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クリクリのいた夏 [DVD]

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販売元:日活
カテゴリ:DVD
JAN:4988103630217
Amazon.co.jp 売上ランキング:DVDで42354位
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エディターレビュー
   フランスで200万人を動員した大ヒット作。30年代当時、今ではもう埋め立てられてしまった沼地の住民たちは、スズランをブーケにしたり、カエルやカタツムリをとって町で売ったり、貧しいながらも助け合い、自給自足の生活を送っていた。少女クリクリもそこで明るく元気に育った。
   沼地にふりそそぐ陽光、木々の緑の美しさなどが、すばらしいカメラワークで映しだされる。素朴でのどかな日々、時間はゆったりと過ぎ、人と人のふれあいは限りなく温かい。
   この映画がヒットした要因は単なる郷愁からではなく、私たち人間にとって本当に大切なものを描き、心を癒してくれるからであろう。ゆったりと幸せな気持ちに浸れるきらめきが詰まった作品だ。(星乃つづり)
レビュー
自由な沼地の子供たち Date:2009-02-25
おすすめ度
まず単刀直入に、再販を希望します。本当に素敵な映画なのです。私自身、タイトルに惹かれてレンタルで観ました。DVDを返す時には何とも名残惜しく手元に残しておけたらどんなに良いかと思ったほどです。

この映画に出てくる主要な人物たちは誰もが一様に何かを抱えています。しかし彼らには沼地という互いに心共有するものがあり、それが彼らを幸せな「自由」へと解き放ってくれます。彼らは沼地という土地の価値を知る者同士、温かな友情を育んでいくのです。

森ではスズランの花、沼ではカエルを、雨の後にはエスカルゴを、夜には歌を歌って彼らはその日の糧を得ています。どれも彼らの生活にとっては欠かせないものですが、実に楽しそうです。彼らは自分の出来得る限りのことをして威張らず驕らず生きています。彼らの誇り高くも寛容で人間味のある姿に本当の自由を感じます。

この映画の良さを言葉にするのはとても難しいことです。ただ、人が愛さずにはいられないような沼地の美しさと美しい人々を観ていると本当に幸せな気持ちでいっぱいでした。
遠い過去を語る Date:2008-04-05
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原題は「沼地の子供たち」。日本でつけられたタイトルは、あきらかに商業的な成功を願ったものだが、これは許される範囲のものだ。いい映画を多くの人に観てもらいたい、という気持ちが読み取れないわけではない。

まだ幼い少女だった頃のクリクリの記憶として、身近に暮らしていた大人たちの、まずしいとはいえ、このうえなくのどかだった日々のエピソードが語られる。 

登場する人には社会で目立った働きをするようなタイプではないが、むしろゆえに愛すべき人たちが、ささやかな日々の幸せを感受し生きている。
語られる時代のこの田舎には、そういう彼らの居場所はちゃんとあった。
四季の実りを惜しみなく与えてくれた「自然」と同じように、われらが「暮らす」共同体には誰しも欠かせないのではないかという作り手のあたたかい視線がある。

それはまた、沼地を離れ事業家として成功しながらも、家族の中には居場所を無くし、沼地の暮しを忘れられない老人にも向けられた視線。「裕福なのを恥じることはない」

映画の終わりに老女であるクリクリが言う。
「それもこれも昔の話。今はもうみんなその頃の大人たちはいないのです」
「沼は今では埋め立てられて大きなマンションが建っています」・・・

いつもにこやかに正装して現れる本とジャズ好きの友人、労働は苦手だが、エスカルゴ採りにピクニックのようにうきうきと同行する彼が、開いた本の一節を紹介する。

「自由とは好きなように時間を使う事だ。何をし、何をしないのか、自分で選び、決めることである。」

遠い過去にみんなが集まった「沼地」は象徴的だ。現代では跡形もなく埋めつしてしまったのか・・。
再販を強く希望!!! Date:2008-02-10
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もっと知られてもいい作品です。と、いうのも私の周りの人間は誰一人として知りませんでした。こんなに素晴らしい映画には中々出会えないと思います。主演のジャック・ヴィユレさんは既に亡くなられましたが追悼の意を込めて是非、再販していただけないでしょうか。手元に置いておきたい作品です。
思い出は美しい、されど Date:2007-04-05
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「他所者」がやってきて、皆を楽しませ幸せにし、やがて去っていく…。『シェーン』や『寅さん』が思い浮かびますが、この映画もそのパターンです。
復員したガリスがひょんなことから92歳の老人の死を看取り、沼地の家に住みつきます。隣人リトンやクリクリはガリスからたくさんの幸せを貰います。ガリスにとっても沼地で出会った友達との毎日は、ほんの仮住まいと思っていながら他の場所へ発つ日を先延ばしにするほど楽しいものです。かつて沼地で暮らし、今は金持ちになり窮屈そうな三つ揃いを着ているペぺも彼らの輪に加わる時には昔の貧しくとも楽しい生活を思い出すのです。
ところが一人だけ沼地の生活から抜け出したいと思う人がいます。リトンの妻パメラです。映画は、出て行ったパメラのことは忘れろとガリスがリトンに告げる場面から始まりますが、何の映画的お約束もなくパメラが当然のようにリトンの家にいて観る者を戸惑わせます。クリクリが発熱する場面です。このときの胸騒ぎ、「あれ?なんか重大なことを見逃したかな?」と思わせるところにジャン・ベッケル監督の遊び心を感じます。
母パメラは終始不機嫌です。リトンは陽気で憎めないキャラクターですが、生活能力に欠け、お酒が大好きで、「クロンボ」と平気でいう父親です。このような両親でありながらも、老婆クリクリに沼地がユートピアとして記憶されているのは、ガリスのいた日々とピエロとの初恋ゆえなのだと思います。
フランス映画は実にいいです Date:2006-11-06
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すぐ爆発したり撃ち合いしたりするアメリカ映画と違って、フランス映画はいつも人間の本質を突いてるなって思う。ホントに大事な事をゆっくり丁寧に描いてしっかりと伝えていく。
フランスの田舎の生活がじっくり見れるのが嬉しいです。
あとあの暴れん坊野郎が小さなクリクリにやられるところは気分いいです。
その後暴れん坊クンがいいヤツっぽくなるのも後味いいな。
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