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無罪モラトリアム

その他 椎名林檎 , その他 亀田誠治 , 演奏 川村“キリスト”智康係長 , 演奏 森“グリッサンド”俊之本部長
定価:¥ 3,059
マーケットプレイス価格:¥ 2,552 (税込)

レーベル:EMIミュージック・ジャパン
カテゴリ:CD
JAN:4988006158429
Amazon.co.jp 売上ランキング:音楽で1507位
おすすめ度:

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  1. 正しい街
  2. 歌舞伎町の女王
  3. 丸の内サディスティック
  4. 幸福論(悦楽編)
  5. 茜さす 帰路照らされど…
  6. シドと白昼夢
  7. 積木遊び
  8. ここでキスして。
  9. 同じ夜
  10. 警告
  11. モルヒネ
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エディターレビュー
   大正から昭和の歌謡曲とパンク・ロックを混ぜたような、まったく新しい構造をもつメロディと、セクシャルな情念やエロティシズム全開の破滅願望を詩的につづった歌詞。ヒステリックに爆発しまくるギターサウンドと、聴く者を威圧する巻き舌唱法。アヴァンギャルドにして大衆的な音楽性によって、一気に女性アーティストのトップにまで登りつめた、林檎嬢のデビュー作である。
   そのあまりにも斬新なインパクトはその後、数多くのフォロワーを生み出すことになった。エロティックなルックス、コスプレっぽいビジュアルセンスも挑発的だ。(森 朋之)
レビュー
お気に入りです。 Date:2010-01-04
おすすめ度
捨て曲がひとつもありません。今の穏やかなイメージと違って、初期の椎名林檎さんの毒々しさもあり、お気に入りの一枚です。
無罪モラトリアムをアナログ盤で楽しむ Date:2009-12-26
おすすめ度
 まず「アナログ盤」の意味が判らない方は購入しないことです。これはCDでもDVDでもありません。
 黒い30cmのビニールの丸い板が入っていて、音楽を聴くためには回転台と小さな針を持つ専用の再生装置が必要です。
 音源は10年前に発売された「無罪モラトリアム」と全く同じです。
 ジャケット、ライナーノーツが30cm角の見開きになり、椎名林檎の美しい姿を拡大して手に取ることができます。所有する満足感があります。ジャケット裏面にポラロイド写真の椎名林檎が配されており、デジタル化される前の時代へのノスタルジーを共有することで一層の椎名林檎世界を満喫できます。絶対にお買い得です。
90年代の傑作 Date:2009-12-25
おすすめ度
1999椎名林檎 無罪モラトリアム

サブカルの枠に留まらないよりメジャーなシーンへの影響を想定した場合、
99年を代表するアルバムとしてまず思い浮かぶのは

宇多田ヒカル
「FIRST LOVE」
であり

Dragon Ash
「VIVA LA REVOLUTION」
だろう。

逆にサブカル的な視点でシーンを見た場合、

ナンバーガール、

くるり

といった新たな

「文系ロック」

の台頭と、

サニーデイ・サービス、

スーパーカー

らの健在ぶりが称えられる。




そして

椎名林檎。




ロックは進化していくべき、
という理論に沿うなら
椎名林檎の音楽は99年において決して斬新なものではなかったかもしれない。

彼女自身
「私は普通だ」
とある種それを認めた発言を繰り返している。

99年夏の
“歌舞伎町の女王”
でサブカルのフィールドでの評価を一気にモノにした彼女は、
わずか1年あまりで90万枚のアルバム・セールスを記録するメジャー・アーティストに成長した。


しかしそんな中にありながら彼女のエキセントリックなムードは何一つ薄まってる気配はない。


10〜20代にはまさに同時代のリアルな欠落を言い当てる代弁者として崇拝され、

20〜30代には現実に薄汚れていく前のかつての自分を顧みるような目で愛情と嫉妬を共に向けられ、


30〜40代にはその宝庫としての「歌謡」っぽさを高く評価される。


そしてそれは性別も問わない上に地続きな評価軸の流れなのだ。

つまり彼女の言う

「普通」とは、

大衆の共通意識として薄まらざるを得ない

「ポップさ」

と引き換えの凡庸さではなく、
どの世代にも訴えるそれぞれのエキセントリック=自意識過剰さとしての

「普通」

なのではないか。



ジャンルも洋邦も一切問わない熱烈な音楽ファンでもある彼女は、
未だ様々なライブ会場に日々出没するという。

そんな我々と何ら変わらぬリスナー感覚のごった煮状態である彼女が、
過剰な自意識でブーストさせ産み落としていく作品。


つまり椎名林檎とは

「進化」

でも

「最新型」

でもない、
あらゆる意識と音楽の咀爵者なのだ。


まさに90年代のリアルな空気の中で少女時代を過ごし熟成されていった人格と音楽。


その意味でもこの90年代の最後に生まれて然るべきだった傑作

「無罪モラトリアム」

そして斬新な

「手法」
によらないこの作品を最終的に極めて優れた

「時代」
の音楽としたのは、
彼女の肉体性が放つ

「歌謡」
という名の凄まじい歌の復権のパワーなのである。
1999 Date:2009-10-25
おすすめ度
何を考えてんだ、椎名林檎!待望の1stアルバムを受け取って、3にさしかかる頃、聴きながら笑いだしていた。この人はバランスなんて全然考えていない。繊細さと猥雑さがごちゃごちゃに混じっている。現実の中に脳内現実が入り込み、さらによく見ようとするものだから、かえって現実が鮮明に浮かび出す。そうした作業が歌の中で行われてるため、曲の中でボーカル・スタイルが分裂し、曲自体は短いのにとてもヘビーな聴き応えがある。たとえば5は極端。"♪何時もの交差点で彼は頬にキスする"つぶやいたかと思うと、"♪ファズの利いたベースが走る"と美しく歌いあげる。問題の3では"♪そしたらベンジー、あたしをグレッチで殴って"だ。ベンジーとはもちろんBLANKEY JET CITYの浅井健一のことだろう。彼の愛用のギター・グレッチで殴られたら、それはそれは痛い。インスピレーションに富んだフレーズが次から次へと飛び出す。そしてそれらの言葉は彼女の生き方、愛と音楽と自分と闘いながら過ごした10代の足跡と傷痕を臆することなく並べている。悲壮感や押しつけがましさ、あるいは自己陶酔はない。バランスを取ることの不必要さに彼女は気づいている。自分の中のグズなところとスピード好み、内省的なところと好戦的志向、表現者をそのまま同居させて1枚のアルバムに仕上げてみせた。虚言癖すれすれのストーリー性も楽しい。まるで悪霊のごとくズラリとオーバーの吊られた新宿の居酒屋で、間もなく有罪の世代になる女に出くわした気分だ。彼女に言ってやろう。「成人式おめでとう」。
すごいアルバムだと思います Date:2009-10-07
おすすめ度
 このアルバムが出た当時は、あまりにも衝撃的すぎて聴くことを避けていました。過激な部分だけそのときは目立って感じてしまい、本当に椎名林檎さんの音楽に目を向けていなかったと思います。でも今になって聴くと上手く言葉にできないけれどもすごいというほかはありません。激しく歌っていても、どこかで椎名林檎さんは客観的に自分を見つめて、冷静に音楽と向き合っていたのではないかと感じます。なぜならあんな歌い方をしたら普通はめちゃくちゃな騒音になってしまうはずなのに、何度聴いてもすごく良いと感じて、また聴きたくなるからです。そこが椎名林檎さんのすごいところなのではないかと思います。
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