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はなればなれに [DVD]

脚本 ジャン=リュック・ゴダール
定価:¥ 5,040
マーケットプレイス価格:¥ 4,960 (税込)

販売元:紀伊國屋書店
カテゴリ:DVD
JAN:4523215004084
Amazon.co.jp 売上ランキング:DVDで17958位
おすすめ度:

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エディターレビュー
   ゴダールの映画にはいつも予想を裏切られるが、シンプルさのオブラートにくるまれた本作も、その例に漏れることはない。推理マニアの親友フランツとアルチュールが、英語学校で出会ったオディールとともに、彼女の叔母の家に眠る不法所持の大金を盗もうとする。一応、犯罪サスペンス&3人のラブストーリーのかたちを呈しているものの、物語そのものに新味はない。
   延々と同じステップを繰り返すダンスや、ルーブル美術館内の全力疾走、1分間の沈黙ゲーム…などなど、物語の流れを寸断するようなカットこそが、この映画の魅力。音と映像のあからさまな不均衡や、ゴダール自身によるナレーションも、確信犯的に観る者を混乱へと誘っていく。
    そんなチャレンジングな手法を駆使しながらも、ポップな感覚の青春ドラマとしても成立させてしまうところが、やはりゴダール。『勝手にしやがれ』の2年後の1961年、31歳の彼の瑞々しい才気が漲っているのだ。そして、ゴダール映画の女神、アンナ・カリーナのキュートな表情を見るだけでも、本作の存在価値はアリ!(斉藤博昭)
レビュー
アバンギャルドな青春群像は感情が希薄 Date:2008-12-08
おすすめ度
ゴダールだからこそ斬新。ゴダールだからこそ新鮮。ゴダールだからこそ不可解。これはそれらの要素に加え、みずみずしい青春群像劇が加味されている作品です。二人の男と一人の女。彼らをつなぐ不思議な糸がいとも崩れやすい青年たちの姿を象徴。

カフェで無心に踊る三人。ルーブル美術館内を駆け抜ける三人。そしてつかの間の“三人の青春”を謳歌したあと、醜い犯行に及ぶ三人。そして崩れていく三人の絆、そして別離。これらが淡々とした、しかしゴダール固有の突拍子もないリズムで描かれているところがいかにも彼の映画、ゴダールのシネマ。

でも残念。少し感情が希薄すぎる。純粋な乙女オーディールに扮した可愛いカリーナが心いっぱいの演技をしているからこそ、そこが少し残念。オーディールを囲むフランツとアルチュールの感情描写が希薄すぎる!それともゴダールの演出がここの部分あえて淡白なのか?恋愛映画に前衛性を求めたら自然とそうならざるを得ないのか?では、オーディールのはちきれんばかりの不安と喜びはどうなるのか?そんなことを問いながら、やはりゴダールのフィルムはアンバランスの中に面白さがあり、不可解なことの中に意味が存在しているとあらためて実感させてくれる作品です。

では、どこがどうなっていたら満点をつけることが出来たのか?それは今私にもわかりません。それだけ、麗しい、けれど心が薄いアバンギャルドな青春群像がこれ。
やっぱりあのシーンが最高 Date:2008-04-17
おすすめ度
1.カフェでのダンスシーン(ハリ・ガリというらしい)

など、同じステップを繰り返しているだけなのに

もっと長く観ていたくなってしまう。

2.一分間の沈黙ゲーム

3.ルーブル美術館見学最短時間記録の達成

この3つのシーンは最高でした。

それ以外でも、

アンナ・カリーナをナンパしようとする男に

「ルノーにお勤め?」と尋ねるところなど、

笑ってしまいました。

そのココロは観てのお楽しみ。

アルチュール、フランツの二人を観察すると

フランスの男が、どうやって女性を口説くのか

参考にはならないけど、勉強にはなるかも(?)

難解なゴダールは苦手!!という方にも

おススメできます。
アンナ・カリーナ!!! Date:2005-09-16
おすすめ度
アンナ・カリーナがもう死ぬほどカワイイ!カフェでのヘタクソな踊りがまたカワイイ!!それはもう「パリの恋人」のオードリー・ヘップバーンも寄せ付けないカワイさ☆☆☆そのカリーナが男友達2人(サミ・フレイ、クロード・ブラッスル)と手を取り合ってルーブル美術館を駆け抜ける有名なシーンは最近になってB・ベルトルッチが「ドリーマーズ」でまんまパクった。しかしビンセント・ミネリとかへのゴダールのわかりやすいオマージが、映画の冒頭3人が登場するのが英語学校の授業だってゆうのがなんか笑える。
一方でなぜたとえば淀川長治サンがゴダールをあまり高く評価しなかったかが何故かよく分かる作風。
これぞシネマ! Date:2005-05-25
おすすめ度
難解なゴダール映画の中でもかなり観やすい方だと思う。
政治的な話も出てこないし、珍しくきっちりとストーリーがあるような…。
それでいてゴダール特有の奔放さや詩的なシーンもあり、
見ていると楽しくってしょうがなくなってくる。
これがタランティーノ一押し映画だというのだからまたびっくり。
ちょっとした小話ですが、彼の製作会社はこの映画のタイトルであり、
「パルプフィクション」で有名なダンスシーンも
この映画から拝借したらしい。唯一欠点があるとすれば、
大好きなアンナ・カリーナが「バカ女、バカ女」と
やたら罵られるのに腹が立つことぐらい。
演技にダメ出しをしない、監督された自由 Date:2005-03-17
おすすめ度
ゴダールを批評する事はできない。私は監督としてではなく、作家として魅力を感じるからだ。彼が放つ言葉には私の固定観念を見事にぶち壊してくれる。あくまで自分自身に訴えかけるものであり、他人と分かち合う事は不可能である。私が語りたいのはアンナ・カリーナ嬢である。この作品では即興のような自由をアンナは獲得している。わがままなのだ。男に飼われいるのは女ではなく雌だ。ゴダールは女が最も幸せを感じる場を提供している。そんな強烈な愛にアンナは女の意地を見せつける。素晴らしい。
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