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マイライフ・アズ・ア・ドッグ [DVD]

価格:¥ 12,800 (税込)
販売元:パイオニアLDC
カテゴリ:DVD
JAN:4988126200169
Amazon.co.jp 売上ランキング:DVDで32340位
おすすめ度:

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エディターレビュー
 『サイダーハウス・ルール』のラッセ・ハルストレム監督の名を、世界に知らしめるキッカケになった作品。舞台は50年代末のスウェーデンの小さな町。12歳の少年イングマルの毎日は、兄にいじめられ、出稼ぎに行った父は戻らず、母は病気、とうんざりするようなことばかり。母の病状が悪化し、イングマルは叔父の住む田舎の村に預けられる。やがて母が死に、家族はバラバラになってしまうが、一風変わった村の人たちとの交流が、イングマルの心をゆっくりと癒していく…。
   誰にでも一度は訪れる、現実を直視せざる得ない瞬間…少年期から大人への移行期を、ユーモア豊かに描いたヒューマンドラマ。人生の悲しみだけでなく、些細な出来事の中にある「楽しみ」をサラリと描いて、ほんわりと心を温かくしてくれる。(茂木直美)
レビュー
からさとおかしみの絶妙なバランス Date:2009-11-01
おすすめ度
星空と少年の独白で始まる最初の導入からも
稀有な作品を予感させられる。
「人工衛星に乗せられ死んでいったライカ犬より、
僕の人生のほうがまだ幸せだ」

父の不在、母の病、兄とも別れ、少年は叔父の家に預けられる。
おまけに仲良しの犬は病院に預けられ、離ればなれに。
身にふりかかる不幸に少年はこう言い聞かせ、自らを励ます。
「あのライカ犬より僕の人生のほうがまだ幸せ」と。

子どもの思考であみだした、このいじらしい哲学は、
さらに辛口に展開する物語と、それらを優しく包む
さりげないエピソードの数々で、観る者の心にも
じわりとしみていく。

「僕」の人生の辛い展開と少年自身や住む村で起きる
温かいエピソードの数々。そのバランスが実にいい。
それらを観る者は「僕」と一緒に追体験し、観終えたあと、
自身も癒されたことに気づくだろう。
幸福と不幸の境界線は、ライカ犬でも家族でももちろんお金でもなく……。 Date:2009-05-16
おすすめ度
自分の中にあるんだ。

ラッセ監督が古き良き故郷について淡々と語りかける至福のひととき。 余計な説明を一切排し、シーンとシーンを丁寧につなぐだけで、そこに登場する素朴な人間達のささやかな喜びを見事に切り取る。愛犬が死に、母が死に、悲しみのどん底に落ちるべき普通の少年は「ライカ犬」との比較の中で自分の「幸福」を実感しようと努力する。

何度となく繰り返されるシーンはイングマルの心の世界。

それは「母との幸福な想い出」と「星空」

母と一緒ににこやかに暮らす最大級の幸福を欲し、その一方で「ライカ犬」との比較で最小限の幸福で満足しようとする。いじらしい想いは実に哲学的重みをはらむ。

揺れ動く心とは裏腹に生活という小波は次々とやってきて少年を現実へと引き戻す。

ラスト。

少年と同じ名前を持つスウェーデンのヘビー級ボクサー イングマル・ヨハンソンが世界王座を奪取する。その中継をラジオ放送できく村の人々は喜びのあまり声をあげる。少年イングマルはソファですやすやと眠っている。

このシーンで終了。

この瞬間はボクサー・イングマルと少年・イングマルが壁を打ち破った刻だ。

少年は非現実的な母との夢の生活を離れ、現実世界の中で安らかに眠る。そこにはもうライカ犬は必要なかった。
ライカとシッカン Date:2007-03-03
おすすめ度
物語の中は犬が中心に描かれているのだろうかと
思ってみた作品だったのだけど、
少年の心の成長の軸にライカと愛犬シッカンをおいたもので
それが実にうまく効いていた。

誰だってロケットに乗せられた犬、ライカの運命を知れば
人間の利己的な心を思わなくない。
少年はそういう思いをいつも抱きながら、
自分はそれと比べたらまだ幸せな方なんだと言い聞かせていたけれど、
結局、シッカンを同じように大人の都合で失うこととなってしまう。
少年が一番あって欲しくないと望んでいた方向にことは進められていて
そうわかっていれば手放さなかった、そんな心の葛藤が胸に迫ってやまず、
涙をこらえ切れなかった。

ラッセ・ハルストレム監督やスウェーデンのことを全く知らない私だったけれど
映像も美しいし、村の人々も優しく、自然に描かれていて
様々な出来事が後からじわじわと心にしみてくる作品だった。
もっとより沢山の作品を見てみたいと感じている。
貴重な映画 Date:2007-02-25
おすすめ度
小さなあずまやがピッタリ似合う男の子。女の子であることを必死に隠す少女がすごく可愛いいです。
そして、不幸な彼を温かく見守る田舎の人々の姿が微笑ましい。
人生、悲しいことはたくさんあるけれど、決して一人じゃないよと教えてくれる貴重な作品です。
孤独の洗礼 Date:2006-11-23
おすすめ度
最愛の家族や犬と離れて、少年が小さな村で色んな人と触れ合いながら成長していく。
劇的な展開もなければ、大人が決めた諸々の事情についての説明もない。
この手の映画にありがちの、含蓄深い大人が「人生は〜」と立派な決めゼリフを言うような説教臭い場面もなく、徹底して少年の視点で出来事を描写していく。
誰もが味わうし、大人にとっては通過儀礼としか見えないけれど、本人にとっては絶望的に苦しい孤独や喪失を体感し、その経験を潜り抜けて他人と交わり生きていくことを学んでいく。
監督の描写力は驚くほど繊細で、深い共感を覚える。
子供達の演技もすばらしい。
とても美しく幸福な映画。
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