愛なんていらねえよ、夏 DVD-BOX
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販売元:TBS
カテゴリ:DVD
JAN:4900527004719
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エディターレビュー
人生のダークサイドしか知らない売れっ子ホストと愛を知らないままに育った盲目の令嬢が、偽りの兄妹という関係ではぐくむゆがんだ愛の形に凄みを見せる異色ラブストーリー。歌舞伎町のホスト・白鳥レイジ(渡部篤郎)は、幼いときに離れ離れになってしまったという鷹園亜子(広末涼子)の兄に間違えられる。7億3千万円の借金を背負うレイジにとって、父親が残した巨額の遺産を相続したばかりの亜子はあまりにも格好のターゲットだった。兄になりすましたレイジは、人を寄せ付けない亜子の心を次第にとかしていく……。
ピカレスクロマンの巧みな置き換えと、それを見せきるディテールの演出によって高められていく濃厚な世界観に魅了されてしまう。あまりにも胡散臭いレイジこそがもっとも誠実に振る舞うという逆転の仕掛けが、物語の磁力を失わせない大いなる要因だ。登場人物全員の猿芝居が見え隠れする中、真実と嘘偽りとの線引きが曖昧になっていくスリリングにハラハラさせられっぱなし。全体的には演出先行の印象を与える作品だが、台詞の力にも大いに感心させられる。これだけの悪人キャラがずらりとそろっても、龍居由佳里の筆にかかるとそのキャラクターたちに性善説が息づきはじめるから不思議。ドラマの展開と連動して変化するタイトルバックにも注目したい。(麻生結一)
ピカレスクロマンの巧みな置き換えと、それを見せきるディテールの演出によって高められていく濃厚な世界観に魅了されてしまう。あまりにも胡散臭いレイジこそがもっとも誠実に振る舞うという逆転の仕掛けが、物語の磁力を失わせない大いなる要因だ。登場人物全員の猿芝居が見え隠れする中、真実と嘘偽りとの線引きが曖昧になっていくスリリングにハラハラさせられっぱなし。全体的には演出先行の印象を与える作品だが、台詞の力にも大いに感心させられる。これだけの悪人キャラがずらりとそろっても、龍居由佳里の筆にかかるとそのキャラクターたちに性善説が息づきはじめるから不思議。ドラマの展開と連動して変化するタイトルバックにも注目したい。(麻生結一)
レビュー
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素敵 Date:2009-08-03 おすすめ度 ![]() 最高に面白かった!今の日本は辛い事や悲しい事を隠そうとしたり、眼を逸らそうとしている… そんな時代だからこそこういう作品を見てほしい! |
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堤幸彦監督の最高傑作! Date:2009-03-15 おすすめ度 ![]() 放送当時、欠かさず観ていました。 主演の渡部篤郎、広末涼子の好演は勿論のこと、脇を固める藤原竜也、西山繭子、半海一晃、鈴木一真、坂口良子、森本レオらの演技も完璧! 登場人物の心の闇と良心の両方を体現して、それぞれの役に命を吹き込んでいる。 「愛をいらない」と思っている男女が恋に落ちる逆説のプロットもお見事。 一見善人に見える人の方が実は悪だったりと、通り一遍でない人間の描き方にも好感が持てる。 全篇、「ケイゾク」のクライマックスを髣髴させる、緊迫した展開が続き、笑なしでもイケることを堤監督は証明して見せた。 特に登場人物の心情を風景に託した演出が出色。 堤監督以外の今井夏木、松原浩の演出もそれぞれ素晴らしい! 龍居由佳里の脚本は台詞が冴えている。 広末扮する亜子の「本当の自分が見えた」に対する渡部扮するレイジの「俺には俺が見えない」が特に心に残る。 個人的には夏祭りのシーン、亜子がひとりで買い物に行くシーン、レイジが本当に蛍がいることを亜子に伝えられないシーン、最後の空港でのシーンがお気に入り。 脚本、演出、演技、全てが一体となり、お互いが高め合ったからこそ生まれた珠玉の恋愛人間ドラマ! 視聴率が振るわなかったのは、視聴者が節穴だったせい。 この作品に出会えた人は幸せ、出会えなかった人は不幸だ。 高いお金を払ってでも観るべき一本。 超お薦め!!! I CAN NOT SAY “I LOVE YOU” タイトルにちょこっと乗っている英題もセンスがいい。 |
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良かったぁ〜 Date:2008-12-20 おすすめ度 ![]() 最初レンタルして見たときはただ、我儘な盲目のお嬢さんと女を騙して金を取るホストの愛の物語みたいな感じでしか見れなかったんだけど、堤監督の作品だと知ってから見直してみたら・・・すごくいい!普通、盲目を演じるのにわざとらしく視線をそらすのだが、見えているかのように細かい瞳の演技をやった広末はうまかった。渡部はホストよりもチンピラに見えてしまうんだけど?お兄ちゃんの怖くて実は優しい演技に注目。愛をいつの間にか忘れてしまっていた、孤独で悲しい人間模様を実にうまく描いている。どう見てもそり合わない二人だが?本当の愛を感じさせてくれる。最後に悪人なんていないんだと思わせてくれる。愛はお金では買えない・・だけど現実はねぇ・・悲しいかな、そう言ってらんない時代かな。 |
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どの登場人物にも一瞬、己を投影できる引き込まれる作品 Date:2008-02-17 おすすめ度 ![]() 渡部篤朗氏の演技が卓越していますが、脚本の素晴らしさもあると思います。人物設定も結構ありがちなチンピラと世間を知らないお嬢さんの類なはずなのに、2人が互いに響く部分が見ている側の痛いところを突いている気がしました。悲哀もずるさも優しさも、交錯する展開の中で感じ取れる素晴らしい作品だと思います☆ 放送当時に最初から最後まで初めて全編通してみたテレビドラマでとにかく面白かったです。 渡部さんのモノまねして『あこぉ〜』て机や壁にもたれたりしてました♪ |
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最高のドラマ作品 Date:2008-01-29 おすすめ度 ![]() 素晴らしい作品だ。渡部篤郎も広末涼子もそれぞれ最高の演技を披露しているし、堤幸彦の演出、龍居由佳里の脚本もドラマの枠を超えている。脇を固める藤原竜也の存在も光る。 出生に悲劇があり(それがどの様なものだったのかは結局はっきりとは明かされない)、人間を信じない一つの孤独な魂が、愛によって救済される話はよくある展開ではあるのだが、堤-龍居コンビの手にかかるとそれは他に類するものがない作品に昇華してしまう。 所々にストツプモーションを効果的に挟み込みこむ絶品とも云うべきカメラワークは、凡百のドラマとは截然と違っている。 盲目の亜子(広末)の生き別れの兄と偽り近づいたレイジ(渡部)が、亜子に嘘がばれたと知った後に、夜の庭で目を閉じて亜子を探す。その後二人が手を握り合うシーンでのそのアングル! センターよりやや右に手を取り合う渡部と広末を配し、そのバックに風に揺れる木々を映し出し二人の心象を象徴化させた演出は、この作品のハイライト・シーンであると思う。「やっと見えたの、本当の自分の心。今まで見ようとして見えなかった自分が・・・見えたの」と告げて立ち去る広末を見送った渡部がつぶやく「亜子・・・俺には俺が見えないよ・・・」 視聴率的には不振だった作品だが、演出・脚本・演技共間然とするところのない傑作であったと思う。 |
