ビロードうさぎ
イラスト ウィリアム ニコルソン
, 原著 Margery Williams
, 原著 William Nicholson
, 翻訳 いしい ももこ
価格:¥ 1,470 (税込)
出版:童話館出版
カテゴリ:単行本
ページ:44頁
JAN:9784887500365
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で214442位
おすすめ度:
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エディターレビュー
子どもに愛されたことで、本物になったぬいぐるみのウサギ。本書は、時代を超えて、作りものを本物に変える愛の力を語り伝えてくれる。クリスマスプレゼントとして1人の男の子に贈られたビロードのウサギは、ほかのおもちゃたちと一緒に子ども部屋に住んでいた。いつか、男の子が自分を遊び相手に選んでくれる日を待ち望んで。恥ずかしがりやのウサギの友だちは、ぼろぼろの革のウマ。子ども部屋の住人の中でも一番かしこいウマは、ウサギにおもちゃたちの願いを教えてくれた。それは、「人間の愛を受けて、『本物』になる」こと。「本物っていうのは、身体の作りのことではないんだ」と、革のウマは言う。「きみの身に起こることさ。人間の子どもが長い間きみを愛してくれたとき、ただの遊び相手じゃなくて、心からきみを愛してくれたとき、きみは本物になれるんだ」
1922年に初版が刊行されて以来、多くのこどもたちを魅了してきた、センチメンタルな古典名作。おもちゃにもきっと心があるはずと思っている子どもたちにはぴったりの1冊だ。(読み聞かせるなら何才でも。ただし、8才以上の子どもたちならひとりで読める)
レビュー
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ビロードうさぎ Date:2008-04-21 おすすめ度 ![]() なんて素敵な物語なんだろう。胸が熱くなってくる。この物語ならきっとすべての子供を裏切らない。 自分が幼い頃に出会ってみたかった絵本です。 童話や絵本にはその他のジャンルでは味わえない独特の豊かさがあるように思います。 そんな豊かさがこの絵本には詰め込まれています。 夢に満ちた未知の世界へのときめきや興奮を、壊さぬように、そっと運んで来てくれる石井桃子さんの翻訳が好きです。 |
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絵本は子供だけのものじゃない Date:2007-09-08 おすすめ度 ![]() 清らかで美しい話。 石井桃子さんの日本語は美しい。 話の内容がものすごく深い。 大人が読むのにたえる絵本。 私のお気に入りの絵本ベスト1です。 多くの人にこの感動を伝えたい。 |
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時代を超えて。 Date:2007-08-28 おすすめ度 ![]() 一世紀近くの時を経て、未だに読み継がれており、それこそこの本が多くの人に心の底から愛されて「本物」になっているのだと思います。 おもちゃと言えばTVゲームの時代にぬいぐるみの話なのですからすごい事です。 (かつてはおもちゃ遊びにも愛が必要でした。今はおもちゃにも暴力が蔓延しています。) それでも子供の本としていまだに十分に魅力があり、お人形を愛していた「かつての子供」であれば涙があふれてしまうことでしょう。 本国アメリカでは愛する人を失った人に勧める本と書いている方がいました。 また苦しい恋に身をやつしている人にもおすすめなのではと思います。 是非「本物」に触れてください。挿絵もすばらしく雰囲気あります。 ちなみに岩波文庫の挿絵はこの挿絵を日本人が画家がまねた物です。 |
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深みのある絵と物語、そして素晴らしい訳文。 Date:2007-04-01 おすすめ度 ![]() 大人でも充分に鑑賞に堪える、深みのある絵と物語。 むしろ大人のほうが心に響くかもしれない。 子どもに愛されたうさぎが、最後に本物になる、という物語は、「この世で苦難・困難に遭っても、真摯に生き抜いた人は、あの世の天国で幸福になれる」という、キリスト教的な世界観を示唆しているようにも思う。 何といっても、訳文が素晴らしい。 古き良き、正しく美しい日本語を充分に堪能できる。 長く残っていってほしい作品の一つだと言える。 |
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力のある絵本 Date:2007-03-28 おすすめ度 ![]() 子供が一人で読むには少し長いが、 85年も読み継がれてきたことから判るように オーソドックスながら物語そのものに 力のある絵本である。 作中の『本物』になるというフレーズは 成長とも旅立ちとも生まれ変わりとも、 いかようにも解釈できるが、 それだけに深みを感じる。 |

