僕と王様
レビュー
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スプーン一杯の天使 Date:2006-10-31 おすすめ度 ![]() 独特の視線から色々な映画を ぶった切るブログ 「こんな映画に誰がした?」の にしかわたくさんの初期作品 初単行本化 !!Death ミラクル・オッペケペーな ふだん見る映画評の作風と違い どこにでもありそうで どこにもない世界の住人を 井戸の上から暗い水面に映る 自分の姿を覗き込んでいるかのように ノスタルジックで幻想的な世界 救いのない人生に対する 自棄にも似た虚脱感が支配する世界の中で ある者はたくましく ある者はいじらしく またある者はふてぶてしく みんなそれぞれに生きています 俺の人生も捨てたもんじゃないかな 僕と王様の終わりのない珍道中に あなたも同行してみてはいかがですか? |
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新作も読みたい! Date:2006-10-02 おすすめ度 ![]() なか見では私の苦手なオゲージツ系? ガロ系? っと敬遠していたのですが、それでもコマ運びと描かれた絵に惹かれて購入しました。 思わず見入ってしまうのはやはり絵の力、コマと間の演出の力ではないかと。いつかどこかで見たような懐かしさを感じさせつつもしかし善きものとしての郷愁だけではない苦さや暗さ、切なさに満ちた絵で展開するお話はそこに誰かがいるからこそ感じてしまう不安も寂しさもあるけれど安らぎも暖かさもある、というスタンスで、ともすれば自己愛どっぷりの青春の呪詛や怨念に終始しているだけの作品とは一線を画しているのではないでしょうか。 だからこそ折角絵で語っているのに台詞で更に説明されているのが余計に勿体無いと思うのですが、あくまでもそれはこの作品当時の事。巻頭の描き下ろしの「総天然色・僕と王様」の素敵なことったら! 新作も是非、読みたいです。 |
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にしかわたくの新たな一面を発見 Date:2006-09-20 おすすめ度 ![]() 「僕と王様」はにしかわたくの初の単独著書ということで、ファンを自認している私は早速購入しました。ただ、ファン暦がまだ1年くらいとまだ浅いので、今回の作品ではにしかわたくの新たな一面を見せてもらえたと思っています。 どちらかというと、にしかわたくの映画ブログ「こんな映画に誰がした」(http://blog.excite.co.jp/takunishi)のように、かわいい絵を描きつつも、内容はちょっとブッとんでいたり、文章も濃かったりして、その濃さが好きだったりするんですけど、今回の『僕と王様』では「同じにしかわたくが描いたのか!」と思うくらいそのイメージとかけ離れてるんですよね。それが新鮮でした。 この本は短編マンガ集なんですが、どのお話も不思議な感じのお話が多いんですよね。ファンタジーっぽいんです。でも、1冊通して読んでみると、どの作品にも通じて登場人物の心の動きというか感情がすごく描かれていると感じました。それをマンガという方法で表現しているところがこの本のよさだと思います。(活字嫌いの私には特にですが) 恐らく読む人によって心に響く作品が違うと思いますが、私は「魂拾い」と「ペロンの降る夜に」がよかったです。 日頃は少年誌のスポーツマンガのような爽快なマンガが好きな私ですが、こういうマンガをゆったりと読むのもいいかなと改めて思わせてくれる本でした。 |



