ヘルズ・エンジェル―サニー・バージャーとヘルズ・エンジェルズ・モーターサイクル・クラブの時代

編集 キース・ツィンママン , 編集 ケント・ツィンママン , 翻訳 小林 宏明
価格: (税込)
出版:無名舎
カテゴリ:単行本
ページ:369頁
JAN:9784895859400
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エディターレビュー
   ハーレーを改良した不敵なチョッパーを駆る集団として知られるヘルズ・エンジェルズ。本書は、その生みの親であり60歳を過ぎてなおヘルズ・エンジェルであり続ける1人の男が語った自伝的ヘルズ・エンジェルズ史だ。

   日本では、ローリング・ストーンズの映画『ギミー・シェルター』に記録された「オルタモントの悲劇」で一躍有名になったヘルズ・エンジェルズだが、殺人の絡んだスキャンダラスなイメージばかりが先行し、活動の実態と精神的なバックグラウンドについては、これまで必ずしも明らかにされてはいなかった。

   自らの組織を語るバージャーの熱く率直な声には、そんなエンジェルズの全貌を初めて明らかにする“謎解き”としてのおもしろさだけではなく、現代アメリカ文化の裏面を語る貴重な証言としての価値がある。エンジェルズとヒッピーの違いはどこにあるのか、反戦映画『イージー・ライダー』やリベラルなアメリカ文化との関係はどうなのか? 述懐を読み進むうちに、外からは見えにくい現代アメリカの錯綜した価値観のマトリクスが、徐々に明らかになるのである。

   軍隊帰りのバージャーたちが追い求めたのは、一言で言えば帰属願望の充足と反社会的なメンタリティーとの両立だった。それをマッチョな形で実現したのがエンジェルズという徒党集団と爆走という行為なのだが、バッチを付け群れ走るのが無上の喜びだというこの単純無比なパワーにこそ、アメリカの複雑極まる病が反映しているのではあるまいか。(今野哲男)

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