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ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 [DVD]

脚本 ジュゼッペ・トルナトーレ
定価:¥ 4,935
マーケットプレイス価格:¥ 4,934 (税込)

販売元:パイオニアLDC
カテゴリ:DVD
JAN:4988126200046
Amazon.co.jp 売上ランキング:DVDで6619位
おすすめ度:

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エディターレビュー
   第二次世界大戦直後のシチリア島。村唯一の娯楽は、映画館『パラディソ座』だった。映画の魅力にとりつかれた少年トトと、彼が父代わりに慕った映画技師アルフレードとの心のふれあいの物語だ。
   2作目の本作で89年アカデミー外国語映画賞を受賞したジュゼッペ・トルナトーレ監督は、シチリア島の出身である。イタリア南部が抱える貧困の問題を絡めながら、底抜けに明るいシチリア人のふるまいをユーモラスに映している。音楽は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』や『海の上のピアニスト』などで有名なエンニオ・モリコーネが担当。随所に流れるテーマ曲のメロディラインは、見るものの心を感動の世界で包み込んでくれる。
 「映画通に捧げる映画」と評されるように、『駅馬車』『揺れる大地』など、スクリーンに浮かぶ古き良き名作の数々も見どころだ。だが、人生を貫こうとすれば、別れの痛みは避けられない…。そんな永遠のテーマに迫る名作だ。(タカハシミホ)
レビュー
トトの得たもの失ったもの Date:2005-08-28
おすすめ度
真の芸術家は、自己を解放するために創作を続けていると聞いたことがあります。つまり創作しなければ精神のバランスを失ってしまう、創作するために創作するのではなく、激しい衝動に突き動かされて創作を行うと。

スタートしてすぐに、映画監督として大成したトトが愛情的には満たされず、また注意力散漫で交通事故を起こしかけるシーンが出てきます。いったいこの人物の心の中はどうなっているのだろうか、と非常に興味を持ちつつこの長い完全版をみました。

少年トトと映画技師アルフレードはいいコンビです。そしてアルフレードは、芸術家としてのトトの才能を見抜いたのではと私は思いました。しかしトトはある女性と出会います。幸せな日々を過ごします。彼の芸術家に必要な衝動が急速にしぼんでいくのを目の当たりにしたアルフレードはとんでもないことをしでかします。結果としてトトの人生のある時期から大切なシーンがすっぽりと抜け落ちてしまいます。しかしそのために彼が一流の映画監督になれたのではと思ったります。

最後にアルフレードによってトトの人生の途中から「カット」されたシーンが流れるわけですが、トトの心境としては「やられたなー」という感じでしょうか?私にはそんな表情に見えました。

商業主義に毒されてしまっている現在では真の芸術家は生まれにくくなっているのではないでしょうか?豊かさや余裕を感じさせ、瀟洒ないでたちで文化を語る人々に芸術家としての衝動というものはあるのでしょうか?

ハリウッド映画が好きな方には当初公開された短いバージョン、ヨーロッパ映画が好きで芸術論を云々することが好きな方にはこの完全版をお勧めします。かなり皮肉なことですが。

なかなか考えさせられる私の大好きな一本です。

近頃、泣けなくなった方に オススメ☆ Date:2004-02-12
おすすめ度
映画は、知ることのできない、体験できないことを感情移入することで
疑似体験できるひとつの手段でもあると思うのですが。

この映画は、主人公<トト>が戦争やシネマや恋を経験し出会いや別れを回想していきます。
特別変わった人生ということでもなく、カタチは違うにせよ、
私たち誰もが経験したことのある、悩み、悲しみ、想い、喜び・・。

共感できる<想い>がたくさん詰まっています。

子供の頃なんでもないよなものがキラキラみえていた・・・
そんな心を想い出させてくれる映画です。

たまには疑似体験ではなく、あなた自身の足跡を<想う>のもいいのでは?

