骨の学校―ぼくらの骨格標本のつくり方

価格:¥ 1,836 (税込)
出版:木魂社
カテゴリ:単行本
ページ:238頁
JAN:9784877460853
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エディターレビュー
   骨の学校は実在する。埼玉県の自由の森中・高等学校だ。別に骨の専門学校というわけではないが、もしもあなたがこの学校に通っていたら、普通の人とは違った見方で骨に接することになるだろう。なぜなら、理科の教諭になんともユニークな2人、すなわち何の因果か動物の骨格標本作りに憑かれた本書の著者たち(盛口先生―― あだなはゲッチョ―― は2000年に退職)がいるからだ。そして歴代の生徒の中にも、彼らに勝るとも劣らないぐらいの好奇心を骨に向ける者たちがいるからだ。盛口先生の前書きによれば、この本は「がらんとした理科準備室が、骨部屋と化すまでの約一五年間の騒動記」。騒動記とよぶにふさわしく、心躍る楽しい読み物だ。

   先生と生徒は、学校の周辺で交通事故に遭ったタヌキの死体があるときけば喜々としてもらい受け、ナベで煮て骨を取る。ネコがつかまえてきたモグラがあれば、ハサミやメスで大体の肉を取り去り、残りを入れ歯洗浄剤につけてきれいな骨を得る。そしてその骨を辛抱強く組み上げていくのだ。興味をエスカレートさせた生徒の一人は、夏休みに北海道の海岸に出かけ、浜に打ち上げられたクジラの頭骨を拾ってきた。

   著者たちの巧みな語り口に乗せられ、冒険少年少女小説でも読むように本書を堪能した後では、骨格標本作りとは、帆船模型や模型飛行機を作るのと同じようなものなのかもしれないと思えてくる。実践派の読者の便宜を図るため、豚足骨格標本の作り方も講義されている。(松本泰樹)

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