ラヴェル:ピアノ作品全集

演奏 アース(モニク) , 作曲 ラヴェル , 演奏 マリンカ(イナ)
定価:¥ 2,052
マーケットプレイス価格:¥ 1,820 (税込)

レーベル:ワーナーミュージック・ジャパン
カテゴリ:CD
JAN:4943674027118
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トラックリスト
  1. 鏡 第1曲:蛾
  2. 鏡 第2曲:悲しい鳥たち
  3. 鏡 第3曲:洋上の小舟
  4. 鏡 第4曲:道化師の朝の歌
  5. 鏡 第5曲:鐘の谷
  6. 水の戯れ
  7. 亡き王女のためのパヴァーヌ
  8. 古風なメヌエット
  9. 前奏曲
  10. シャブリエ風に
  11. ボロディン風に
  12. ハイドンの名によるメヌエット
  13. マ・メール・ロワ 第1曲:眠りの森の美女のパヴァーヌ
  14. マ・メール・ロワ 第2曲:親指小僧
  15. マ・メール・ロワ 第3曲:パゴダの女王レドロネット
  16. マ・メール・ロワ 第4曲:美女と野獣の対話
  17. マ・メール・ロワ 第5曲:妖精の国
エディターレビュー
   1969年フランスACCディスク大賞を受賞した名盤。

   モニク・アース(1909-1987)は、近代フランス音楽を得意とする生粋のパリジェンヌのピアニストで、ロベール・カサドシュやルドルフ・ゼルキンに学んでいる。

   一般的に、ラヴェルの音楽は冷たい感じで演奏されることが多い。確かにラヴェル自身、皮肉屋で夜型人間でもあったし、その洗練された響きは、宝飾品や貴金属の輝きをイメージさせる。しかし、アースの演奏は、そういった冷淡さや都会性とはちょっと違う。刺激は控えられ、音色はまろやかでゆったりとしており、タッチは暖かく丸みを帯びている。微笑をたたえ、機知に富み、人なつっこいおおらかさを持ったラヴェルがここにはいる。

   「マ・メール・ロワ」(英語ではマザー・グース)では子どもに童話を読んで聞かせるようなラヴェルの柔和さが感じられるし、「夜のガスパール」第1曲のオンディーヌ(水の精)の若者への求愛はひめやかで肉感的ですらある。「ソナチネ」第2楽章の素朴で飾らない優しさもすばらしい。「高雅で感傷的なワルツ」は、おっとりとしたリズムが心地良い。

   アースの親密感あるラヴェルには夢と幸福感が満ちており、聴き手を童心に帰らせてくれるような、何かほっとさせるものがある。それは「冷たい」ラヴェルには欠け落ちていたものかもしれない。古き良き時代のパリを感じさせるこうした演奏は、現代ではなかなか聴くことはできない。(林田直樹)

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