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イノベーションの神話

翻訳 村上 雅章
価格:¥ 1,890 (税込)
出版:オライリー・ジャパン
カテゴリ:単行本
ページ:216頁
JAN:9784873113456
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で112872位
おすすめ度:

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レビュー
イノベーションの神話を解体する Date:2008-10-26
おすすめ度
「イノベーションとは一人の天才がひらめきに基づき作り出した物で、時代を一気に変えた物だ」というイノベーションに対する誤解(神話)を解いていく本です。

(1)一人の天才が
→あくまでそれまでの技術の積み重ねがあってこそ

(2)ひらめきに基づき
→正確な問題設定に基づいて考え続けた結果、最後の一瞬にひらめきが来ただけ。

(3)一気に時代を変えた
→あくまで時代に受け入れられたからこそ商業化を経てイノベーションとして成立した。

言われてみれば当たり前のことなのですが、多くの事例を用いて具体的な検証をしているので説得力が有ります。



また、著者はイノベーションの「神話」が世の中に流布される原因がメディア・歴史家が単純化した情報を伝えざるをえないこと、読者がシンプルでドラマティックなストーリを好む事、といった社会的要因を上げています。


最後に内容とは別に、著者のユーモアに富んだ語り口は読んでいて非常に面白かったです。
プロジェクト Xを真っ二つに! ロジカルな切り口が最高! Date:2008-09-16
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歴史に残る発見, 発明(イノベーション)にまつわる神話を斬っていく本です.
論議の明確さに感動しました! (読んだだけで頭が良くなったような気がします).

科学上の進歩, 発明(ベルの電話とか)が, いかに神格化されがちなのか (ある意味宗教ですね)
実際の証拠から, 神話の間違いを暴いていきます.

実際のところ, イノベーションの際に起きているのは地道な努力で.
それを神話化することは, 害にしかならない, ことがよくわかりました.
(いわゆるカーゴカルトになってしまう, というわけです).

プロジェクト Xがもてはやされている割りに,
同じような成功例が起こらない理由が分かる, すごい本です.
(儲かったNHKは, 成功してますが)

すべての技術者におすすめです!
勇気づけられる。 Date:2008-05-25
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内容ですが、技術者なら普段からあたりまえに感じてるようなことがベースになっています。つまり、日々の地味ぃぃぃな研究こそがイノベーションの真の姿であり、間違ってもニュートンのように「リンゴにぶつかったら閃いた」なんてもんでは無いと。

ですが読む価値が無いかというと、決してそういうことはなく、むしろ色々な方に読んでいただきたい。

まず、上記以外にも論旨は多岐に渡り、その一つ一つに詳細な論証が加えられています。これは、一部の人が感じていることを多くの人で共有できることを意味しています。
さらに、読み物として非常におもしろく、全編を通してユーモアにあふれています。前著の「アート オブ プロジェクトマネジメント」が若干退屈になりがちだったのに比べ、この点で格段に進歩があるようです。

また、日々イノベーションと格闘している方は、「ほとんどの試みは失敗する」という内容のことがはっきり記されているにも関わらず、「少なくとも自分の道はまるっきり見当違いってわけではないんだ」と勇気づけられる内容でもあると思います。

日々つらい思いで働いている中間管理職の方などは若干不快になるような内容ではありますが、それ以外の多くの方にお勧めです。
いつも手元に置いておきたい本 Date:2008-02-10
おすすめ度
イノベーションに関するビジネス書の大半が浅薄なものであることを痛感させられる本です。

とかく宣伝されがちなイノベーションの光の部分(神話)に隠れた影の部分について、
人の本性、文化、社会、経済、政治等の様々な観点からイノベーションが如何に困難な諸行であるかを提示しています。
更に、著者の思い付きやアイデアではなく、イノベーション研究に関する過去の優れた知見を数多く紐解きながら、
これらを上手く整理しているため、イノベーションに関わる多くの人に対して有益な示唆を与えてくれます。

また、参考文献の提示方法も、よくある羅列ではなく、
文献そのものの解説や、文献の引用回数を提示するなど、著者が本書で何を重視しているかが推察できるものとなっています。
なお、引用回数第3位(1位はドラッカーの「イノベーションと起業家精神」)である、
Everett M.Rogers Diffusion of Innovationsは本書と同時期に邦訳版が出版されています(「イノベーションの普及」)。
たくさんの人に読んでほしい Date:2007-12-21
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会社で新しいことをやろうとすると、いろいろな障害に遭遇します。
この本に書かれている、イノベーションに関する10の神話(思いこみ)達もその障害のひとつです。

この本を読んで、神話に惑わされない人が増えてくれると新しいこともやりやすくなりそうです。
なので、是非たくさんの人に読んでほしいと思いました。

内容は濃く、重要なところに線を引こうと思うと本が線だらけになりそうでした。
冒頭にはそうそうたるメンバーの謝辞が並んでおり、海外でのこの本の評価が高そうなことを感じました。

アートオブプロジェクトマネジメントも良かったですが、この本も良いです。
すごい人が現れたものだと感じました。
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