、その引き換えに若年時の手取り給与は抑えられてきた面がある(寮などの各種の手当などは割愛する ところが、昨今の不況による終身雇用制度がリセットされ、新規の労働力(=若者)は安売りによってのみ職を得られなくなっている。当然の事ながら、他に安売りがある以上、積極的な値上げ交渉は行われにくい。派遣労働者や短期派遣工の一面だろう。 一方で、これまで弱者と理解されてきた立場は既得権として手つかずのままであったりする。現金収入の面はともかく、平均的な資産・貯蓄高と若年労働層の相対的な地位低下を併せ見れば、これまで通りの境遇を受けるのはナンセンス、過度の負担である事を指摘している。 同時に、少子高齢化による労働者層と年金受給層の比率修正を加えれば、一家を作り子どもを抱え、同時に収入も上昇し〜な前提条件が崩れていること、一企業では改善しきれない問題でもある事を各所で示唆している。 「これだから団塊は〜」という台詞は、「今時の若者は〜」と同質の思考停止なのだろうが、若者の政治離れというものが政治・政権の無反応の裏返しで、投票数≒高齢者といった声に忠実な施策といった公的支援のアンバランスさにも触れているのが、他の若者批判、団塊批判本とは異なる所だろう。 |
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本当の弱者は弱者たることを訴えられない Date:2008-08-11 おすすめ度 ![]() 若者が読むと、非常に生きていくことが嫌になる本です。 少なくとも通勤電車の中で読む本ではないな、と。 一個人としてこの本をとったきっかけは老人をいじめるな、と声を挙げながら、 高級百貨店に行って目に付くのは老人ばかり、という体験に拠ります。 事実老人がいかに守られていて、勝ち逃げしようとしているかが語られています。 若者は喰われている。骨までしゃぶりつくされている。 若者の状況を訴える人もいない。巧妙に隠し、だまし、それによって 訴えられないシステムが作られている、と考えるほうが正しいと思いますが。 一人でも多くの若者に読んでもらって、 「さぁどうする?」と次のステップに進んでいかなければ、 と考えさせられる内容です。 |



