ファンキービジネス

翻訳 須田 泰成 , 翻訳 中山 ゆーじん
価格:¥ 1,890 (税込)
出版:博報堂
カテゴリ:単行本(ソフトカバー)
ページ:429頁
JAN:9784938526504
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エディターレビュー
   世界14か国で翻訳され、ベストセラーとなった『Funky Business』の邦訳。タイトルどおりファンキーなテイストで、21世紀を生きるビジネスパーソンに教養を与えてくれる異色の啓蒙書である。表紙に写っているスキンヘッドの2人が本書の著者で、しかも伝統あるストックホルム経済大学の経済学者だというから開いた口がふさがらない。

   「まえがき」でも述べているように、人は経済的な論拠や学術的な研究成果だけにこだわらず、自前のビジネス論を展開する。ビジネス状況が変化してきた例として、企業のみならず、アーティストの例やスポーツ選手の例も取り出しているところがユニークだ。

   語り口はユニークだが、主張していることはきわめて常識的である。IT業界でしばしばいわれる、No.1だけが生き残るという原則や、今後ますます進行すると思われる貧富の差の拡大、消費者の嗜好の変化など、ビジネスパーソンなら知っておきたい世界のビジネス状況を述べている。全体的に、企業とそこで働くビジネスパーソンに向けての警告が内容の中心となっており、企業に対しては、組織改革の必要性と人材活用の重要性が強調される。ここでは大企業神話を支えるシナジーとリスクレバレッジが否定され、著者が主張する「ファンキーカンパニー」の強みについて述べられている。個人に対しては、知性を磨くこと、人脈を広げること、変人であることなどが強調されている。

   変化の激しい21世紀を生き抜くために、ビジネスパーソンに読んでもらいたい1冊だ。(土井英司)

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