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生きる [DVD]

脚本 黒澤明 , 脚本 橋本忍
定価:¥ 6,300
マーケットプレイス価格:¥ 5,614 (税込)

販売元:東宝
カテゴリ:DVD
JAN:4988104021519
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エディターレビュー
   無気力な日々を過ごしてきた公務員の渡辺(志村喬)は、ガンで後半年の命と知らされ、恐れおののき、嘆き悲しんだ末、市役所に懇願する人々の願にこたえて公園を作ろうと努力していく…。
   黒澤明監督が、人間の尊厳を高らかにうたい上げたヒューマン・ドラマの傑作。そこにはどんな者であれ、人はここまで高められるのだという希望と同時に、ルーティンワークに甘んじる体制社会、およびそこに安住する人々への痛烈な批判も込められている。黒澤映画のいぶし銀、志村喬の代表作。自由奔放にふるまう部下のとよ(小田切みき)との交流の数々もせつなく印象的だ。後半、いきなり主人公の葬式シーンへと飛躍し、周囲の者が彼について回想し始めていくという構成も、実に大胆かつ秀逸。最期に主人公が公園で歌う流行歌『ゴンドラの歌』は、本作の功績によって今ではスタンダードな名曲として讃えられている。(的田也寸志)
レビュー
幸せは目じりに。 Date:2009-12-19
おすすめ度
時代のせいかもしれませんが、公務員30年もできてええなと思ってしまいます。
小田切さんも辞めるなんてもったいない。
私は生きるだけで精一杯。
生きる目的なんて考える余裕すらないもんなあ。
怠慢?

でも、観てよかったです。
小田切さんとデートしてるときの渡辺さんの目じり、幸せそう。
生きてますね。
そんなささやかな幸せなら私だってこれから経験できるかも。

重いと思ってましたが、意外とコミカルです。
現代でやるとしたら、渡辺さんは松尾スズキさん。
もうミイラを演じきってほしいです。
小田切さんは麻生久美子さん。
「役所では本当に困ってるひとの役に立てない」と言って
海外へ飛び出して行きそうじゃないですか。
んで、「踊る大捜査線」の湾岸署の署長たち3人組も登場させたい。
渡辺さんが取り組むのは、少子化対策か待機児童の解消か産科医不足の解消か。

「グッドウィルハンティング」や「恋の門」、「8マイル」とか好きならひとなら好きかも。

っていうか我が国の総理に見て欲しい。
何代目かは、フフフ(笑)
言われてる程は Date:2009-05-06
おすすめ度
えらい高評価なので期待してみました。結果は期待外れ。非常に地味な作品です。もうちょっと自分の心理に影響があるんじゃないかと期待してた分、地味でインスパイアされる要素がほとんどなくがっかりです。
地味ですがこの方が結構現実味があるのかな。後半の下りにはがっかりしました。
死を目の前にした人間の変貌ぶりを表現した映画ですが、後半の覚醒した部分が短すぎます。ちょくちょく回想しますが、正直あれだけで後半の崇拝ぶりは無理があるんじゃないでしょうか…。
人間が死ぬまでに何を成すべきか Date:2009-03-19
おすすめ度

人は何のために生まれてきて、そして死ぬまでに何を成すべきなのか、ということを考えさせられた作品だ。

主人公は30年間無欠勤を続けていた市役所の市民課長で、毎日ただその日を何事もなく過ごすことだけを目標のように生きている。そんな彼が胃がんで余命半年程度と自覚した時からこの映画はスタートする。

この主人公を演じる志村喬の演技がすばらしい。不治の病と知って打ちのめされる表情、同居する息子夫婦にがんであることを打ち明けようとしてそれができないやるせない表情、市役所を無断欠勤して若い女性にすがりつく情けない表情、そして最後に死ぬまでになすべきことを見つけてそれに取り組む決意に満ちた表情などを見事に演じ分け、まさに迫真の演技だ。

自分も含めて健康な人間は自分が半年後に死ぬなどと想定することは滅多になく、それが故に忙しい毎日を生きるのが精一杯な人が多いと思うが、生まれたからには死ぬまでに何か足跡を残したい、そんな気持ちになる作品だ。
答えのない問題。 Date:2009-02-06
おすすめ度
自分の余命があといくばくもないと知った時、
主人公の心の“明かり”であった、子の心は、
もはや手の届かない場所にあった。
「自分の人生とはなんだったのか」そう自問した時、
主人公は公園を造る、人のために生きるという“明かり”を見つけた。
その計画に奔走し、ついに死の間際には、公園が完成する。

妻を早くに亡くし、子を明かりとして生きても、
子の心はいずれ親元を離れる。子には子の人生がある。
ただ、今、心は近くになくとも、子に捧げた人生であったとても、
それはそれで良かったのではないだろうか。
ただ、ジタバタしたくなるのが人間ではあるが。

最期に主人公は自らが実現した公園のブランコに乗り、生涯の幕を閉じる。
残された者は、主人公の最期は素晴らしかった。
と褒め称えたが、果たして心の中はどうだったろうか。
確かに最期はブランコに乗りながら笑みを浮かべていた。
ただその笑みは満足感から湧き上がる笑みというよりも、
人生の諦め、悟りから生まれた笑みのように見えた。
その無力さ Date:2008-12-14
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はじめて黒澤映画をみた。
正直驚いた。
名作は時代を問わず名作なんだということに。

死を悟ったとき、遊び回りたくなる気持ち、そして無意味さに気付き、なにか大きな事業を成功させたいという気持ち、よくわかる。

そしてその努力にみんなが少しずつ付いてきてくれる。
最後は事業は完成する。

しかし、現実はそうそう甘くない。
折角主人公が苦労して完成させたプロジェクトも結局は偉い人の手柄になってしまう。
その場では主人公の行動力に感銘を受けて見習おうと言い出した人たちも、日常に戻ってみれば一個人の力では結局今まで通り無気力な人間に戻ってしまう。

志村喬さんの演技もすばらしい。
カットが一々美しい。
後世に伝えたいすばらしい映画だ。
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