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勝手にしやがれ [DVD]

定価:¥ 5,040
マーケットプレイス価格:¥ 17,990 (税込)

販売元:アミューズ・ビデオ
カテゴリ:DVD
JAN:4900950149209
Amazon.co.jp 売上ランキング:DVDで35145位
おすすめ度:

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エディターレビュー
   ジャン・リュック・ゴダール監督の長編デビュー作にして映画史上に輝く革命的傑作。警官殺しの小悪党(ジャン・ポール・ベルモンド)が、パリにやってきた米国娘(ジーン・セバーグ)に惚れるが裏切られ、路上で警察に射殺される。要約すればこれだけの話を、イタリアン・ネオレアリズモにならって撮影所ではなく、部屋や街路で昼夜かまわずルポルタージュのごとく、手持ちカメラで2人の軌跡を活写。その即興的演出、ジャンプ・カット中心の編集は追随者を次々と生んだ。

   実話系週刊紙から原案を提供したのはフランソワ・トリュフォー、監修に名を連ねたのはクロード・シャブロル。批評家仲間で、先に監督進出していた彼らの友情のもと、ゴダールはB級犯罪映画へのオマージュをこめて製作。ヌーヴェルヴァーグの永遠のシンボルといえる1本。(轟夕起夫)

レビュー
最低の男にも魅力 Date:2008-05-14
おすすめ度
 ミシェル(ジャン・ポール・ベルモンド)は自動車泥棒の常習犯だ。警察官に追われて射ち殺し密告されて死ぬ。悪党でもいい男はいる。バカな善人よりは好きと言ってもいい。しかし、こんな男は友達に持ちたくない。冗舌で気取った男はいやだ。
 とはいえ、この映画の中のミシェルの描き方にセンスの良さがみえて、はじめて見たときから好きな映画のひとつになった。ラストの走ってよろけながら倒れる。最低だ、とつぶやきながら眼をとじる。この辺に、ミシェルにではなくて、ゴダール監督に共鳴するものがある。
 常識的なひとりの観客としては、よくわからないし、いくら技術面で革新的な映画でもつまらないのはつまらない。マンネリでもおもしろいのはおもしろい。本作は技術的な新しさとおもしろさがマッチした例なのだとおもう。
時代を超えたかっこ良さ Date:2005-09-07
おすすめ度
即興演出、ズタズタのカット割りなどで淀川さんが最初は非難の嵐を浴びせた映画(後に訂正)
ゴダールの長編デビュー作で、後の数多くの作品よりも明らかに素直で、最も純粋にかっこ良い映画です。

ジャン・ポール・ベルモンドの演じるミシェル、ジーン・セバーグの演じるパトリシアは、
この二人にしか演じることが出来ないという根拠の無い自身を持たせるほど、
役にはまっていて、見ている側を惹き付ける魅力があります。

劇中では何気なく喋っているだけなのに、あまりにも考えさせられる言葉が多く、
終盤の二人のやりとりは危機的状況に関わらず、あまりにも落ち着いていて、
何故かリアルですらあります。

自分の酷い文章力ではこの映画の良さの1%も伝わらないと思いますが、
見る側を考えさせ、時代を超えたかっこ良さを持つ作品であることは確かです。

ゴダールの才能 Date:2005-07-09
おすすめ度
 ヌーヴェル・ヴァーグとは、1950年代末期にフランスで起こった「新しい波」という意味の、青年監督たちによる革新運動を指す。彼らは批評家という立場から映画を捉え、スタジオでの本格的な修行なしに革命的な映画を世に送り出した。映画製作に関しては、彼らはいわば素人だった。しかし、その「素人」が映画界にもたらしたものは当時の玄人以上のものである。彼らは野外撮影を本格導入し、既成撮影術を根本から変えた。

 そんな中に登場するのが、『大人は判ってくれない』のフランソワ・トリュフォーやジャン=リュック・ゴダールである。ゴダールは本作で数々の挑戦をする。突然(半意図的に)カットを飛ばす「ジャンプ・カット」の技術やエキストラを使わない野外撮影は、顕著な例だろう。

 しかし、本作の醍醐味は新しい技術にあるのではない。何と言っても、それは哲学的でハイセンスな科白・仕草だろう。男だったらベルモンド(ミシェル)のタバコの吸い方や口を拭う仕草に、憧れを感じずにはいられない。そして次の科白には誰もが舌を巻くのではないか。

(空港でのシーン)「パトリシア(ジーン・セバーグ):人生最大の野望は??」「作家:不老不死になって死ぬこと。」

 全てはゴダールの腕なのだろう。フランスのみならず世界を席巻したこの名作こそは観るべきである。

世界中を驚かした最初の波! Date:2002-10-23
おすすめ度
ジャン・ポール・ベルモントは、いわゆるチンピラのイメージを作り上げた。
誰もが、ベルモンドを真似し、憧れた。
フランス、ヌーベルバーグの記念碑にして、永遠に残る名作。

映画が作り物としての娯楽に進んだ時、これらをぶっ壊す勢力が現われた。
ジャン・リュック・ゴダールは、既成の映画手法を使用せず、ハンディカメラで街に飛び出した。

ドキュメンタリーのようで、映画であり、記録のようで創作。
ベルモンドは、小悪党になりきり、あっけなく死んでゆく。
ハリウッドの大作を見慣れた人には、衝撃と新鮮さを与えた。
それにしても、ジャン・ポール・ベルモンドが最高にいい。彼がいたから作れたとも思える。

確かにこの時期、新たな文化・芸術運動が起きた。それはヨーロッパ映画から斬新な形で起きた。この映画は、世界中を驚かした最初の波だった。

映画ファンの方には、是非観てほしい。

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