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宇宙 日本 世田谷

価格:¥ 2,695 (税込)
レーベル:ポリドール
カテゴリ:CD
JAN:4988005200822
Amazon.co.jp 売上ランキング:音楽で11003位
おすすめ度:

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トラックリスト
  1. ポッカポッカ
  2. ウェザー・リポート
  3. うしろ姿
  4. イン・ザ・フライト
  5. マジック・ラヴ
  6. バックビートにのっかって
  7. ウォーキング・イン・ザ・リズム
  8. デイドリーム
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エディターレビュー
   前作『空中キャンプ』で確立した独自の音楽性をさらに突きつめ深化させた、日本のポップス・ロック史に輝く至高の大傑作。ゆったりと覚醒するような<1>から、圧倒的な音の渦に呑まれる<2>、さらっとしているようで後を引く<3>、ささやかで情けなく儚くて泣ける<4>、恋する気持ちをここまでヴィヴィヴィッドに描いた曲が他にあるだろうかという<5>、グループのテーマのような重要曲<6>、感動的な歌詞と強いリズムに突き動かされる<7>、太陽にゆっくりと溶け込むアトムのような<8>まで、見事なまでにすべて名曲。(麻路 稔)
レビュー
決して優しくも穏やかでもない Date:2009-05-30
おすすめ度
フィッシュマンズの音楽を形容するのによく「優しい」などという言葉が使われるが、俺は優しいなどと感じたことはない。
俺が感じるのは、佐藤の絶望的な孤独感と醒めた狂気だ。とくにこのアルバムはそうだ。
フィッシュマンズの音楽を「暴力的」と形容する人は少ないだろう。しかし、俺は隠された暴力性を感じずにはいられない。音の表層上は穏やかながら、鋭利なナイフを隠し持っていそうな怖さを感じる。

「空中キャンプ」以上に極限まで研ぎ澄まされたサウンド・プロダクトだ。窒息しそうなほど鉄壁なサウンドは佐藤の無常観をくっきり浮上させる。曲の完成度から見ても、フィッシュマンズの頂点である事は確かだろう。しかし「愛聴」出来るかと言えばそうではない。「ORANGE」や「空中キャンプ」ほど繰り返し聴きたいとは思えないのだ。それほどこのアルバムは「痛い」感じがする。
個人的なベストトラックは「バックビートにのっかって」。この倦怠感こそ負の暴力だ。

夕方 Date:2009-05-02
おすすめ度
閉塞感の空気の中で聞こえるあのリズム、あの歌詞、あの声。
このアルバムのゆったりした時間はまるで永遠に終わらない夕方のよう。フィッシュマンズは永遠だ。
個人的にお気に入りのアルバム Date:2007-03-18
おすすめ度
個人的にフィッシュマンズのアルバムの中で最もよく聴く一枚です。
前作の「空中キャンプ」は、素晴らしいアルバムではあるのですが、「何かを求めている感」があまりにも強すぎるために、軽い気分では聴くことができず、いたたまれない気持ちになり再生ボタンを止めてしまうことがあります。
それに対しこのアルバムでは、それを超越したような、存在の軽さ、浮遊感のようなものがあり、情景描写に中に溶け込ませることができるのです。
ただしこれは表現者の想いの強さによるものではなく、表現の仕方の違いによるものでしょう。
音楽的に見れば初期のレゲエなどのフォーマットを用いた音楽から、今作では完全にフィッシュマンズオリジナルの音楽性を確立していると思います。
浮遊するこころ Date:2006-09-30
おすすめ度
あらゆる意味で僕にとっては完璧な作品。
この作品を作ることで、佐藤は真理に到達しちゃったのかも。歌詞しかり、音楽しかり。
フィッシュマンズのことを、フィッシュマンズを聴かない人に語るのは難しいですが、音楽の良さをつきつめていけば、こんな作品ができてしまうと、僕は思う。
今、90sの邦楽で聴いているのはフィッシュマンズだけです。
これからも、それは変わらないだろう。

佐藤伸治が見せたもう一つの側面 Date:2006-06-10
おすすめ度
空中キャンプ〜ロングシーズンまでのフィッシュマンズは(局部的
ではあるが)日本の音楽シーンの最前線に立っていた。
ライブでのロングシーズンには誰もが賞賛の声を上げ、テクノや
ハウスに熱狂し「歌詞なんていらない」と言っていた音楽評論家や
リスナーはこぞってフィッシュマンズの歌詞にシンパサイズしていた。

そのような高まる期待値の中でリリースされた「宇宙日本世田谷」。
タイトルとジャケットの素晴らしさの中で批判的なレビューは当時
あまり見受けられなかったが、このアルバムは「空中〜」や
「ロング〜」とは全く異なる趣のアルバムである。

先行シングルの「MAGIC LOVE」以外はどの曲も驚くほどに静かで
達観したような声で歌われる。後半に進むほど、佐藤伸治の飄々と
した佇まいが圧倒的な完成度を誇る音の中に消え入りそうになる。

この当時、佐藤伸治は「テクノ聴いて人生が変わるようなヤツが
嫌いだ」という名言を残したのだが、佐藤伸治自身も音楽によって
本来持っていた資質が隠れてしまったようにも感じる。
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