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千年女優 [DVD]

定価:¥ 5,040
マーケットプレイス価格:¥ 3,770 (税込)

販売元:バンダイビジュアル
カテゴリ:DVD
JAN:4934569615473
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エディターレビュー
   30年前に、表舞台から姿を消した伝説の大女優・藤原千代子。インタビューに答えて、自らの生い立ち、そして秘められた恋を話しはじめた彼女だが、その実体験と、出演した映画のシーンがいつしか混ざり合う…。
   『PERFECT BLUE』で気を吐いた今敏監督の、劇場用長編第2作。『PERFECT~』は現実と妄想が交錯するサイコスリラーだったが、同様の枠組みをよりポジティブ、かつ、切ない方向に昇華させたのが本作だと言える。
   戦前、戦後を通じて活躍した女優の一代記に、時代劇や怪獣映画、SF映画などのシーンが目まぐるしく絡み、時空を越えた恋物語に、観客もいやおうなしに巻き込まれる。そのここちよい酩酊感! 90分という上映時間が終わっても、もう少しその中にいたかったと思えるほどだ。
   何よりノスタルジアをかきたてられる時代考証が見事。平沢進(元P-MODEL)による音楽も印象的にシーンを盛り上げる。スピルバーグ率いるアメリカのメジャー配給会社「ドリームワークス」が世界配給を決定したのも納得の傑作だ。(安川正吾)
レビュー
「でもいいの、だって、私は…」 Date:2010-01-18
おすすめ度
「一番大切なものを開ける鍵…」

「千年女優」は、作品世界が、現在・過去・未来、と時空を越えた「入れ子構造」となっており、絢爛たる輪廻転生譚となっている。
芸能界を引退して久しい伝説の大女優・藤原千代子は、それまで一切受けなかった取材に30年ぶりに応じた。千代子のファンだった立花源也は、カメラマンの井田恭二と共にインタビュアーとして千代子の家を訪れる。少しずつ自分の過去を語りだす千代子。しかし千代子の話が進むにつれて、彼女の半生の記憶と映画の世界が段々と混じりあっていく…。
プロダクション社長と部下のカメラマンが、現在は70才となり隠居中の伝説の大女優宅を訪ねて、インタビューを撮りに行く。千代子は、少女時代に会ってから、以後一度も会えない謎の男を一途に愛し、彼を必死で追い続ける。その姿を観客に見せるために、「伝説の大女優が、自らの歴史を語るドキュメンタリー作品のインタビュー」という設定にしている。全盛期の日本映画界を舞台とすることで、時代は平安・鎌倉・幕末・戦中・未来と様々に重なり合って千代子の「あの人」を追いかける姿を追っていく。その姿は映画作品なのか?現実なのか?

戦前・戦中の少女時代に出会った「あの人」は今はどこにいるのか?一目会いたい。「女優になれば、あの人も気付いてくれるかもしれない」との思いで女優となった千代子。時や場所を変え、銀幕上で必死に「あの人」を捜す千代子。その生涯は「あの人」を捜すことに費やされる。
豪華絢爛の銀幕の純愛ストーリー(TωT)ウルウルと見ていたら、最後の最後の「いまわのきわの一言」で全てがひっくりかえる。ラストのモノローグにびっくり。(以下重要なネタばれ)





「でもいいの、だって、私は…」
「あの人を追いかけるあたしが、好きなんだもの」

最後まで女優です。お見事です。
千年の駆ける一人の女優 Date:2009-10-27
おすすめ度
昭和を代表する大女優、藤原千代子のドキュメンタリー番組の制作のため、立花源也とカメラマンは、山奥で暮らしている老いた彼女の元を訪れてインタビューを行う。

映画か、思い出か?!夢か、現実か?!
語られる自身の映画人生、秘められた恋心…。
それらが騙し絵の様に絡み合いながら語られる彼女の一代記。
愛しい「鍵の君」を一途に追いながら、千年という壮大な時を共に駆け抜ける!


この映画は観る人の感性に頼っている部分が大きいかもしれない。
ストーリーは全然複雑ではない。
しかし、表現が非常に複雑!
千代子の語る思い出にインタビュアーが入り込んだり、現実なのか、映画のエピソードなのかハッキリしなかったり。
ただ、千年の時を一途に追い続ける壮大な恋と、フィルムの断片を行き来するかのような躍動感は大いに感じられる筈!
ラスト間際の、過去の自分がフラッシュバックするようにシーンがどんどん切り替わる場面は、本当に千年を時を感じる…!


注意してもらいたいのは、この映画はタイムスリップだとか生まれ変わりのようなファンタジーの要素は無い。
だからこそ、この映画の表現力は本当に凄い。
一生懸命生きる! Date:2009-10-19
おすすめ度
「千代子さん」は、素敵だ。
まなざしの向こうに「愛」があって。
でも、真実は…、ちょっと悲しい。
人間の寿命はけっこう長い、「魂」だけは、少女の様に。
私も、真剣なまなざしで生きて行きたい。
と、思わせる作品です。

脚本のための演出 演出のための作画 Date:2009-10-03
おすすめ度
この脚本のためにこの演出、この演出のためにこの作画、
という感じで、アニメーションという媒体の成せることを
最大限に引き出したように思います。
アニメならばアニメにしかできぬことをやるべき、
日本ならば日本でしかできぬことをやったほうが有利、
そんな監督のこだわり、意図が作り方の中に垣間見えます。
この調子でずっと?と、途中でやや中だるみはするものの
最後の最後はやはり見事に物語が結び、平沢進の名曲を背景にした
エンディングは、非常に感動いたしました。
アニメならでは Date:2009-09-02
おすすめ度
映画というよりアートに近いような気がします。美しい作品でした。
しかし、いろいろ細かいところに気付いてやろうとして考えながら見る癖がいけないのでしょうか、ストーリーは大変ありがちで陳腐に感じてしまいました。

見て感じたことは、人が人を好きになり、追いかけていく心はいくつになっても変わらないということです。故に、彼女はいくつになっても一途な少女のような心と共に老いず、その輝きはくすむ事がありません。そんな彼女に惹かれたゲンジもまた、彼女を追いかけることで物語の中で活き活きと描かれています。
物語終盤の疾走感は、アニメならではで大変吸い込まれました。

気になるところは、鍵の君の存在です。
一体どうして捕らえられていたのか、また画家という以上の手がかりもない上、律儀すぎるまでに彼女に手紙や絵や約束を残していったということ、にすごく引っかかってしまいました。ちょっと助けてもらっただけの少女にここまで何かを残す必要があったのか、ましてや時代的混乱の最中に……
と、まあこんな風に考えることはこの作品に対して大変ナンセンスということを理解して見ると、飲み込みやすいかもしれません。
もう少し歳をとったらまた見てみようと思うので、☆半分にしておきます。
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