インフォーマル
原著 Cecil Balmond
, 翻訳 山形 浩生
価格:¥ 3,780 (税込)
出版:TOTO出版
カテゴリ:単行本
ページ:393頁
JAN:9784887062498
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で114696位
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レビュー
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意匠ではなく構造家になりたいと思わせる本 Date:2009-12-20 おすすめ度 ![]() 建物が形になる前の抽象的なレベルから建物の計画に関わり、意匠設計者と協働して作り上げていく様子が豊富なスケッチや写真からうかがえる、これからの構造家を思わせる本。優秀な構造家は、建物の構造に対して考え方が柔軟でとても魅力的な解析を行うが、その最先端がこの人だ。昔、丹下健三の代々木体育館は構造家によるデザインだ、と言われたことを思い出した。構造が意匠に引けをとらない分野であることを示唆する、今後の建築のあり方の一面を示している。 |
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アイデアの宝庫 Date:2008-08-16 おすすめ度 ![]() 著名建築家との協働作業について、そのユニークな構造的発想をスケッチや写真を多用しながら具体的かつ詳細に説明しており、非常に興味深いアイデアの宝庫。 絶対的・全体的・人工的・均質などの言葉で表現することができる既存の近代建築的空間概念(=フォーマル)を打ち破り、相対的・部分的・自然的・不均質な新しい空間(=インフォーマル)の実現を目指している。 実際の設計過程において、自然の形態をそのまま真似るのではなく、内部に隠された秩序を見出し、自然の生成ルールを模倣するのがポイント。ある規則を反復することにより、豊かで合理的な形態が自然に生成する、そこに新たな建築の可能性を見出そうとしている。 目に見えるものを外部化してコピーすることにより、外から自然を模倣するのは限界がある。むしろ内部を見て、再び外に向かって構築する。内部モチーフを見つけるのがいい。 そしていよいよ、話題は「インフォーマル」へ。 その鍵語からは、全体を計画的に総括するのではなく、部分から始まり生成的に拡がっていく設計手法がイメージできる。そうした手法により、求められる多様な外的・内的要因に対して優先順位をつけて階層的に対処するのではなく、相矛盾する要素を同時的に共存させる新しい方法を模索しているように思う。 |
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建築 Date:2006-03-18 おすすめ度 ![]() これを読んですぐに仕事にいかせるとかそんな狭い観念ではないです。 しかし、ここには規則やリズム、哲学を用いる瞬間・・それを信じない強さみたいなものを感じれるし、僕のようなはんちくにも、充分楽しめる本です。{構造がわかる、わからないとはず}これを読むと日本にも 素晴らしい構造家がいるはずだから、もっとデザインだけではなく前にでてくる環境になったらいいな |
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informalへ Date:2005-06-13 おすすめ度 ![]() ~伊東豊雄、レム・コールハース、ダニエル・リベスキンドといった建築家は、構造エンジニアのセシル・バルモンドと関わることで斬新な形態の建築を生み出してきた。 それは、ひとつの変革と言っても良いかもしれない。建築家、構造家といった枠組みが崩れ、それぞれがカバーする職能がオーバーラップしている。そんな中、バルモンドはデザイナーとして、構~~造を操るブレインとしてプロジェクトに関わっている。 重力は構造を制約し、構造は意匠を制約するといった考えがformalな建築を作り出していたのだろう。一方で、バルモンドのように、重力・構造・意匠に対する同時性と曖昧性を持ってとりくむことがinformalと呼ばれる建築を生み出すヒントなのかもしれない。建築の構造、意匠といった枠を取り払い自由に考える~~ことのおもしろさを感じる。~ |
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自由で、深くて、楽しい、建築構造 Date:2005-05-12 おすすめ度 ![]() レム・コールハース、ダニエル・リベスキンドといったような建築家が創る建築はいつも斬新で不思議な形をしている。これらの建築の構造エンジニアとして関わったのが、この本の著者セシル・バルモンドだ。 建築のデザインへの彼の関わりは大きく、直接、形態に表れているものも少なくない。そんな彼の考え方やスケッチなどに触れられるのがこの本の醍醐味。彼の考え方に触れていると、建築の構造とはこんなに自由で深くて楽しいものなのかと思わされてしまう。建築の意匠・構造が好きな人には超オススメの1冊。 |

