チャパーエフと空虚
翻訳 三浦 岳
価格:¥ 2,415 (税込)
出版:群像社
カテゴリ:単行本
ページ:459頁
JAN:9784903619040
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で242934位
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レビュー
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ギャグです Date:2009-08-04 おすすめ度 ![]() この小説は幻想小説としては、まったく優れていません。 ただ、あるのはお笑いです。爆笑しました。 そんな本をお望みの方は買って損はありません。 |
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怪作 Date:2008-02-04 おすすめ度 ![]() ロシア革命の真っ最中、 秘密警察から逃げている詩人ピョートルがモスクワを歩いていると、 旧友に声をかけられる。 そこで彼についていくと、 じつはその男も秘密警察の一員であったことが判明する! そこで男ともみ合いとなるのだが…… といった導入(冒頭30ページくらいまで)の本書だが、 じつは内容は現代モノである。 つづくのは何でもアリの展開である。 といって、抽象的で思いつきのような展開がつづくわけではない。 たとえていえば……とたとえて説明したいが、 これに似た感じの作品というのが思い浮かばない。 強いていえば、現代的なセンスを持ったカフカ、 といったところだろうか。 もう一度くらいは読み返したい。 怪作。傑作。 |
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☆☆☆☆☆☆☆☆ Date:2008-01-28 おすすめ度 ![]() 保坂和志の小説論で紹介されていて手に取った本書だが、なるほどこいつはすごかった!! 現代と過去、現実と脳内が交錯するパラレルワールドものだが、油断して読んでいると、とんでもなくおかしなことが起こっていたりする。ごく小さな灌木の陰からなぜか巨大な白像がなめらかに現われる場面があったが、そうした映像化不可能の魔術的な描写がこの著者の真骨頂か。解説によると、著者曰く本書は「世界文学史上初めてすべての物語が完全な空虚の中で展開される作品」とのことである。そこにはプラトンや禅やハリウッド映画やサムライやメロドラマがごった煮になっているのだが、それがどういうわけかカシンカシンとハマッていく。そしてなんといっても終わり方がいい。このストンとハマッた感じの痛快さ。他の作品も読む。 |
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ロシアの底力 Date:2007-05-24 おすすめ度 ![]() ガルシア・マルケス『百年の孤独』、ブルガーコフ 『巨匠とマルガリータ』を崇拝している本読みにオ ススメ。 先に訳の出た『恐怖の兜』ではボルヘスを感じたが、 こちらはあれほど混沌とした感じではなく、物語世 界の次元は迷宮的にうねるが、ヴォネガット的な機 知のある主人公の語りの視点が安定しているので、 読者が置いていかれることはなく(物語世界におか しなことが起こると、主人公自身が振り回されてあ わてる。そこらへんのバランス感覚が絶妙で)、ス ピーディな展開にもノレる。 というか何度も裏切られること自体が快感で、そう したぐるぐるとした世界のすべての解決がまた気持 ちよく、カタルシスに向かうにつれ、ぞくぞくざわ ざわした感じが増していく。 それにしてもこんな本がベストセラーになるとは、 ロシアはいまだ文学大国の名残があるようだ。 |