おもしろかったです Date:2003-12-12
おすすめ度
主人公トトが成長して大人になり、フィリップ・ノワレへと役者が変わった後は
「人間」というものがとてもよく描けていると感じました。
トトの感情の変化はまるで自分の心の中を見ているかのようです。
ここでいう自分の心の中とは、俺の感じ方やものの見方のことです。

もう一つ、最後のシーンですが、あれこそが人の繋がりなのだと感じました。

大切な人がいなくなったときの表面的な感情よりも、
あとに残った人が、後々感じた(そのときのことについての)
偶然起こり得たことから湧きあがる感情、
その感情が起きたときに、人との関係の奥深さ――言葉では
言い表せないもの――が見えてくるのだと思います。
完全オリジナル版を見れて良かったです。

「ニュー・シネマ・パラダイス」は映画の敵 Date:2003-10-29
おすすめ度
〈想い出の名画〉とか〈オールタイム・ベスト〉などで必ず上位にランクされるのがこの「ニュー・シネマ・パラダイス」である。HPのタイトルにしてるやつすらある。いや、ひとさまの趣味に文句をつけるつもりはない。どんな映画を好きになろうと勝手だ。だが気になるのは、この映画がよく「映画ファンなら好きにならずにはいられない」だとか「ラストのカットされたキスシーンの上映会では涙が止まらない」といった文脈で語られること。なぜ世の中の「ニュー・シネマ・パラダイス」を愛する人たちは、この映画の欺瞞に気づかないのか?「ニュー・シネマ・パラダイス」はまさにあのラストシーンがあるからこそ映画ファンならば絶対に許してはいけない映画であるというのに

それはなぜか。単純なことだフィリップ・ノワレ演じる映写技師は戦時中の検閲でカットしたフィルムの断片を個人的に秘匿したりしてはいけないのである。映画というのは映写技師個人の、あるいは映画館の所有物ではない。フィルムは、ほかの町の映画館から送られてきてパラダイス座で上映され、また次の町へと送られていく。たとえパラダイス座ではキスシーンの上映がかなわなくとも、次の町には気骨のある映写技師がいて深夜にこっそりキスシーン付で上映してくれるかもしれない。たとえその時代がオリジナル版での上映を許さなくても、新しい時代になれば可能になるだろう。だが、カットしたフィルムを個人的に秘匿してしまっては、そのプリントを完全な形に復元することは永遠にかなわなくなってしまう。これを犯罪行為と呼ばずしてなんという。「ニュー・シネマ・パラダイス」のラストシーンで上映されるものは、無残に切り刻まれた美女たちの死体の山だ。おれは観ていて怒りに体が震えた。

「たかがプリント1本ぐらい。ネガがあるじゃないか」と思われるか。だが「たかがプリント1本」の貴重さは過去の幾多の作品の保存状況を少しでも知るならば、決して口に出来ないはずである。ネガから何からすべてが失われて残っているのは戦時中の検閲を受けた不完全なプリントのみ。「ああ、せめてどこかにこの傑作の完全なるプリントが1本ぐらい残っていないものだろうか」と嘆息する映画のいかに多いことか。だからすべての映写技師にはどんなに面倒くさくても、カットした部分を丁寧に復元して次の町へ送る義務がある。

念のために付け加えるち、これは戦時下のイタリアに限った話ではない。現在の日本においてさえ各地の教育委員会や県警の検閲(有害映画指定)といった類のものは存在するし、ファミリー映画のラブシーンを「子供に見せるべきではない」とカットして上映させるケースが現にある。この国でそういった社会的な締めつけが、この先どんどん厳しくなっていくであろうことぐらいは、どんな馬鹿にもわかるだろう。そのときに貴方はやはり、カットされたフィルムを個人的にしまいこむのか。はっきり言う「ニュー・シネマ・パラダイス」は映画の敵だ。

劇場版?オリジナル版? Date:2003-07-23
おすすめ度
大好きな作品の一つです。ラストの感動は今思い出してもあのメロディが重なって目頭が熱くなります。ただ初めて観たときは劇場版でオリジナル版はビデオが発売されたときに購入しましたが必ずしもノーカット版が良いとも言えないなぁと思いました。ラストへの展開は劇場版の方が良いです。知らなくてもいいシーンがあっても全体として観てまとまっていれば良いのではないかと。ただこの映画のファンであればどちらも購入しておきたいものですね。
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