Champion Sound

定価:
マーケットプレイス価格:¥ 2,207 (税込)

レーベル:Stones Throw
カテゴリ:CD
JAN:0659457206222
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  1. L.A. To Detroit
  2. McNasty Filth
  3. Nowadayz
  4. Champion Sound
  5. The Red
  6. Heavy
  7. Raw Shit
  8. The Official
  9. The Heist
  10. The Mission
  11. React
  12. Strapped
  13. Strip Club
  14. The Exclusive
  15. Survival Test
  16. Starz
  17. No Games
エディターレビュー
   大方のラップのプロデューサーと、ローランドのキーボードを操るレコーディングエンジニアのひそかな願いは、普段とは逆に、ラッパーたちにときどきコントロールノブを1個か2個(あるいは24個)いじくり回してもらいながら、自らマイクを持ってラップの腕前を披露することだ。それなら、ラップ界でもっとも異端なプロデューサーふたりが、おたがいが作ったビートを交換してライムを刻むフル・アルバムを制作したらどうなるだろうか?

   まず第一に、ヒップホップ・サウンドがこれから進むさまざまな可能性を耳にできる。マッドリブが手がけた「The Official」では、ひずんだベースラインと陰鬱なドラムが、絶えずリスナーの頭をけだるく官能的に揺さぶるにちがいない。「The Mission」では、ジェイ・ディー(ディラ)が「プロデューサーがラップなんてするはずがないと言ったのはどこのどいつだ?」と大げさにラップしている。

   だが、さらなる才能を秘めたモータウンの子分フランクとダンクと共演する「Heavy」や「Mcnasty Filth」では、その言いがかりに反論できるほどすばらしい仕事はしていない。MCとしてのふたりを比べれば、おそらく間違いなくマッドリブの方がジェイ・ディーより優れている。しかし、「Re act」で裏声を響かせるクァジモトといった数々の別名義で、ディーより長い時間をかけてMCスキルを磨いてきたマッドリブであっても、段違いに優れているというわけではない。

   また、ビートについて言えば、本作は一級品と言えるかどうかぎりぎりのレベルで、お聴きの通り、インスピレーションを求めて古典的なインド音楽の枠組を熱心に取り入れている。そして、そのボリウッド(インドの映画産業)サウンドが、タイトル曲と「Survival Test」の中に縫うように織り込まれている。けれども、いい加減な自慢話と、女性を誘惑することに関するほとんど印象に残らない話ばかりが詰まったアルバムを聴きたがるリスナーがいるとは思えない。

   モス・デフかブラック・ソートかファロア・モンチの才能を借りることができたら、この夢のプロジェクトは、コンセプト的にはもっと夢見るようなアルバムになっていたはずだ。結局のところ本作は、サウンドの面ではたしかにチャンピオン級だが、ライムの面ではロサンゼルス・クリッパーズ程度の今ひとつのレベルである。(Dalton Higgins, Amazon.com)

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